※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
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<作品概要>
・タイトル:花街の用心棒
・ 著者 :深海亮
・イラスト:きのこ姫
・投稿時点での発行巻数:2巻(完結?)
<評価>
・ シナリオ :★★★★★★★★★★
・ 構成 :★★★★★★★★★★
・ 世界観 :―
・ 雰囲気 :★★★★★★★☆☆☆
・キャラクター:★★★★★★★★★★
・ テキスト :★★★★★★★★★☆
・ 絵 :(表紙のみ)
・ 読みやすさ :★★★★★★★★★☆
・ 総合 :★★★★★★★★★★
・ オススメ度 :★★★★★☆☆☆☆☆
<百合的注意点>
・百合度:低
・男性キャラの登場頻度:ほぼ常時
・ 男性キャラの邪魔さ :―
<感想など>
こんばんは!
気が付けばもう6月。あとちょっとで番組改変期ですね。早いものです。アニメといえば、先日ついに「プリチャン」が終わってしまいましたね・・・。三年間、本当に楽しませてもらいました。高い百合度と安定した面白さ、そしてクオリティの高いCG。本当に素晴らしい作品でした。確か10月あたりからは「プリパラ」が帰ってくると記憶しているので、そちらも非常に楽しみです。アプリが始まるはずなので、気が向いたら手を出してみようかしら?
さて、本日紹介する作品は「花街の用心棒」。タイトルとは異なり、花街で用心棒をしていた少女が、後宮で用心棒をするお話です。
雪花(せつか)は養父の借金完済を目標に、花街で腕利きの女用心棒として働いていた。しかし、雪花に興味をもった美貌の若き大貴族・紅志輝(こう しき)によって日常は激変する。
彼は借金を勝手に清算し、代わりとして後宮である仕事をしろと命じたのだ。それは最上級の身分である貴妃の護衛。貴妃は暗殺者に狙われているというが……。
自分のような民をとりたてる志輝を怪しみながらも守銭奴っぷりを発揮して契約した雪花。
だが、この後宮での護衛と暗殺騒ぎが、雪花が捨て去った宮廷にまつわる過去にまで繋がり――?
ジャンル的には何になるのだろう。サスペンス・・・ファンタジー?
とにかくストーリーが良く、また構成の素晴らしい作品でした。キャラクターも魅力的で、特にお妃様の四人が好き。文章も読みやすく設定もいい。非常に完成度の高い作品です。にも関わらずお勧め度が低いのは、言うまでもなく百合度が低いからですね。や、百合度が低いであろうことは読む前からわかっていたのですけど、色恋の絡まないストーリーだと思ったんですよね。それが思った以上に主軸にいたため、想定以上にお勧め度は下がった感じです。
全体的にシリアス度が高いことは言うまでもないと思いますが、掛け合いも面白いしテンポもいい。名称が中華系で、馴染みがないと読みに悩むことがくらいしか欠点もないように思います。百合度が低いことと色恋関連の云々を理解した上で、試し読みで好みのタイプだと判断できれば非常に楽しめる作品だと思います。もし気にかかった人がいたら是非読んでみてください。
それではノ