百合好きによる百合好きのためのレビュー

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呪印の女剣士

※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります

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 <作品概要>

・タイトル:呪印の女剣士
・ 著者 :はーみっと
・イラスト:又市マタロー
・投稿時点での発行巻数:2巻(刊行中?、既読:1巻のみ)

 <評価>

・ シナリオ :★★★★★★★★★★
・  構成  :★★★★★★★★★☆
・   世界観  :★★★★★★★★★☆
・   雰囲気  :★★★★★★★★★★
・キャラクター:★★★★★★★★★☆
・ テキスト :★★★★★★★★★☆
・    絵   :★★★★★★★★★★
・  読みやすさ :★★★★★★★★★☆

・  総合  :★★★★★★★★★★
・  オススメ度 :★★★★★☆☆☆☆☆

 <百合的注意点>

・百合度:~中
・男性キャラの登場頻度:ほぼ常時
・  男性キャラの邪魔さ :中~高

 <感想など>

やはりらぁゆいが正義なのか。
こんばんは、水城です。先日のプリチャン、驚きました・・・。いや、クマがやけにらぁらだなとは思ってましたが、まさからぁらだったとは。でも考えてみればマスコットってアイドル姿になるわけで、であるなららぁらで始まった時点でらぁらだったわけですね。本当に成長するまで全く気づきませんでしたが。久々にガールミーツガールも聞けて大満足な回でした。コメントには荒ぶるみれいが散見されましたが・・・はい。
私はらぁみれも好きですよ?

 

さて、本日も紹介作品は小説です。こちらもなろう産のようで、ジャンルは非常にオーソドックスなハイファンタジーです。

魔術士が忌避される時代。フルグンド王国を旅する女魔術剣士アルフィリースは、自らの生い立ちから「誰かを救える人になりたい」と志していた。
だが魔術を操る者は、傭兵ギルドですら敬遠されてしまう。もし旅仲間を得られても、腕の『呪印』を見られてしまったら――
ある日、そんな彼女を“友達”とみなす腐れ縁の酔いどれシスター・アノルンと再会し、仲間を集い、復活した魔王の討伐に向かうことになり――
圧倒的絶望が彼女たちを襲うときアルフィリースの右腕は燃え盛り、別の人格が姿を現す!
後に「魔王アルフィリース」として歴史の編纂で審議を問われる女剣士。
それぞれの孤独を生きてきた仲間たちとの出会いで紡がれる絆の物語が、幕を開ける!

主人公は主人公らしく非常に特別な力を持っていますが、昨今多いチートタイプではありません。往年のライトノベル隆盛期の主人公タイプ、リナ・インバースやオーフェンのような感じと言えば伝わるでしょうか。一般レベルから見れば隔絶した強さだけど、まわりにはそれに匹敵するかそれを上回るような化け物クラスがうじゃうじゃいる感じです。

ストーリーも本当に素直なハイファンタジーで、安定して面白い作品だと思います。展開もいいし、キャラクターも魅力的。挿絵は上手いし文章も読みやすく、本当に欠点のない良作だと思います。ただ一点、このサイトで紹介するうえではそう、避けるわけにはいきませんね。評価に対するお薦め度の低さ。そうです(そうとは)。主人公は一人旅からスタートして一巻終了までに表紙の三人組で別の依頼者的な女性について旅に出ることになります。そのため基本的にメインキャストは女性多めだと思っていいでしょう(7:3~8:2くらい?)。しかしそのメインメンバーでも普通に男女恋愛絡めてきます。一巻しか読んでいないため推測交じりになりますが、恐らくその方向性が大きく変わる事はないでしょうし、場合によっては主人公・アルフィリースも同様でしょう。そのため非常に高い評価内容に対して、このお勧め度となっています。

そんなわけで、うちの読者に勧めるかというと「うーん」という感じでしょうか。これで一冊の値段が普通に文庫レベルなら「とりあえず一冊読んでみても?」と言えたのですが、例によってなろう価格なのでそれも言い難い(記事投稿現在ではkindleなら半値なので実質文庫レベルで買えますが)。ということでかなり久々にお勧め度の低い作品紹介となりました。繰り返しになりますが、作品自体の完成度は高いです。私も普通に寝る前にちょっと読んで眠くなったら寝ようと思ったのに、一時だか二時くらいから読んで、そのまま五時になってましたから。なのでもし、「いや、別に百合要素いらんよ。王道ファンタジー好きだしそれでいい」という方がここの記事に辿り着いているなら、そんな方には非常にお薦めの一冊なので、是非半値の今のうちに一冊買ってみてください。

それではノ