※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
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作品概要
・タイトル:こん☆こん~京を追放されたので田舎で狐娘とのんびり生活を楽しみます~
・ 著者 :いづみ上総
・イラスト:?
・投稿時点での発行巻数:1巻(完結)
評価
・ シナリオ :★★★★★★★★★★
・ 構成 :★★★★★★★★★☆
・ 世界観 :★★★★★★★★★☆
・ 雰囲気 :★★★★★★★★★☆
・キャラクター:★★★★★★★★★★
・ テキスト :★★★★★★★★★☆
・ 絵 :★★★★★★★☆☆☆
・ 読みやすさ :★★★★★★★★★☆
・ 総合 :★★★★★★★★★★
・ オススメ度 :★★★★★★★★★★
百合的注意点
・百合度:高
・男性キャラの登場頻度:中~
・ 男性キャラの邪魔さ :低~
感想など
こんばんは!
今日は水曜日ということで、勢い外食デー。ついに近所の回転寿司の食べ放題、一番高いコース(税込み6900円)に臨んでまいりました。いやぁ、つい最近あっちゃんが「買うな、盛るな、残せ」と言ったばかりなんに(ちょっと違うっけ?)、ガンガン行こうぜで突っ走ってしまいました。都合おいくら分食べたのか計算はしていないのですが、寿司18皿とデザート6皿で合計24皿。はい、食べすぎですね。めちゃめちゃお腹が苦しいです(笑) 美味しかったですけどね!
ということで、いい加減食事を制限しないとまたぷよぷよしていってしまうと思うので、しばらくは気を付けていこうと思います。さしあたってはオートファジーを再度頑張りたいと思うので、見守ってくださいな―――
とまぁ私のどうでもいいお腹事情はこの辺にして、作品紹介に移りましょう。本日紹介する作品は同人小説ですね。和風ファンタジー作品で、「こん☆こん~京を追放されたので田舎で狐娘とのんびり生活を楽しみます~」です。
<ストーリー>
恥知らずな上司を投げ飛ばして左遷された巫女・小夜。
小夜は田舎の神社で一人の神様・ヒナタと運命的な出会いをする。
狐の神様であるヒナタは人懐っこく、誰からも愛される土地神さまで、小夜はしだいにヒナタに惹かれていく。
かわいい神様との生活や、京では経験できなかった日々をのんびり満喫する小夜。
そんなある日、封印されていた大妖狐の復活をうっかり解いてしまい――
巫女と狐少女が織りなす江戸時代スローライフ百合ラノベ、ここに開幕!
ということで、紹介文に『百合ラノベ』と表記されているので安心して買えますね。ちなみに読み終えてから気づいたのですが、作者のいづみ上総さんって「最果てのパンドラ」の作者さんだったんですね。あの作品も良作ですよね(レビューしたと思っていたのにレビューがなくてリンク貼れず)。あっち百合度は控えめで添える程度だったのですが、こっちはもっとストレートに『百合ラノベ』でしたね。
<キャラクター>
メインキャラクターは四人で、基本的には主人公のハーレム状態です。
主人公・小夜さんは本作メインキャラクターで唯一の人間ですね。元々は都の神社に勤めていた巫女なのですが、上司の宮司(クズ)を裏投げしたことで田舎の社に左遷されます。そこで出会った愛らしい土地神様と一緒に奮闘していくのが本作のメインストーリーですね。
その愛らしい土地神様・ヒナタが本作のメインヒロインです。山間の非常に小さな集落を守護している神様(狐)で、かなりの努力家少女。何事にも一生懸命、率先して行動するため住民との距離がとても近いというのが特徴と言えます。初対面のはずの主人公・小夜に対する好感度が異常に高くて・・・?
二人目のヒロイン枠は妖狐・久遠。神々に匹敵する力を持った存在で、狐の力を示す尾の数は九つ。つまり『九尾の狐』です(ちなみにヒナタは二尾)。気ままでマイペースないわゆるロリばばあ少女系ですね。長らく封印されていたようで、記憶を失っているのですが、本人はあまり気にしていません。小夜とヒナタのことが気に入ったようで、二人とともに社で暮らすようになります。
最後のヒロイン枠は伏見稲荷の神狐・カスミです。久遠封印が解かれてその存在を稲荷本社が感知し、それを知った彼女は久遠を封印するため単身小夜たちのいる集落へとやってきました。なお久遠が九尾であることは知らなかったようで(単に妖狐が出現しただけだと思っていた)、絶大な力を持つ彼女を前にして即堕ちしてしまうというポンコツぶりを見せつけた美女です。加えて封印についても彼女の独断であり、そこを小夜に突かれ、さらに色々と言いくるめられた結果「久遠を監視する」という名目で社に住むようになります。ポンコツではありますが基本的には有能な美人狐です。
この三人が主人公にこんこんされる(?)ヒロイン狐たちで、あとは集落の人々が村長さんを筆頭にそこそこの人数登場します。そちらについてはもちろん人間ですね。
<百合度>
『百合ラノベ』と銘打っているだけあって、百合度は高めです。ヒナタの小夜さんへの好感度は出会い頭から天元突破しているし、久遠はエロ妖狐なので身体的接触が多い。カスミさんはポンコツツンデレ残念美女ですからね。完全に『ギャルゲーの主人公』です。なお個人的には小夜さんとヒナタのメインペアもいいですが、久遠とカスミさんのペアの方が好きですね。徐々にほだされていくカスミさんマジ残念美女(好き)。
<総評>
「最果てのパンドラ」もそうですが、ストーリーが素直にいいですね。イラストだと丸い雰囲気を受けると思うのですが、割としっかりめのストーリーになってます(ところで本作のイラストってどなたなんでしょう。さらっと調べたけど分からなかったんですよね。ハリュー氏ではないと思うのですが・・・よもやいづみ上総さんご本人・・・ではないか。フリーソフト?)。百合度が高くてコメディとシリアスのバランスが良く、何気に広く勧めやすい作品だと思います。ただハーレム的展開が苦手という方だけはちょっと難しいかも?
非常に素直な伝記系和風ファンタジー作品です。ジャンル的に好みな方であればまず気に入っていただけるでしょう。気になる方は是非読んでみてください。なおpixivにて冒頭のある程度を読むことが出来るっぽいので、悩む方はそちらで試し読みしてもいいかも。ご参考までに。
それではノ