百合好きによる百合好きのためのレビュー

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HEAVEN BURNS RED

※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※記事にネタバレを含む可能性があります

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※画像クリックで公式サイトに飛びます

 作品概要

・タイトル:HEAVEN BURNS RED
・メーカー:WRITE FLYER STUDIOS × key
・  ハード :スマートフォン(ソシャゲ)
・ジャンル:RPG

 評価

・ シナリオ :★★★★★★★★★☆
・  構成  :★★★★★★★★★★
・   世界観  :★★★★★★★★★☆
・   雰囲気  :★★★★★★★★★☆
・キャラクター:★★★★★★★★★☆
・ テキスト :★★★★★★★★★☆
・    絵   :★★★★★★★★★★
・    声   :★★★★★★★★☆☆
・  読みやすさ :―
・   操作性  :★★★★★★★★☆☆
・  ストレス度 :★★★★☆☆☆☆☆☆
※ストレス度はUIに対するフラストレーションであり、作品内容に依存しません

・  総合  :★★★★★★★★★★
・  オススメ度 :★★★★★★★★★☆

 百合的注意点

・百合度:~中
・男性キャラの登場頻度:ほぼ無
・  男性キャラの邪魔さ :―

 感想など

こんばんは!

今日は随分と気温が上がりましたね。昨晩寝るときから部屋の温度が非常に高く、普段の羽毛×毛布から羽毛を外してもなお寝苦しさを感じるほどでした。日中も天候が良かったこともあって、かなり気温が上がりましたね。車の中を久々に息苦しく感じました。しばらくは寒暖差のある日々が続くと思うので、体調崩さないよう、しっかりケアをしていきましょう!

 

 

さて、本日はようやく「ヘブバン」の紹介ですね。当サイトでも幾度か話題に挙げていたので、待っていたという方もいらっしゃる・・・はず、です。ゲーム、ソシャゲの紹介はかなり久々ですが、張り切ってまいりましょう!

※5/3現在、友達招待キャンペーンが実施されています。

招待者と被招待者の双方に石が配られるようなので、プレイを検討される方は是非招待コードをご利用ください。

招待コード:lel4iue04ep179nh

 

 <ストーリー>

「キャンサー」に襲われた地球は危機に瀕していた。「キャンサー」にはこれまで人類が生み出してきた兵器による攻撃が一切通じず、撃退する術を持たない人類は、敢えなく敗退した。土地は放棄され、様々な国が戦禍に消えていった。今では陸地の大半は「キャンサー」の支配下である。

人類に残された時間は少なく、絶滅も覚悟したとき、ひとつの新兵器が開発された。それこそが決戦兵器「セラフ」。それを装備した者だけが「キャンサー」に効果的な打撃を与えることができた。人類は「セラフ」を操る術を手にした者たちをかき集め、最後の希望を託してセラフ部隊を設立した。「セラフ」を操れる者はひとつの共通項を持っていた。何かしらの才能を持った少女たちであることだ。茅森月歌もその一人。彼女もまたキャンサーとの戦いに身を投じていく。

滅亡の危機に瀕している人類と、異星間侵略者との戦いを描いたファンタジー作品ですね。舞台は日本ですが、『キャンサー』そのものは世界中を襲撃しており、恐らくは各国で戦いが繰り広げられているものと思われます。

ストーリーは日本の『セラフ部隊』、その31期生として招集された主人公を含む少女たちの、『キャンサー』との戦いの記録です。意外に日常パート(コメディパート)が多く、キャラクターシナリオだけでなく、メインストーリー中でもそこまで重い雰囲気になることは少ないです(核の部分だけ)。とはいえkeyで麻枝さんですからね。そこは押さえておきましょう(笑)

 

 <キャラクター>

登場人物は非常に多く、プレイアブルキャラクターが現時点で48人(6人×8部隊)に、ノンプレイアブルでメインにいるのが3人。主人公の所属する部隊には女性(少女)しか存在しないため、登場するキャラクターは全員女性です(男性部隊は別にあるとの言葉がありますが、本当かどうかはわかりません)。

主人公は上にも貼ったキービジュアルの少女・茅森かやもり月歌るか。元・人気バンド「She is Legend」のギターボーカルで、非常に高い知名度があります。第31A部隊の部隊長を務めていますが、非常にお気楽&能天気キャラクターで、同部隊のメンバーはおろか、他部隊や上官相手でも自由な発言を崩さない強靭なハートを持っています。この月歌が、プレイヤーの分身とも言えるキャラクターです。

31Aの他のメンバーとしては、元ハッカーで月歌の相棒的存在となるユッキーこと和泉いずみユキ、凄腕諜報員(自称)のつかさっちこと東城とうじょうつかさ、西のサイキッカー・めぐみんこと逢川あいかわめぐみ、二重人格殺人鬼・かれりんこと朝倉あさくら可憐かれん(殺人鬼人格・カレンちゃん)、戦艦の元艦長でデザイナーズベイビーのおタマさんこと國見くにみたま。以上5名(6名)が主人公の部隊員です。

