※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります
※画像クリックでamazon商品サイトに飛びます
作品概要
・タイトル:花は咲く、修羅の如く
・ 著者 :むっしゅ ・原作:武田綾乃
・ 掲載誌 :ヤングジャンプコミックス
・投稿時点での発行巻数:1巻(刊行中)
評価
・ シナリオ :★★★★★★★★★★
・ 構成 :★★★★★★★★★★
・ 世界観 :―
・ 雰囲気 :★★★★★★★★☆☆
・キャラクター:★★★★★★★★★☆
・ 絵 :★★★★★★★★★★
・ 読みやすさ :★★★★★★★★★☆
・ 総合 :★★★★★★★★★★
・ オススメ度 :★★★★★★★★☆☆
百合的注意点
・百合度:低~
・男性キャラの登場頻度:
・ 男性キャラの邪魔さ :
感想など
気が付けば試験日が翌日に迫っていた水城です。ごきげんよう。
試験というのは、以前にも少し話題に挙げたことのあるFP試験(3級)ですね。まぁ正直全然勉強していないので、今回は厳しいでしょうね・・・。前に簿記の勉強をしていた時はそれなりに楽しかったのですが、今回のFPって暗記ばっかりで面白くないのですよ。「~~の受給資格は〇才以下」とか、「~~の支給金額は○○円以内」とか・・・存在する(運用されている)仕組み・システムを知るというのは重要だと思うのですが、『その数字って覚える必要ある?』って考えちゃうんですよね。特に私の場合はあくまで一般教養としてこれを学んでいるので(仕事にするわけではないので)、制度の存在を知るのが重要なのであって、具体的な金額や年齢を詳細に知る意味・メリットはないんですよね。
まぁとはいえ折角ですからね。試験は一応ちゃんと受けてこようと思います。大きな金額ではないとはいえ、お金も振り込んじゃってますものねー。
さてさて。それでは作品紹介をいたしましょうぞ。本日紹介する作品はヤングジャンプより「花は咲く、修羅の如く」です。原作者さんは「響けユーフォニアム」で非常に有名な武田綾乃さん(当サイトでも「青い春を数えて」、「その日、朱音は空を飛んだ」、「君と漕ぐ」と、多くの作品を紹介しています)で、作画担当は「先パイがお呼びです!」で紹介したことのあるむっしゅさんです。
<ストーリー>
人口六百人の小さな島に住む少女・花奈は、島の子どもたちに向けて朗読会を行うほど朗読が好きだった。花奈の“読み”に人を惹きつける力を感じた瑞希は、自身が部長を務める放送部への入部を誘う――。朗読の技術を学ぶことはもちろん、普通の学校生活も花奈にとっては未体験なことだらけ。放送部のメンバーたちと様々な“はじめて”を経験し、少しずつだけど前に進んでいく。
高校の放送部が舞台の、青春・部活物ストーリーです。非常に武田綾乃さんらしいシナリオ・雰囲気の作品になりそうなので、武田綾乃さんの作品が好きな人はかなり好きになるのではないでしょうか。
主人公は離島の出身ということで、今まで同年代の友人がいませんでした。なのでその点も含めて、彼女の成長ストーリ―というところが主軸にあり、その上で群像劇といった感じになるのだと思います。
<キャラクター>
メインキャストは、主人公が所属することになる放送部の面々と、その顧問。そして主人公にかつて多大な影響を与えた俳優(当時は子役)の西園寺修羅。
放送部は主人公が入学する前年に設立したため、メンバーは一年と二年のみ。二年生メンバは女子二人・男子一人の三人で、それぞれ瑞希、良子、瀬太郎。この瑞希先輩というのが放送部の顧問で、主人公に目を付けた人物。表紙の金髪の少女です。
一年生メンバーは主人公を含めて、男女それぞれ二人ずつです。少しおどおどしているが、独学にもかかわらず朗読の圧倒的才能を持つと目される主人公・花奈。彼女と同じクラスで、朗読やアナウンスよりも"効果音"に興味を持つ萩大。中学時代にアナウンス部門で全国出場経験のある少女・杏。そして彼女の同じクラスの男子で、首席入学の松雪。そして最後に、現役時代朗読部門でNコン優勝の経験を持つ顧問・博美です。
<百合度>
今のところは百合度はそこまで高くありません。今後に関しては一応未知数ではありますが、私の予想では上がることはないでしょう。ちなみにメインキャストは多いですが、その中でも一番の主軸となるのは表紙の二人・・・ではなく、タイトルの二人、花奈と修羅なのだと思います(修羅は一巻では画面・回想越しにしか登場していない)。
色恋沙汰をどの程度お話に絡ませるかわかりませんが、一巻を読んだ限りではユーフォレベルではないかと思っています(なお杏ちゃんは早くも松雪君に落ちてました)。
<総評>
ストーリー・構成に関しては文句なし。かつ作画も非常にレベルが高く、世界観を上手く表現できています。総じてかなりレベルの高い素晴らしい作品だと思います。反面、当サイト的には百合度の観点から、強くお勧めとはならない作品でしょう。シリアス度の高い部活物・青春ストーリーが好きで、百合要素がなくてもいい!という時にお読みください。
それではノ