※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
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<作品概要>
・タイトル:処刑された聖女は死霊となって舞い戻る
・ 著者 :緒二葉
・イラスト:みなせなぎ
・投稿時点での発行巻数:1巻(刊行中?)
<評価>
・ シナリオ :★★★★★★★★★☆
・ 構成 :★★★★★★★★☆☆
・ 世界観 :★★★★★★★☆☆☆
・ 雰囲気 :★★★★★★★★☆☆
・キャラクター:★★★★★★★★★☆
・ テキスト :★★★★★★★★★☆
・ 絵 :★★★★★★★★☆☆
・ 読みやすさ :★★★★★★★★★☆
・ 総合 :★★★★★★★★★☆
・ オススメ度 :★★★★★☆☆☆☆☆
<百合的注意点>
・百合度:ほぼ無
・男性キャラの登場頻度:高
・ 男性キャラの邪魔さ :―
<感想など>
こんばんは!
ついに出ましたね、「転スラ」(転生したらあかりだけスライムだった件)。あれ百合姫だったんですね。期待半分不安が多めで買ったのですが、思いのほか面白くてびっくりしました。百合度にどの程度期待が持てるかは未知数ですが(そもそもが「ゆるゆり」ですが)、もし気になっていたら読んでみてくださいな。
さて、本日も小説作品の紹介です。本日紹介するのは「処刑された聖女は死霊となって舞い戻る」です。
元孤児でありながら、神から与えられたギフト「聖女」のスキルを認められ王宮で暮らしていたセレナ。しかし、セレナを疎ましく思った王子とその愛人の子爵令嬢は、セレナを偽聖女という罪ででっち上げて処刑してしまう。しかし、処刑されたはずのセレナはなぜかヒトダマとなって薄暗い洞窟にいた。最初は身体の感覚がない霊魂という存在に戸惑ったが、持ち前の能天気さでレベルを上げ進化条件を次々にクリア、より上位の種族に進化していく。生まれ育った孤児院を救うため、自分を処刑した王子に報いを受けさせるために……。
ダークファンタジーを期待していたのですが、そういう系統ではありませんでしたね。まずはじめに伝えておきたい事ですが、今作は百合度がほぼないだけでなく、普通に主人公にお相手の男性がいました。タイプとしては、いわゆる幼い頃に結ばれる約束をした男の子です。なので私がここの読者の方にこの作品をお勧めすることはありません。その上で作品紹介を読んでいただければ(あるいはバックしていただければ)と思います。
それでは内容紹介ですが、まず世界観。なろうから大きく広がった『レベル』、『スキル』という概念のある世界です。主人公は単に元聖女なので、転生?はしてますが異世界転生ではありませんね。文章は主人公の一人称がメインで、紹介文中に『能天気』という単語があるように生死が絡んでもあまり緊張感はありません。ただストーリー自体はシリアス度がかなり高めだと思います。
主人公以外のメインキャスト(と、思しき人々)は、まずは魔王とも称される不死の王(男性)。主人公の幼馴染で、後に『勇者(スキルとして得る)』となる青年。主人公が聖女時代にお世話になっていた、皇国に所属する枢機卿(女性)。それに魔物が二体ほどでしょうか。続きが出るかわからないのですが、出るとしたらこの辺りのメンバーは続投するのでは?と思っております。
ということで、繰り返しになりますがうちの読者の方々に私からこの作品を勧めることはありません。ただ内容自体はそれなりに楽しめたので、何故か百合好きでもないのにこのサイトに来てしまった方、なろう系的な表現(スキルやレベルなど)に抵抗がなくファンタジー作品が好きな方。そんな方で内容が気になったら読んでみてください。
それではノ