百合好きによる百合好きのためのレビュー

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結城友奈は勇者である

こんばんは! 最近「原神」なるソシャゲを開始したのですが、これの時間泥棒具合がやばい・・・。「崩壊」シリーズからmiHoYoの流れで来たのですが、今までのアクションRPG形式からオープンワールドになったことで、色々回っているだけで気が付けばものすごい時間が過ぎています。翌日仕事があるのに普通に四時まで起きてしまったのは久々でした・・・。まだ始めたばっかりなので内容については何とも言えないですが、今のところいい感じです。ちなみに崩壊シリーズ(「崩壊学園」、「崩壊3rd」)も結構リリースから時間が経っていて運営がもうあれですが、普通に面白いのでおすすめです。プレイヤーがいないor空気なのもベネ。結構お勧めなので気になる方はやってみてください(運営は本当に期待しないほうがよいです)。

 

さて、そんな流れで、本日は漸く、「ゆゆゆ」、及び「ゆゆゆい」の紹介です。

いやぁ、始めてから紹介まで随分長かったですね・・・。話題には度々挙げてましたが、やっと記事になります。なお今回紹介するのは、以前ちらっとお話したように原作と言える"アニメ"、それと"ソシャゲ"です。ノベライズ、コミカライズはちょっと上げるのがめんd大変なので今回は割愛させていただきます。ご容赦をば。

 

アニメ(原作)

※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※記事にネタバレを含む可能性があります

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※画像クリックで『大満開の章』公式サイトに飛びます

 <作品概要>

・タイトル:結城友奈は勇者である
・ 監督 :岸誠二、福岡大生
・ 制作 :Studio五組

 <評価>

・ シナリオ :★★★★★★★★★★
・  構成  :★★★★★★★★★★
・  脚本  :★★★★★★★★★★
・  世界観   :★★★★★★★★★☆
・  雰囲気   :★★★★★★★★☆☆
・キャラクター:★★★★★★★★★★
・  作画  :★★★★★★★★★★
・   ボイス  :★★★★★★★★★☆

・  総合  :★★★★★★★★★★
・  オススメ度 :★★★★★★★★★★

 <百合的注意点>

・百合度:低~中
・男性キャラの登場頻度:低
・  男性キャラの邪魔さ :―

 <感想など>

さて、まずは原作と言えるアニメーションの紹介です。なお上記評価項目については第一期と第二期を併せてあります。

結城友奈は勇者である―――「ゆゆゆ」と言えば、言わずと知れた超有名作品。ここに来ているような方で存在すら知らないという方はまぁいないでしょう。「ゆゆゆ」のアニメーションシリーズに共通して言えること、それは序盤の和やかで微シリアスな雰囲気から、中盤・後半にかけての急転直下のシナリオ展開でしょう。基本的に後半は極めてシリアス度が高く、かつ重めの展開になります(欝系ではないですがかなり暗いです)。とにかく作品の構成が素晴らしく、また脚本がいいのが最大の売りだと私は思っています。また作画に関しても安定の五組。基本的に大きく崩れることはありません。ちなみに一期は12話で一つのお話であるのに対し、二期は半分の六話ずつで区切られています。先にノベライズ展開していた「鷲尾須美は勇者である」が前半、そして一期と時間続きの続編となる「勇者の章」です。

もちろんキャラクターも非常にいいです。ちなみに「ゆゆゆ」と言えば、比較的百合要素の多い作品とみなされがちな事がある(気がする)のですが、実は原作の百合度はそこまで高くありません。というか、普通に王道少年漫画系の展開ですからね。主要キャラクターが全員女の子なので画面は華やかですが、そこはブレません。

―――とまぁ、作品全体の雰囲気はこんな感じです。シナリオについてはここで触れる必要もないでしょうし、全く知らないのであればそのまま視聴した方がいいです。シリアス度が極めて高いため少し視聴にパワーを必要としますが、絶対に視た方がいいと言える作品の一つです。もし未視聴の方がいたら(意外といるんじゃないかな?)、この機会に是非ご視聴を。

