百合好きによる百合好きのためのレビュー

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野々山女學院蟲組の秘密

※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります

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 <作品概要>

・タイトル:野々山女學院蟲組の秘密
・ 著者 :田辺ゆがた
・  掲載誌 :角川コミックス・エース
・投稿時点での発行巻数:3巻(刊行中)

 <評価>

・ シナリオ :★★★★★★★★★☆
・  構成  :★★★★★★★★★☆
・   世界観  :―
・   雰囲気  :★★★★★★★★★☆
・キャラクター:★★★★★★★★★★
・    絵   :★★★★★★★★★☆
・  読みやすさ :★★★★★★★★☆☆

・  総合  :★★★★★★★★★☆
・  オススメ度 :★★★★★★★☆☆☆

 <百合的注意点>

・百合度:低~中
・男性キャラの登場頻度:中~高
・  男性キャラの邪魔さ :低~

 <感想など>

こんばんは!何だか急に暑くなりましたね・・・寒暖差が激しいというか、やはり昨今は夏冬が長くて春秋が短い感じなんでしょうかね。

さて、本日紹介するのは「野々山女學院蟲組の秘密」。表紙というか制服というか、どことなく古風な印象がありますが普通に現代?を舞台にしたファンタジーです。

嫉妬、恐怖、欲望、愛憎――。それら人間の暴走した感情“蟲”を食べる謎の転校生、綾取やつめ。平凡な女学生だった逸鉢カズサは、やつめとの衝撃の出会いにより、“蟲”を巡る争いに巻き込まれていく!

この作品の見どころはとにかくやつめが可愛いところですね・・・最初こそ何となく不気味な印象を持たせているやつめですが、本当にどんどん可愛く感じるようになっていきます。

生まれてくることのできなかった子供の魂が仮の姿として与えられた"蜘蛛"と呼ばれる存在は人の暴走した"感情"を喰らって人間になる。主人公・カズサはそんな"蜘蛛"の一人であるやつめと出会って様々な人々や"蜘蛛"達と触れ合う事になっていく・・・そんなお話です。初めはやつめが人々の感情(暴走すると蟲として具現化する)を喰らうところをカズサが傍で見ているという話が多いですが徐々に他の"蜘蛛"やその管理者達も増えていきます。

基本的にシリアス寄りの話が多めで、特に2巻辺りからはその傾向が強くなって1話1話で区切るというより連続したお話が増えていきます。百合・・・という雰囲気はあまりありませんがカズサを慕うやつめがとにかく可愛いです。ただお話の特性上人は選ぶかなぁという気はします。なおグロい感じなどはないので、その辺りの心配は必要ありません(タイトルや表紙だけだとそういう描写がありそうに見える気がするので一応)。

それではノ