※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります
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<作品概要>
・タイトル:じんるいのみなさまへ ‐わたしたちの場所‐
・ 著者 :伊西殻
・イラスト:春夏冬ゆう
・投稿時点での発行巻数:1巻(完結)
<評価>
・ シナリオ :★★★★★★★★★☆
・ 構成 :★★★★★★★★★★
・ 世界観 :―
・ 雰囲気 :★★★★★★★★★★
・キャラクター:★★★★★★★★★☆
・ テキスト :★★★★★★★★★★
・ 絵 :★★★★★★★★★☆
・ 読みやすさ :★★★★★★★★★★
・ 総合 :★★★★★★★★★★
・ オススメ度 :★★★★★★★★★☆
<百合的注意点>
・百合度:低~中
・男性キャラの登場頻度:無
・ 男性キャラの邪魔さ :―
<感想など>
※私は原作ゲーム未プレイです※
こんばんは!今日は日本一ソフトウェアより発売された「じんるいのみなさまへ」のノベライズ作品のご紹介。
邑楽幽々子が長く朧げな夢から目覚めると、そこは荒廃した秋葉原だった。
不思議なことに仲の良い友人たち以外は誰もいない。
皆でアキバ旅行に来ていたはずが、無人の街で生きていくため幽々子たちは自給自足の生活を送ることに。
試行錯誤しながら力を合わせ、少しずつ快適な生活を築いてゆく日々。
施設のトラブルなども乗り越えるなかで、彼女たちはとある真実にたどり着くのだが……。
アキバ旅行に来たという五人(六人)の少女達のほのぼのサバイバル生活を描いたストーリー。一人称作品なのだが、原作とは視点が違うという事で原作をプレイしていても楽しめる・・・というか原作をプレイした方が楽しめるはず。
キャラ的には主人公が比較的冷静で理知的なキャラなので、(恐らく)私にとってはこちらの方が好みです。強く百合とは言い難いですが、何となく六人が三組のペアでくっついている感じもすごく好き。
話の構成がとても綺麗で、伏線の蒔き方や回収がとても良かった。基本的に(とある理由によって)ほのぼのサバイバルな雰囲気ですが、そこに潜む微かな不穏さ、SFちっくな空気感が絶妙です。読んでて止められなくなるタイプの作品(昨晩0時30分に読み始めてそのまま2時間くらい、結局終わるまで寝なかった)。
非常にまとまりよく完成度の高い作品でした。原作未プレイの私でも十分楽しめたというのはかなり評価できることだと思います。ただ原作をプレイした人がもしこの記事を読んだら、「やってくれればあそことかもっと楽しめるし細かい部分もわかってもらえるのに・・・!」とやきもきされるでしょうね(笑) (私も既知作品のアニメ化などでよくそう思うタイプですし)
私は先日色々大掃除でハードも殆ど売っぱらってしまいましたがPS4は一応残しているので、やろうと思えばできるんですよね。ただ異様な値下がりと低評価ラッシュが怖くて二の足踏んでます・・・。プレイ時間はそこまで長くはなさそうなので、今度気が向いた時にやってはみようと思っているのですが・・・はてさて(はてはて)。
そういうわけで少なくとも単品だけでも十分勧められるノベライズ作品でした。あくまで私の意見ですが、導入として読んでみるのもあり・・・かもしれません。未プレイ勢の意見なのでホント参考までにですが。
それではノ