 

ソーシャルゲーム

※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※記事にネタバレを含む可能性があります

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※画像クリックで公式サイトに飛びます

 <作品概要>

・タイトル:結城友奈は勇者である -花結いのきらめき-
・メーカー:KADOKAWA/オルトプラス
・  ハード :―(スマートフォンなど)
・ジャンル:勇者きらめきRPG

 <評価>

・ シナリオ :★★★★★★★★★★
・  構成  :★★★★★★★★★☆
・   世界観  :―
・   雰囲気  :★★★★★★★★★☆
・キャラクター:★★★★★★★★★★
・ テキスト :★★★★★★☆☆☆☆
・    絵   :★★★★★★★★★☆
・    声   :★★★★★★★★★☆
・  読みやすさ :★★★★★★★★★★
・   操作性  :★★★★★★★★☆☆
・  ストレス度 :★★★☆☆☆☆☆☆☆
※ストレス度はUIに対するフラストレーションであり、作品内容に依存しません

・  総合  :★★★★★★★★★☆
・  オススメ度 :★★★★★★★★★★

 <百合的注意点>

・百合度:中~高
・男性キャラの登場頻度:ほぼ無
・  男性キャラの邪魔さ :―

 <感想など>

さてさて!それでは今日の本命、「ゆゆゆい」です。

「ゆゆゆ」シリーズのソシャゲ版ということで、いわゆるオールスターズ。「ゆゆゆ」、「わすゆ」、「のわゆ」など、各種シリーズの勇者たちが参加する作品です。大雑把に概要だけ説明すると、神々の集った神樹というプログラムにとある支障が起き、それを解決するために神樹が色々な時代の勇者たちを自分の内部に作った世界に呼び出した―――そんな感じの舞台設定です。

 

・ストーリー

メインシナリオは章で分かれており、最初は「花結いの章」から始まり、各種勇者たちの章(いわゆる「ゆゆゆ」、「のわゆ」などのメインシナリオのおさらいみたいな感じ)、「花結いの章」続き、といった感じで、「花」「ゆ」「花」「ゆ」「花」「ゆ」「花」「花」「花」―――という流れで第一部は進みます(完結済み)。「花結いの章」は最初の内はシリアスはほぼなく、かなり和気あいあいとした感じで、後半シリアス度は増しますが、まぁベースのゆゆゆ程ではないです。

とにかくボリュームがものすごく、その上全編完全フルボイス。視聴には相当な時間がかかります。また、この作品に特徴的(だと私は思っている)なのは、ストーリーの難易度別で、シナリオが存在すること。私の知るこの手のゲームはメインストーリーは難易度分けはされてても、シナリオを読むだけならノーマルだけクリアすれば大丈夫というものが多いです。ですが今作は全ての難易度において別のシナリオパートが用意されており、その全ての視聴には全難易度の攻略が必要となります(ただしイベントだけは別で、期間限定である分、大抵は難易度ノーマル・ハード・エキスパートのうち、ハードまででシナリオは制覇出来ます。恐らくは初心者への配慮でしょう)。そのため基本的な(理想の)メインストーリーの進め方は、その話数のノーマル→ハード→エキスパート、次の話数のノーマル→ハード→エキスパート、という感じになります。これが非常に厄介で、はっきり言って始めたばかりの頃はかなり厳しいです。これについては次に紹介しようと思います。

内容に関してですが、原作―――アニメと比べると非常に、極めて、百合度が高くなっています。特にイベントシナリオは顕著で、基本的にギャグとイチャイチャしか存在しないと言っても過言ではないでしょう。また定期的に過去イベントの復刻をしており、今から始めても昔のイベントを随時楽しむことが出来ます(アルバム機能があるが、自力での消化経験が必要)。カード毎のシナリオはありませんが、イベントも含めて完全フルボイスなので、読みごたえは十分です。唯一気になる点としては、テキストでしょうか。シナリオはいいのですが、テキストのレベルが・・・残念。とても残念。私的には「ゆゆゆい」唯一の欠点だと思っています。ただ本当にそれだけなので、ストーリーに関しては本当に極めてお勧め出来ると言えるでしょう。

