百合好きによる百合好きのためのレビュー

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中野森高校文芸部のホームズ&ワトソン

※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります

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 <作品概要>

・タイトル:中野森高校文芸部のホームズ&ワトソン
・ 著者 :波戸彼方
・イラスト:椎名くろ
・投稿時点での発行巻数:1巻(完結?)

 <評価>

・ シナリオ :★★★★★★★★★★
・  構成  :★★★★★★★★★★
・   世界観  :―
・   雰囲気  :★★★★★★★★★☆
・キャラクター:★★★★★★★★★★
・ テキスト :★★★★★★★★★★
・    絵   :★★★★★★★★★★
・  読みやすさ :★★★★★★★★★☆

・  総合  :★★★★★★★★★★
・  オススメ度 :★★★★★★★★★☆

 <百合的注意点>

・百合度:低~中
・男性キャラの登場頻度:中
・  男性キャラの邪魔さ :極低

 <感想など>

こんばんは!

今晩はまた随分冷えますね。明日の気温がきっとすごく低いのだと思うので、皆さん風邪など気を付けてください。今日は友人と会っていたのですが、夕飯に久々にお寿司を頂きました。回転寿司ですが、チェーンよりは少しだけ高いとこですね。十皿程度しか食べていないのですが、とても美味しかったです。特に炙りトロと炙りサーモンがすごく良かった。三十過ぎたあたりから寿司屋では炙りが欠かせなくなった水城です。

 

さてさて、本日も小説作品の紹介ですね。星海社e-fictionシリーズの、「中野森高校文芸部のホームズ&ワトソン」です。

基子ちゃんを私の助手に任命します――名探偵志望の彰とミステリ作家志望の基子。探偵と助手の仮契約から始まる日常の謎ミステリ!

相変わらずこのシリーズは単価が高いですよね・・・。なろうの高いやつと同じくらいの値段。中々買うときに悩む金額です。

それはさておきストーリー。本作はタイトル・紹介文から分かるように、ミステリジャンルの作品です。そしてミステリはミステリでも、いわゆる刑事事件レベルの話ではなく、日常の謎を解くタイプの日常ミステリ作品ですね。序盤は雰囲気も暗くならない程度の、中盤~後半はややシリアスな雰囲気となっています。

メインの登場人物は、主人公・基子の所属する文芸部員と、彼女のヒーローたるです。二人以外のメンバーとしては、部長の日登美先輩。副部長の修子先輩。同級生が二人で、由宇です。なお最後の二人は付き合っていて、葵は文芸部で唯一の男子部員となります。また、各話で個別の謎を解決するため、それぞれのストーリーで核となる人物が数人登場しています(ちなみに私は第四話の依頼者である竹内先輩が好きです。もう性格が好きすぎて、好きすぎる)。

百合度は低め。彰と基子はいいコンビだと思いますが、いちゃいちゃするような間柄ではなかったですからね。どちらかというと日登美先輩と修子先輩の関係が気になった私でした。

とにかく全体通して、非常に完成度の高い作品でした。私レベルでは欠点という欠点が見当たらないレベルで、非常に素晴らしい作品です。日常ミステリ的な作品というものが好みが分かれるかもしれないところと、あとは作品内容ではなく単純に値段が高いところだけがネックだと思います(あとは百合度が低いところでしょうか)。内容自体は文句なしなので、前記部分をスルー出来そうな方は是非読んでみてください。

それではノ