※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります
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<作品概要>
・タイトル:殺し屋やめたい
・ 著者 :外村寸
・ 掲載誌 :モーニングKC
・投稿時点での発行巻数:1巻(完結)
<評価>
・ シナリオ :★★★★★★★★★★
・ 構成 :★★★★★★★★★★
・ 世界観 :―
・ 雰囲気 :★★★★★★★★★☆
・キャラクター:★★★★★★★★★☆
・ 絵 :★★★★★★★★☆☆
・ 読みやすさ :★★★★★★★★☆☆
・ 総合 :★★★★★★★★★★
・ オススメ度 :★★★★★★★★★☆
<百合的注意点>
・百合度:~中
・男性キャラの登場頻度:高
・ 男性キャラの邪魔さ :~低
<感想など>
こんばんは!
「やくも」二期の二話、随分百合度高めで来ましたね。私的にはこのまま突き進んでほしいけど、まぁ難しいでしょうね(笑) スタッフ確認はしてないけど、「やくも」は脚本家の方が百合大好きなんですよね。それを監督が「まぁまぁ」ってしている感じだと思うので、今回は脚本が暴走したのかしら(笑)
さて、本日の紹介作品は新作ですね。モーニングKCより「殺し屋やめたい」です。
移民として生きていくため暗殺者となったローズ。恋人の紅華は地元生まれの女学生だが、ローズとの恋愛関係は父親には受け入れられないと諦めて伏せている。だが父親はローズが通う教会の神父であり、殺しの罪を告解する相手だった。ローズの雇用者である“組織”も動き出し、彼の地の人物相関図は途方もなく厄介なことに!?!
タイトルからは若干コメディよりの雰囲気を感じたのですが、普通にシリアス方面の作品でした。
ストーリーはタイトルそのまんまで、やまれず殺し屋として働いている主人公(元兵士)が、恋人が出来たことをきっかけに今の状況の改善を望み始め、いずれ殺し屋をやめるために奮闘を開始する・・・という感じっぽい雰囲気です。舞台は日本っぽくも見えますが、日本じゃないようにも見えます(設定的にも架空ではありましょうが)。
現時点での主要キャストは三人で、殺し屋である主人公、主人公の恋人である女の子、そしてその父親であり、主人公が度々告解を行っている神父の三人です。他にも主人公の雇い主や教会のメンバーなども出てきますが、今のところ多くのシーンは特にこの三人で占められていますね。
百合度は今のところは低めでしょうか。まず単純に主人公が恋人と一緒に過ごすシーンが少な目であること、それとテーマに引っ張られる部分もあり、二人のシーンだとしても百合度がそこまで高くならないためですね(仲はいいし、いちゃいちゃもしていないわけではありません)。ちなみにですが、神父さんはものすごくいい人で、しっかりした人です。単純に人間的な意味では、私は神父さんが一番好きかも(次点で紅華(恋人))。
百合で楽しむというよりは、裏社会に身を置いていることや、今後の流れを鑑みるにハラハラした展開を楽しむ作品だと思います。ちなみに紅華の父親は神父なのでカトリックだと思うのですが(紅華もそれを理由に父親にはアウトしていない)、彼の個人としてのスタンスはそこはあまり気にしていないようです。そのため、同性愛を理由に二人の障害になることは今後もないでしょう。ただ今後神父さん同様主人公の裏の事情に巻き込まれていく可能性はあるでしょうね。単純に作品的には面白く、かつそこまで人を選ぶ作品ではないと思っています。そのため興味を持った方は是非一度読んでみてください。
それではノ