百合好きによる百合好きのためのレビュー

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魔法少女はもういない

※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります

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 <作品概要>

・タイトル:魔法少女はもういない
・ 著者 :時邑亜希
・イラスト:梅樽はるみ
・投稿時点での発行巻数:1巻(完結)

 <評価>

・ シナリオ :★★★★★★★★★☆
・  構成  :★★★★★★★★★☆
・   世界観  :★★★★★★★★★☆
・   雰囲気  :★★★★★★★★★☆
・キャラクター:★★★★★★★★★☆
・ テキスト :★★★★★★★★★☆
・    絵   :(表紙のみ)
・  読みやすさ :★★★★★★★★☆☆

・  総合  :★★★★★★★★★☆
・  オススメ度 :★★★★★★★★★☆

 <百合的注意点>

・百合度:中
・男性キャラの登場頻度:中
・  男性キャラの邪魔さ :低

 <感想など>

こんばんは!

先日私が絶賛プレイ中の「スタリラ」(そういえばスタリラの紹介ずっとしてないですね・・・)で「プロジェクト東京ドールズ」とのコラボイベントが始まったので、報酬目当てで少し触れてみてます。まだまだ始めたばかりなのですが、いくつか感想を。

・イラストは可愛い

・モデリングはちょっと微妙

・キャスト〇

・シナリオは良さそう(ただし重め)

とまぁこんな感じです。さすがにこの手のソシャゲはキャラゲー的側面が強い為、キャラはいいです。ただ、私達的人種にとって重要なキャラクター、そう、『主人公(プレイヤー)』の存在がかなり大きいのはマイナス点(キャラ的には悪くないです。私の苦手な『空気の読めないタイプ(場をひっかきまわすタイプ)』ではないし、『精神的に大人』なのが良いですね)。

ちなみに戦闘は何戦かすすめるとフルオートが選択できるようになりました(戦闘はちょっと特殊なので、好みが別れるかもしれません)。モデリングは・・・「アリスギア」に馴らされましたね。あのレベルが私の中で基準になってるかもしれません。あと、「ガルパ」と同様に過去イベントのシナリオが自由に読めるらしいので、その点はグッド。興味のある方はチュートリアルだけ終わらせて、そこを読んでみてプレイするか決めるというのもありかも。気になったら触れてみてください。

 

さて、前置きが長くなりましたが作品紹介に入りましょう。本日紹介するのは「魔法少女はもういない」。以前に「金色の少女は廃墟に眠る」「一目惚れ、交通事故、宝くじ、の中から一番確率が高い物を選択しなさい。」で紹介したことのある、時邑亜希さんの新作(紙では三年前のようですが)ですね。

魔法少女の祟りとされる“白百合の悪夢”により8年前527名が死亡する災害を受けた国栖市。

連続する殺人事件、犯行現場の白百合、謎の焼死体、異界存在による脅威……
次々と巻き起こる問題に、厚労省捜査コンサルタントと捜査二課の女刑事はどう立ち向かうのか?

新伝綺×百合でお送りする、単巻完結の偏愛伝綺小説。
4人の主人公それぞれの視点から事件を追う、ヒロイックアクションサスペンス!

銘打っているのが「伝綺×百合」ということで、少し暗めで、シリアス重視な雰囲気の作品です。「魔法少女」というのが一つのキーワードとなっていて、個人的には伝奇というよりはファンタジー系の印象です。読み始めた時は紹介文にもある女刑事、厚労省のエージェントの二人がいい感じにくっついていくのかと思ったのですが・・・。

いくつも小説を出しているだけあって、文章は読みやすいと思います。キャラクターもいいですし(特にヒロインがいいです)、全体的に安定感のある作品だと思います。紹介文中に「4人の主人公それぞれの視点で~~」とあるように、一人称形式の視点が何度も切り替わりますが、特に混乱することもないでしょう。

今までに時邑亜希さんの作品を読んだことのある方もない方も、とても読みやすく、構成の良い作品なので是非読んでみてください。

それではノ