百合好きによる百合好きのためのレビュー

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剣と魔法とナノマシン

※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります

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 <作品概要>

・タイトル:剣と魔法とナノマシン
・ 著者 :ベニサンゴ
・イラスト:舛田恭
・投稿時点での発行巻数:2巻(刊行中)

 <評価>

・ シナリオ :★★★★★★★★☆☆
・  構成  :★★★★★★★★☆☆
・   世界観  :★★★★★★★★☆☆
・   雰囲気  :★★★★★★★★★☆
・キャラクター:★★★★★★★★★☆
・ テキスト :★★★★★★★★☆☆
・    絵   :★★★★★★★☆☆☆
・  読みやすさ :★★★★★★★★☆☆

・  総合  :★★★★★★★★☆☆
・  オススメ度 :★★★★★★★☆☆☆

 <百合的注意点>

・百合度:低~
・男性キャラの登場頻度:中
・  男性キャラの邪魔さ :低

 <感想など>

こんばんは!

最近は勉強をしなくなったため一気に暇になって、どんどん書籍の消化が出来ています。またソシャゲも増やさないよう心掛けているので、より、という感じですね。まぁその分steamとか普通にADVとかに手を出しているので、今後はゲーム作品の紹介もしていきたいですね。

 

さてさて、まだまだ小説作品の紹介を続けていきますよ。今回はなろうの商業化作品で、「剣と魔法とナノマシン」です。

空には宇宙船が飛び交い人々は電脳と共に生活する──そんな超科学の発展した世界で生まれ育った少女ララは、ひょんなことから剣と魔法のファンタジー世界に迷い込む。摩訶不思議な魔法の存在に首を傾げ、迫りくる獰猛な魔獣をナノマシンの力でねじ伏せた彼女は、ひとまずこの見知らぬ世界を旅することにした。凄腕の女傭兵や清純な神官の少女と共に、ララは未知とロマンの溢れるファンタジー世界を歩き出す。

第一巻のサブタイトルである『最強SFチート娘のファンタジー漫遊譚』から、ファンタジーとSFの融合的な作品かと思ったのですが、普通にファンタジー作品でしたね。SF要素に関しては、主人公の生い立ちと、彼女の操るナノマシン以外には基本的になく、作品全体の流れや雰囲気も普通になろう系ファンタジー作品です。素直に『なろう系』、『チート主人公』、『無双』―――こんな感じで考えておくのがいいでしょう。

メインキャストは表紙の三人ですね。バカンスのはずが謎の惑星(世界自体も違う可能性)に不時着してしまった主人公・ララ。彼女が初めてであった現地の人間で、右腕に特殊な呪いを宿した傭兵・イール。二人の旅の道中で偶然出会った武装新刊・ロミ。それと現時点のサブレベルでは二人。ロミの師匠的存在で、一教会の神殿長を務めるレイラ。それにイールの妹ちゃんで重度のシスコン娘・テトルです。メインの三人に関しては全員がチートクラスの能力で、ララは少し突出してますが、残りの二人も大概、という感じですね。

百合度はあまり高くありません。三人は普通に仲はいいですが、いちゃいちゃするような感じではありません(してないわけではないのだけど)。強いて言うならイールの妹であるテトルだけはかなりのガチ勢なのですが、今のところ彼女の登場頻度がそこまで高くないんですね。かつ登場する時は物語の佳境が多かったため、そういう雰囲気にもなりにくいという。今後についてはわかりませんが、百合度が高くなるような作品ではないと思っています。

結論としては、まぁ普通になろう作品かな・・・?という感じです。キャラクターは悪くないし作品全体の雰囲気やストーリーもそこそこなので、可もなく不可もなくな作品だと思います。百合を求めて買うには適さないですが、普通になろう作品が好きという方にはそこそこ勧められるかと思います。ただ単価は高いので、躊躇う場合はweb版をチェックしてからの購入がいいでしょう。気になる方は検索してみてください。

それではノ