※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります
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＜作品概要＞
・タイトル：女神と迷路と天空都市
・ 著者 ：威響カケル
・イラスト：あかぎ
・投稿時点での発行巻数：1巻（完結）
＜評価＞
・ シナリオ ：★★★★★★★★★☆
・ 構成 ：★★★★★★★★★★
・ 世界観 ：★★★★★★★★★☆
・ 雰囲気 ：★★★★★★★★★☆
・キャラクター：★★★★★★★★★☆
・ テキスト ：★★★★★★★★★☆
・ 絵 ：（表紙のみ）
・ 読みやすさ ：★★★★★★★★★☆
・ 総合 ：★★★★★★★★★☆
・ オススメ度 ：★★★★★★★☆☆☆
＜百合的注意点＞
・百合度：ほぼ無
・男性キャラの登場頻度：ほぼ常時
・ 男性キャラの邪魔さ ：―
＜感想など＞
こんばんは！
結局ゲームを二周プレイする気力がわかなかったので、steamで大量購入した別のソフトに手を出し始めた水城です。現在プレイをしているのは、以前アニメの放送時に少し話題にも挙げました、「神田川JetGirl's」です。ゲームのジャンルはレースゲームですね。素直にマリカーなどを想像してもらっていいと思います。オンライン対戦もありますが、発売されて随分経っているし、基本的にはソロプレイのみで考えています。
内容ですが、ソロプレイの場合基本的にはストーリーモードで遊ぶことになります。まだまだ始めたばかりですが、どうやらそれぞれの学校毎にエピソードが用意されているようですね。もうちょっとプレイしたら、またここで感想など伝えたいと思うので、気になる方はお待ちください。
さてさて。本日の紹介も引き続き小説作品ですね。Discoverより「女神と迷路と天空都市」です。
地下深くの神秘神殿の巫女の力により、王侯貴族は繁栄を極めていた。
200年ぶりの巫女の死により、新たな巫女を送り届けるため、女騎士リリアは神秘神殿へと向かう。
剣と魔法の壮大な王道ファンタジー！
一応商業作品・・・になるのかな？
ジャンルとしてはオーソドックスなハイファンタジーですね。ストーリー・構成などのレベルも高く、非常に安定した作品でした。女騎士×巫女というそこそこ王道の組み合わせなので買ってみたのですが、残念ながら百合要素は皆無でした。
メインの登場人物ですが、二人、或いは三人かなと感じました。ハイファンタジーなので登場人物（レギュラー・準レギュラーレベル）は多いのですが、その中でも中心にいる存在は、という意味です。まずは言うまでもなく主人公のリリア。テキストも大部分が彼女の一人称です。次に彼女の幼馴染の男性で、公的な機関に仕えている騎士のハリス。正直この二人がほぼほぼメインだと思います。そして加えるとすると、リリア達とともに神秘神殿に潜ることになる老齢の魔術師・アルバ。この三人が物語の中心かな、と思いますが、まぁほぼほぼリリアではありますね。リリア＞＞＞ハリス≧アルバくらい。
・・・お気づきになりましたでしょうか。そう、ヒロイン枠である巫女・マナがここに選ばれていません。マナはリリア（達）に守護されて道中を進むので、もちろん二人は常に一緒にいます。なのですが、何というか・・・マナって非常に影が薄いんですよね。リリアはマナのことを大切にしていますし、マナもかなりリリアに懐いています。なのですが、物語の中心からはかなり外れているし、何よりマナがストーリー上ほぼ完全に脇役（サブレギュラー）なんですよね。その結果百合度ほぼ皆無ということになってしまいました。
ということで、素直にハイファンタジー作品として楽しむのであれば、十分な出来の作品だと思います。ただし百合的な要素にはほとんど期待が持てないということで、ここでお勧めとはちょっと言えません（ちなみにリリアとマナの関係性ですが、親子のようなものだと思っていただければいいかと思います。年齢も29と12-3くらいですしね。・・・はい、母娘百合に期待しないように！！）。もし単純にハイファンタジーを読みたいという方がここに辿り着いているのであれば、そういう方にはそれなりにお勧め出来る作品なので、是非読んでみてください。
それではノ