この他のメンバーとして、31B、31C、31D、31E、31F、31Xの同世代部隊と、先輩部隊である30Gのメンバーが現時点ではプレイアブルで登場しています。個人的に好きなキャラクターは、31Aではつかさっち、その他からは31Bの部隊長である蒼井あおいえりかですね。蒼井はビジュアルからしてヒロイン力が高くて好きです。あとキャラクター初回ではないですが、3Dモデルの出来はかなりいい方ですね。ここも素晴らしいと思います。

 

 <百合度>

百合度はそこそこくらいでしょうか。ストレートに押してはいませんが、何しろ女性しかいませんから。特に主人公である月歌が可愛い子が好きなので、(選択肢にも依存しますが)グイグイ距離を詰めます。個人的には主人公の絡まないところでも色々あってくれると、なお嬉しいですね。

 

 <システム>

3Dマップを駆け回るタイプの作品ですが、基本的に左右にしか進めないので事実上の2Dマップです。また会話パート(ノベル部分)が多いので、感覚としては『RPG要素のあるビジュアルノベル』といったところでしょうか。結構驚いたのが、作中の会話パートの選択肢がかなり多いことですね。メインシナリオ自体は一本道ですが、ちゃんとそれぞれのテキストを用意してあるのは素晴らしいと思います。

ですが、何より素晴らしいのは完全フルボイスであることですよね・・・。結構なテキスト量があるのに、メインストーリーもキャラクター個別シナリオも、さらにはイベントシナリオまでがフルボイス仕様! これは素晴らしいです。

戦闘に関しては、コマンド選択式のターン性バトルです。ここは特筆すべきことはそこまでないでしょう。

 

 <難易度>

難易度はそこそこ高め、かな? 現時点でリリースから一か月強。私は今のところ無課金プレイですが、先日アップデートされた第三章の半ばで詰んでます。かなり敵が強くなってきましたね・・・。属性相性が結構重要なので、所有しているキャラクターのスタイルによって難易度が大きく変わると思います。またアタッカーからバッファー、ヒラーと幅広くキャラクターをそろえる必要があり、かつ最低レアではかなり厳しいためガチャ運はそこそこ重要。レア度は今のところ『SS/S/A』の三段階ですが、第三章まで来るとSランクスタイルは結構辛くなってきます(凸次第ではあるが)。レベルアップによる能力上昇がかなり重要なので、詰んだらレベル上げですね。レベル上げはオート周回がアプリを落としても継続してくれるので、手間はそこまでかかりません。

イベントに関してですが、イベントシナリオの難易度はそこまで高くありません。ただイベントアイテムの全回収は結構大変で、石を割るのは必須でしょう。そのため事前にアイテムを取捨選択しておくか、毎日コツコツ石を割っておく必要がある点に注意です。

個人的な意見としては、メインシナリオの難易度はこのままでもいいと思っています。さくっとクリアー出来るというのもあれですからね。ただイベントアイテムの回収に関しては、もうちょい獲得ポイントを上げてもいいのでは?という感じでしょうか。ライフを一切ロスしなければギリギリ全アイテム回収できるくらいが、いい気がしますね。

 

 <UI>

UIはまぁまぁくらいでしょうか。可もなく不可もなくといったところ。

ノベルパートに関しては別に何もないですが、メニュー周りが若干手間がかかる印象です。マップ移動関連は、ちっこいおまけ会話などの要素を考慮すると、まぁこれくらいに落ち着くのかな・・・?と。

個人的に一番手間に感じるのはパーティー編成ですね。特に装備やスキルの個別設定が若干面倒です。ただ設定をいくつか保存することは出来るので、戦力的な停滞局面であればそこまででもないかな?

全体的に、「悪くはないけど良くもない」という印象でした、

 

 <ガチャ>

ガチャは結構渋めです。現時点での最高レアであるSSが3%。ピックアップが0.75%と、正直狙ってあてに行くのは厳しいですね。天井もありますが200連必要です。石の配布がかなり少ないので、無課金で天井狙い、単独狙いは難しいと思っておきましょう。

尤も現時点において最高レアの種類が少ないこと、また凸が(今のところ)なくてもそこまで困らないところ。第二章くらいまでならSSとSが半々程度でも十分なことを考慮すれば、難易度的にはこんなもんかな?とも思います。PVPやGVG的な要素が一切なく、完全にソロプレイなので、競って最高レアを集める必要がないですからね。そこは個人的には好ましく思っています。

 

 <総評>

こんなところでしょうか。個人的な印象としては、『かなり頑張った』、『良作』と言える作品だと思います。また現時点においてバグが全然ないというのも、昨今のソシャゲ業界を鑑みるに素晴らしいことです(これを素晴らしいとすべきかという話もありますが)。百合度はそこそこくらいですが、流石の麻枝さん。シナリオが非常にいいので、そういう意味でもかなりお勧めの作品と言えるでしょう。半面麻枝さんの日常パートのあのテンションの高さ。あれが多少なり人を選ぶかな、とは思います。key作品を原作でプレイしたことのある方は、過去作の重い部分以外の部分、そこを一度思い出してもらえれば大体理解できるでしょう。

何にせよ、ソシャゲなので基本プレイは無料で、私も現時点では課金なしでプレイ出来ています。試すだけならタダですから、是非一度ダウンロードしてプレイしてみてくださいな!

それではノ