※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※記事にネタバレを含む可能性があります
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作品概要
・タイトル：やくならマグカップも
・ 監督 ：神谷純
・ 制作 ：日本アニメーション
評価
・ シナリオ ：★★★★★★★★★☆
・ 構成 ：★★★★★★★★☆☆
・ 脚本 ：★★★★★★★★☆☆
・ 世界観 ：―
・ 雰囲気 ：★★★★★★★★★★
・キャラクター：★★★★★★★★★★
・ 作画 ：★★★★★★★★★☆
・ ボイス ：★★★★★★★★★☆
・ 総合 ：★★★★★★★★★☆
・ オススメ度 ：★★★★★★★★★☆
百合的注意点
・百合度：中～
・男性キャラの登場頻度：高
・ 男性キャラの邪魔さ ：低～
感想など
こんばんは！
今日はどうやら成人式らしいですね。昨年はコロナで成人式は出来た・・・の？ どうだったんでしょう。今年は流石に実施された・・・んですよね？ 世情に疎い水城です。ごきげんよう。
成人と言えば日本では20歳を指すわけですが、世界的には18歳の地域も多いらしいと聞きます。日本でも選挙権や婚姻可能年齢などが18歳に、つまり世界基準の成人に合わせられてきていますし、何年か後には18歳を正式に成人として、成人式を行うようになるのかもしれませんね。
さて、本日の紹介作品は「やくならマグカップも」です。本サイトでも度々話題として挙げた、地域密着系日常アニメです。今回放送を終えたのは『二番窯』、つまり二期だったわけですが、一期の紹介をしていないので、まとめての評価・レビューとさせていただきます。
＜ストーリー＞
脱サラした父親とふたり、幼い頃に亡くなった母の故郷、岐阜県多治見市に引っ越してきた豊川姫乃。
母の母校に通うことになった姫乃はクラスメイトの久々梨三華に誘われ、一緒にある場所へ向かうことに。
向かった先は陶芸部！
そこで初めて母が伝説の陶芸家であったことを知り、姫乃は陶芸の世界に引き込まれていく―。
舞台は岐阜県多治見市。山の中、冬は寒く夏は暑いという典型的な盆地です。そこで初めて陶芸に触れた主人公が、陶芸を通して成長していく部活物・青春系の成長ストーリ―です。
＜登場人物＞
登場人物は一期では割と限られています。メインキャストは主人公を含めた陶芸部の三人に加え、主人公のお隣さんで幼馴染でもある少女を含めて四人。加えて主人公のお父様とおばあ様（母方）、それに陶芸部の顧問の先生はレギュラーです。
また二期では、陶芸部の部長・十子先輩のおじい様と、かつての陶芸部の顧問で、主人公のお父様とも親交のある男性。そしてアニメのオリジナルキャラクターであり、二期のキーパーソン。メキシコからやってきたヒメナさんが主要人物に追加されます。なお二期の第一話で十子先輩をライバル視している、お嬢様的雰囲気の他校の少女が登場するのですが、彼女は重要人物になる気配を見せておいて、あまり登場してくれませんでした。残念。
＜百合度＞
百合度は結構高めでした。原作（本当の意味での原作）は入手が難しいので比較は出来ないのですが、恐らく原作と比較するとかなり百合度は上がっているのではないかと思います。特に本作はアニメの脚本の方がかなりの百合好きで、シナリオを外れない程度にかなり入れ込んできていると思われます（グッジョブ）。
カップリングとしては、メインは主人公・姫乃と、幼馴染・直子のペア。それに十子先輩と、紹介文にある主人公を陶芸部に連れて行った三華ちゃんのペア。この二組が王道ですが、二期では姫乃×十子先輩や、十子先輩×先ほどのライバルの子など色々な組み合わせで楽しむことが出来ます。
＜その他＞
ここまで触れてこなかったのですが、本作で非常に重要なポイントが一つあります。それは本作はハーフタイムのアニメで、いわゆるBパート部分が実写パートになっていることです。実写パートではメインキャストである四人の中の人が、実際に多治見市を訪れて観光をしたり陶芸を体験したりしています。この構成は一期・二期で共通ですね。
この点に関しては好みがかなり分かれる部分だと思うのですが、私は普通に楽しんで視ていました。ただ、私の場合は（昔とは違い）基本的にアニメの中の人には興味がないので、純粋に作品と切り離した状態で見られたというのも大きいかもしれません（中の人という実感が少ない）。
なお上記の評価項目については、この実写パートを一切考慮せずに設定していることを予めご了承ください。
＜総評＞
何度かお話したことがあるように、個人的に非常に好きな作品です。非常にマイナーな原作から、ここまでの規模のアニメが出来上がったというのは、かなり稀なケースですよね（しかもこの短い期間に二期も！）。まずストーリーが非常に素晴らしい。その上で作画も全然崩れないし、百合度も高い。私的には言うことのない作品でした。文句なしにお勧めの作品なので、未視聴の方には是非視て頂きたいです。
それではノ
※↑こちらは「やくも」の原作者さんが、アニメ作品のストーリーを元にコミカライズされた商業コミックス作品です（ややこしい）。いわゆる原作とは違うのですが、原作の空気感がアニメと結構違うのがわかると思います。気になる方は是非こちらも。
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