※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります
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<作品概要>
・タイトル:元公爵令嬢の就職~料理人になろうと履歴書を提出しましたが、ゴブリンにダメだしされました~
・ 著者 :みたらし団子
・イラスト:Nardack
・投稿時点での発行巻数:3巻(刊行中)
<評価>
・ シナリオ :★★★★★★★★★☆
・ 構成 :★★★★★★★★☆☆
・ 世界観 :★★★★★★★★★★
・ 雰囲気 :★★★★★★★★★☆
・キャラクター:★★★★★★★★★☆
・ テキスト :★★★★★★★★★☆
・ 絵 :★★★★★★★★☆☆
・ 読みやすさ :★★★★★★★★★★
・ 総合 :★★★★★★★★★☆
・ オススメ度 :★★★★★★★★☆☆
<百合的注意点>
・百合度:低~
・男性キャラの登場頻度:ほぼ常時
・ 男性キャラの邪魔さ :低?
<感想など>
こんばんは!
これから時間が出来そうということで、久々に自分の書いた小説を見直していたのですが、超面白くてびっくりしました。やはり自分の好みに極限までカスタマイズされているからなのでしょうね。残念ながら文章力の低さや粗は目立ったものの、最高の作品だと再確認出来ました(自賛)。完結済みの作品はともかく、それ以外、特にファンタジー作品の舞台設定を思い出すのにものすごい時間がかかりそうですが、何とかして続きを描きたいですね・・・。
さて、本日の紹介はなろう作品。「元公爵令嬢の就職~料理人になろうと履歴書を提出しましたが、ゴブリンにダメだしされました~」です。
仕事漬けの公爵令嬢ソフィアは婚約者を奪われた上に国外追放された。命からがら、辿り着いたのは大都市・マンデリン。そこで亡き母の味・和食に出逢った彼女は、魔王軍の食堂に就職を決意!だが「人間には無理」と烙印を押され、履歴書で落とされてしまう。そんな折、居候先の狼娘に知らされたのは、自分の調理魔法が“国宝級”という新事実だった!? 彼女の力をめぐり各国が動き始めているとは露知らず、厨房で働きたいソフィアは面接での再起を図るが……? 才能に無自覚な少女が“おいしいご飯”で異種族の胃袋を次々握り、果ては国境を越えて世界を席巻していく!人も魔物もやみつきの絶品グルメファンタジー!
なろうのファンタジー作品に多くあるように、本作品にも異世界転生(転移)要素があります。けれどその転生者(転移者)が主人公でない、どころか主要人物に存在しないというのは中々新しいですね(知らないだけの可能性もありますが)。
お話は悪役令嬢物などでお決まりの婚約破棄、そして国外追放からスタートします。今作の婚約破棄の一連の流れは冤罪によるものだったため主人公は普通の、むしろかなりの善人です。そんな元公爵令嬢が追放されて流れ着いた"魔国"と呼ばれる国で拾われ、頑張ってお仕事をしていく。そんな感じのストーリーです。ちなみに主人公周りは基本的にぽわぽわしていてのほほんとした空気ですが、彼女を追い出した国、そして周辺諸国は中々にシリアスな状況に陥っており、二巻以降は徐々にそちらの空気に主人公も巻き込まれていきます。
主要キャラクターは比較的女性が多めでしょうか。魔国に存在する立った二人の人間の片割れが、主人公が幼少期に交流のあった男性であるため途中からその二人の話も徐々に増えていきます。ただ三巻まで読んだ段階で、主人公含めて基本的に色恋の話はありません(婚約破棄関連の話や、主人公の妹に異様に執着する男性陣を除く)。
ちょっと主人公の妹に執着する連中の人格・性格が「うーん・・・」という感じなのですが、男女問わずキャラクターはいい感じだと思います。特に件の妹、それと主人公の親友(!)であるという他国の聖女様が個人的にものすごく好みです。百合度は控えめですが、その逆の懸念も今のところ低めなのは好ポイント。全体的に安定して楽しめる作品なので、ファンタジー作品が好きな方は買って損ない作品と言えると思います。百合度が控えめであるという点のみ理解した上で、検討していただければと思います。
それではノ
※コミカライズしているのでkindle版のみそちらも貼っておきます。漫画版に関しては私は購入していないため、評価は出来ません。安価なので気になった方はこちらから入ってみるのもありかも?