 

・ゲームシステム

ゲームシステムは長く続ける上で非常に重要だと思います。この作品はジャンルで言えばタワーディフェンスに該当し、左から右に攻めてくるバーテックスを、一番右の神樹様ゾーンに突入させないように戦っていくことになります。

難易度はそこそこですが、慣れるのにそんなに時間はかからないでしょう。また多少進めてSSRレベルのカードが揃ってくれば、ノーマル・ハード程度であればオートで画面を見なくても勝手に終わります。ただし序盤、高レアリティのカードが少ないうちはかなり難易度が高いです。より正確に言うと、クリア自体は難しくありません。ただ、いわゆるミッションの達成が困難です。ミッションは全ステージ共通(のはず)で『クリア』、『制限時間内クリア』、『離脱ゼロ』の三つなのですが、特に制限時間内が最初の内はほんっとーーーに難しい。しかもこのミッションクリア(☆三つ)、これを全ステージ達成しないと上の難易度が解放されません。つまりハード、ないしエキスパートに挑戦する事自体が出来ない(=シナリオが読めない)。これが序盤はかなり厳しい。よほどリセマラで頑張るか、お金の力を使わないと最初から全ステージエキスパート狙いは難しいでしょう。最上位難度はミッションクリアしなくても進めるのに支障ないですが、意外とノーマルで詰まる事が多いのです。

そのため序盤はある程度妥協しながらメインストーリーを進めつつ、期間限定のイベントシナリオを楽しむのがお勧めです。幸いイベントシナリオは基本的にシナリオパートがハードまでしか用意されていません。ノーマルだけミッションコンプ出来ればいいことになるので、何度か調整すれば手持ちが悪くても乱数でいける可能性が高いです(多分)。ある程度手持ちが揃ってから、ミッション達成できなかったところに戻るといいでしょう。

 

・ガチャ

さて、ガチャです。これもソシャゲを語る上では決して外せない、超重要項目ですね。

「ゆゆゆい」ですが、ガチャは甘い―――と言いたい所ですが、これは人によると思います。現在「ゆゆゆい」に実装されているカードのレアリティはN/R/SR/SSR/URです。ただしそのうちURはガチャが常設されておらず、期間限定でちょくちょく開かれます。基本的なガチャ(イベントなどの期間限定ガチャ含む)のレアリティはSSRまで。もちろんクリアするうえではSSRまでで十分で、そこで満足できるなら、「ゆゆゆい」のガチャは比較的甘めだと思います。その代わり最上位であるUR、これを狙うなら話は別。一気に厳しくなります。

排出確率ですが、SSRはベースで5%、ただ高確率で変動があり、10%排出なども期間限定ガチャを含めて珍しくありません。しかしURの排出率は恐怖の1%。有償石を使っても1.5-2%までしか上がらず、確定排出もないのではまる時は無限にはまります。そのため(私のように馬鹿みたいに)課金するつもりがないのであれば、URガチャのある時にリセマラをするのが本当は望ましいです。ただ不定期開催の上無課金でのURは1%から動かないので、単純に誰でもいいとしてもリセマラはかなり苦痛でしょう。一点狙いなど言うまでもありません。なので個人的には、無課金・微課金程度でのプレイを考えている場合URはたまたま引ければラッキーくらいに考えSSR主体で進めるのがお勧めです。これなら先に挙げた様に10%が頻繁にあるので、多少運が悪くても数枚はすぐに引けます。URは現時点では高難易度ステージ以外では基本的に必須ではないので、これが精神衛生上とても良いと思われます。私のようにヤケになって一回のガチャに数万~十万単位で使いたくはない、という方は是非そうなさるよう。

