※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります
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作品概要
・タイトル:最果てのともだち
・ 著者 :雪宮ありさ
・ 掲載誌 :まんがタイムきららフォワード
・投稿時点での発行巻数:2巻(刊行中)
評価
・ シナリオ :★★★★★★★★★☆
・ 構成 :★★★★★★★★★☆
・ 世界観 :―
・ 雰囲気 :★★★★★★★★☆☆
・キャラクター:★★★★★★★★★☆
・ 絵 :★★★★★★★★☆☆
・ 読みやすさ :★★★★★★★★★☆
・ 総合 :★★★★★★★★★☆
・ オススメ度 :★★★★★★★★☆☆
百合的注意点
・百合度:低~中
・男性キャラの登場頻度:中
・ 男性キャラの邪魔さ :―
感想など
こんばんは!
すみません、ちょっとさぼってしまいましたがまた頑張って更新していきたいと思っている水城ですごきげんよう(挨拶)。
最近は新作もそうですが、結構過去作を読み返したり、新刊が出た作品を最初から読み返したりでそういうのに時間を使ってます。なのでまた過去作でも未紹介作品とかがあれば紹介していきたいですね。
ということで本日も作品紹介です。本日紹介するのはフォワードで現在連載中のホラー系作品、「最果てのともだち」です。
<ストーリー>
学校でいじめられている内気な少女・アサヒが、毎日のように放課後通うのは、廃校舎で待つ幽霊の少女・キヨと女教師のところ。少女たちの抱く真っ直ぐな歪みは、夜に小さな光を落とす。怖いものなんてない。近くて遠いあなたがいれば――。儚くも尊い、エモーショナルホラー・第1巻。
ということで、小学校が舞台作品ですね。怪現象で廃校になり、取り壊しも出来ずに放置されている校舎。その中で出会った少女と、少女の霊のお話です。きららですがフォワードなので、結構ストーリーがしっかりしたタイプの作品ですね。
<キャラクター>
主要キャラクターは一巻時点では三人。
まずは主人公で、紹介文にも名前のあるアサヒ(日向アサヒ)。学校でいじめられており、同級生に奪われたものを廃校舎に投げ捨てられたことからヒロイン?キヨと縁が出来、そちらへ通うようになります。辛い日々を送っていたのですが、キヨと先生と出会うことで、小さな希望を見出し始めます。
ヒロイン・キヨちゃんは今のところ謎の存在です。旧校舎が廃校になるきっかけとなった先生の死亡事件と、怪現象。それが発生する以前、つまりは校舎がまだ利用されていた頃から幽霊としてその学校に居座っていたようで、生前どのような人生を送ったのかは語られていません。現在は唯一の友人であるアサヒに強く依存しており、彼女を束縛しようとする意志がかなり強く見られます。かなり強い力を持っているようで、その気になれば人を殺すくらいは簡単に出来る・・・?
三人目は校舎が移されるきっかけとなった先生(終夜ヒカリ)。かなり危うさのあるキヨちゃんとは対称的に、非常に理性的ないい先生です。生前こそ惨々な目にあって亡くなられたものの、今ではアサヒちゃんとキヨちゃんを優しく見守る素敵な女性といった感じがします。
ということで、第一巻はアサヒちゃんとキヨちゃんの出会いが中心に描かれています。そして第一巻のラストで登場し、第二巻から一気に真のヒロインの座へと駆け上がる少女・ユウ(日暮ユウ)。家系的に霊感が強いようで、舞台の廃校に限らず、日常的に霊を目にしている『見える子』です。アサヒにとっても重要な立場の相手になることは間違いなく、アサヒを束縛しようとするキヨちゃんを相手に台風の目となることは間違いないでしょう。
<百合度>
百合度は高くはないですね。何分シナリオが非常に重くシリアス度が高すぎるので、どれだけアサヒとキヨちゃんがいちゃいちゃしても、キヨちゃんがヤンデレちっくになっても、『百合度が高い』という感じにはならないですね・・・(笑)
<総評>
素直にシナリオがいいと思います。ただし『ホラー』に並んで『いじめ』も重要なテーマとなっているため、読んでいて嫌な気持ちになる方は一定数いると思います(少なくともあまり気持ちよくはないでしょう)。ということで人は選ぶと思いますが、作品としては良作だと思うので、気になる方は読んでみてください。
それではノ