百合好きによる百合好きのためのレビュー

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やきゅうみようよ!

※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります

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 <作品概要>

・タイトル:やきゅうみようよ!
・ 著者 :辻島もと
・  掲載誌 :ゲッサン少年サンデー
・投稿時点での発行巻数:1巻(刊行中)

 <評価>

・ シナリオ :★★★★★★★★☆☆
・  構成  :★★★★★★★★☆☆
・   世界観  :―
・   雰囲気  :★★★★★★★★★☆
・キャラクター:★★★★★★★★★★
・    絵   :★★★★★★★☆☆☆
・  読みやすさ :★★★★★★★★☆☆

・  総合  :★★★★★★★★☆☆
・  オススメ度 :★★★★★★★★☆☆

 <百合的注意点>

・百合度:中
・男性キャラの登場頻度:無(低~中)
・  男性キャラの邪魔さ :―

 <感想など>

祝・わたてん第10巻!!

百合姫で大人気、「私に天使が舞い降りた!」、通称「わたてん」の第10巻が発売されましたね。10巻・・・なかなかの偉業です。パッと思いつく百合姫の二桁作品といえば「ゆるゆり」に「citrus」くらいでしょう。是非今後も頑張って次は15巻を目指してほしいですね。そしてアニメーション。どうやらこっちは劇場版らしいですね(個人的には通常の二期が欲しいところでしたが・・・)。全国?の劇場で、半分日常系の皮をかぶっているとはいえ百合アニメ、しかもおねロリが流れるんですよ。いやぁすごい時代になってきましたね。単行本には記載がなかったけど、多分動画工房ですよね?期待しています。

 

さて、それでは作品紹介です。本日はサンデー系列より「やきゅうみようよ!」です。

プロ野球観戦って3150!

女子高生の葵ちゃんが転校した学校には野球部しかありませんでした。
でもなぜか野球部が12コありました。

「紳士」である事を主張する部活とか、
素敵な関西弁でまくしたててくる部活とか、
とっっっても可愛いマスコットキャラがいる部活とかがありました。
野球の事を全く知らない葵ちゃんは一体どの部活に入るのでしょうか・・・

雑誌掲載時から大人気のプロ野球観戦コメディー、いよいよ第1巻発売ですっ!
プロ野球観戦って3150!

何だか最近女の子が野球をやったり見たりする作品増えてきてますね?
本作はプレイは(恐らく)一切なしで、とにかく「野球を楽しく観戦しよう!」というのがテーマの作品です。

期せずして野球観戦女子の育成学校(未来の応援団の育成)に入ってしまった主人公。この学校では校内に12個あるいずれかのプロ野球応援部に入らなければなりません。そのため彼女は同日に転入した同級生とともに、自らが所属する部活(≒球団)を選ぶことになる―――というお話です。

主要キャストですが、メインはやはり主人公・葵ともう一人の転入生・杏音(あんね)の二人。基本的なストーリーは上にあるように二人が各部活を巡っていくものなので、二人以外のキャストは都度変わっていくんですよね。大抵の場合はその部の部長がメインで出てきます(ちなみにですが、各球団の名称は現実にあるものをもじっており、実際の名称そのままではありません。私は12球団そらで言えるかが微妙なラインで、言われれば確実にわかる程度の知識、元ネタの球団まではわかる、くらいです。選手までは全くわからないため、選手の名前がそのままかもじっているかはわかりませんでした)。

百合度は・・・まぁまぁくらいでしょうか。キャラクター設定上、もう一人の転入生・杏音ちゃんは『野球が好きな女子が好き』な女子です。つまり彼女は野球観戦・球団応援よりも、それをしている女の子を目当てにこの学校に入学しているわけですが、正直彼女のその要素は今のところそこまで発揮されていないんですよね。むしろ主人公が部長たちに絆される場面のほうが多い気がします。残念?なのは、主人公と杏音ちゃんのカップリングが全く成立しないところ。杏音ちゃんはあくまで野球好き女子が好きな女子なので、主人公がターゲットにならないんですよね(そのおかげで読みやすい作品になっているとも言えますが・・・)。ただ今後はわからないので、個人的にはこの二人にも期待しています。

さて、そんなわけで作品としてはオーソドックスな日常系コメディ作品と言えるかと思います。百合界隈の作品としては若干ニッチ寄りかとは思いますが、作中主人公同様、野球に関する知識がなくても雰囲気で楽しむことも出来るでしょう。ただその場合この作品の特色が楽しめないことになるので、少し魅力は落ちるかもしれません。とはいえ普通の日常作品程度には楽しめるでしょう。単価も安いので、気になる方は読んでみてください。

それではノ