※ちなみにカード重複による限界突破ですが、このゲームは何と無限に(無限ではないと思うが)限界突破し続けます。カードが重複すると+〇の表示がついてステータスが伸びるのですがこれが10とか20とか普通にいきます。ステータスの伸びも高レアリティだとかなり高いです。そのためSSRも少し重ねるとステータス上ではURを余裕で抜き去ります。まぁURの強さはステータスではなく必殺技とアビリティにあるのですが・・・

 

☆攻略情報☆

※ここでは私の考える理想的な進め方、序盤からのシナリオ制覇を目標とした狙うべきカード、育て方についてお話します。作品のお勧め度(プレイの判断)に影響しないパートなので、スルーしても大丈夫です。

さて、ここまで踏まえた上での個人的な攻略についてのお話を少しだけします。目標はシナリオ制覇、つまりノーマル・ハードまでのミッション達成とします。ここで非常に重要なのが、先にも挙げた『制限時間内クリア』です。『負傷なし』に関しては単純に育成の不足かプレイが原因なので、各自何とかしましょう。カードのレベルカンストとマニュアルプレイで大体いけるはずなので。逆に言うと、この制限時間クリアだけは、レベルを上げてもマニュアルで頑張っても無理なものは無理なのです。厳密には不可能ではないのですが、かなりの乱数になります。その為、基本的にミッションコンプを目指す場合カードの選定が非常に重要です。

では何を狙えばいいか。「ゆゆゆい」は長く続いているだけあってカードの種類も多いです。ですが安心して下さい。狙うべきはカード個別でなく、キャラで考えて大丈夫なのです。というのも、このゲームはキャラごとに戦闘スタイルが殆ど決まっていて、代わってくるのは必殺技やスキルだけ。攻撃方法とパラメータの大雑把な割り振りは基本的に変わりません。それを踏まえた上で狙うべきキャラクターは、断トツで『雪花』です。雪花は遠距離タイプでATK>HPのクリティカルが極めて高いキャラクターです。このクリティカルが本当に最重要パラメータで、これがないと制限時間内クリアはまず不可能です。属性相性のあるゲームですが、そんなのどうでもいいです。とにかくクリティカルがないと話になりません。戦闘では2キャラで1ペア、それを3ユニット(+助っ人)登場させて、3レーンを守ります。ペアのうち前に出るキャラは重複できませんが、後ろに入るキャラはいくらでもかぶせられます。なので、SSR(orUR)の雪花を三人用意しましょう。これで勝ち確です。あとは残るペアも遠距離型のキャラ(東郷さん、須美ちゃん、タマっち先輩、杏)を用意出来れば完璧です。これでレベルをカンストしておけば、エキスパートを除く大抵のステージはフルオート(正確にはマニュアルで放置。オートにするとわちゃわちゃ動いちゃうので)でミッションコンプできます(ただしメインストーリー第一部後半からはハードでもかなり強い)。必殺技を撃つ必要すらありません。これだけで非常にストレスフリーに序盤を進められる事間違いなしです。

ちなみに一応次点ですが、園子(中学生)も比較的有用です。攻撃が範囲攻撃で、雪花同様にクリティカルが高めです。もし全体的に近接主体に偏りそうな場合彼女を中心に組むと比較的楽に進めると思います(園子(小学生)ではないので間違えないように)。

以上が序盤からシナリオ制覇を目指す、ストレスフリーな進め方です。楽に進めてシナリオを楽しむことに重点を置きたい方は良ければ参考にしてください。

 

終わりに

案の定かなーり長くなってしまいましたが、以上で紹介を終わりたいと思います。基本的にシナリオの完成度に関してはアニメが圧倒的です。他作品と比べても極めて高い位置にあると思いますし、ゲームでおさらいできるとはいえ、やはりそちらでは正直消化不良感が原作視聴勢としてはありました。なので気になっている方はまず一期。とりあえず一期視ましょう。その上でシナリオ構成・展開が気に入った方は二期も。キャラクターが好きになったらゲームもと手を広げるのがいいと思います(もちろんノベルやコミックも)。この記事をきっかけにより多くの方が「ゆゆゆ」、及び「ゆゆゆい」に手を出してくれれば幸いに思います。

それではノ