百合好きによる百合好きのためのレビュー

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いろどり高校合唱部より

※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります

※画像クリックでamazon商品サイトに飛びます

 作品概要

・タイトル:いろどり高校合唱部より
・ 著者 :丸美甘
・  掲載誌 :ガンガンコミックスONLINE
・投稿時点での発行巻数:1巻(刊行中)

 評価

・ シナリオ :★★★★★★★★★☆
・  構成  :★★★★★★★★★☆
・   世界観  :―
・   雰囲気  :★★★★★★★★★☆
・キャラクター:★★★★★★★★★☆
・    絵   :★★★★★★★★☆☆
・  読みやすさ :★★★★★★★★☆☆

・  総合  :★★★★★★★★★☆
・  オススメ度 :★★★★★★★★★☆

 百合的注意点

・百合度:低~中
・男性キャラの登場頻度:ほぼ無
・  男性キャラの邪魔さ :―

 感想など

こんばんは!

今日は久々に大きめのポカをやらかした水城です。仕事でのこのクラスのミスは久々だ・・・ということでちょっとテンションが下がり気味ですが、張り切っていきたいと思います。

 

 

さて、本日の紹介作品は久々にガンガン系列作品ですね。ONLINE発作品で、「いろどり高校合唱部より」です。

 

 <ストーリー>

重度のアニソンオタクな高校1年生・赤羽根小梅は、オタ活に没頭するおひとりさまJKライフを満喫していた。しかし小梅の歌声を耳にした合唱部の白鳥アリアと黄瀬ひよこに才能を見出され、アカペラを行う合唱部に勧誘されることになり…!?ぼっちJKはまさかの天才ボーカル!? ゆるかわ合唱コメディ、開幕!!

ぼっち覚醒系の青春コメディ作品ですね。紹介文を読むとわかるのですが、タイトルの(つまり主人公の入る)『合唱部』というのは、いわゆる普通の合唱部ではなく、『アカペラ』の部活というのが少し特徴的でしょうか。この手の活動というと、私世代の人間は大体『ハモネプ』を思い出しますよね。ボイパとか流行ったなぁ・・・懐かしい。

展開としては基本的に王道を逸れない作品だと思います。過度な表現もそこまで多くなく、読みやすいのではないでしょうか。

 

 <キャラクター>

主要キャラクターは現時点では四人。

主人公・小梅(赤羽根あかばね小梅こうめ)は友達いない系コミュ障アニソンオタク少女。昨今この手の主人公もずいぶん増えてきた気がしますが、やはり性格的な共感の得やすさ故なのでしょうか。ちなみにアニオタではなくアニソンオタクというのがポイントです。教室で一人になった時についアニソンを歌ってしまい、そこを偶然通りがかった合唱部の二人に見出されるのが物語のスタートです。基本的に真面目な良い子というのが、個人的に好きなポイントですね。

二人目は合唱部の部長・白鳥しらとりアリア。生粋のお嬢様で、プラチナブロンド?のツインテールで勝気な性格と、非常にテンプレートをなぞった女の子です(好き)。自分にも他人にも厳しい性格をしており、そのために今までの合唱部メンバーは次に紹介する副部長以外全員辞めてしまったという、正しく意識高い系少女ですね。

三人目は合唱部副部長・黄瀬きせひよこ。部長・アリアの相方的存在で、彼女とは対をなすようなおっとりした女の子です。ツンツンしているために"少しわかりにくい発言"をするアリアの通訳も務めています。一家に一人はほしい癒し系お姉さんタイプですね。

四人目は校内にファンクラブが出来るほどの歌声と容姿を持つ美少女・青海あおみつかさ。本人は好きで歌っているだけ(レッスンなどは受けているっぽい)なのですが、校内で突然歌いだす(?)ようで、その隠し撮り動画がバズったりしているらしい(非公式なので、本人が歌い手として活動しているわけではない)。非常にマイペースな性格のようですが、歌は本当に大好きのようで、歌にだけは真摯に向き合っているように見えます。小梅が合唱部メンバーを探しているときにたまたま見かけ、コミュ障特有の謎強気で勧誘した結果、「私を惚れさせたら入ってもいいよ」と言われて・・・

ということで、現時点ではこの四人がレギュラーです。大会に出るためにあと二人は欲しいと言っていたので、もう一人はレギュラーが増えると思っています。あとは顧問とかも? この辺りは今後に期待しましょう。

 

 <百合度>

百合度は低めでしょうか。部長のツンデレと副部長のほわほわで少し上昇しますが、いちゃいちゃするタイプの作品ではないですからね。基本的には熱血青春部活物ストーリーなので、今後も極端に上がることはないと思います(ニューカマー次第)。

 

 <総評>

今のところストーリーはいい感じに見えます。また主人公のキャラクターが愛されタイプなので、この辺りで好みを選ばないのではないでしょうか。ただ惜しむらくは画力が・・・。人物作画もですが、特には表現力でしょうか。そこがもう一段階上がればかなり素晴らしい作品に化けると思いました。とはいえ十分なレベルの作品だと思います。今後も余程ギスギスしてこない限りは素直に楽しめると思うので、期待しています。青春系ストーリーが好きな方、女の子の頑張る系物語が好きな方は是非読んでみてください。

それではノ