百合好きによる百合好きのためのレビュー

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ゆめゆめうつつ

※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります

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 <作品概要>

・タイトル:ゆめゆめうつつ
・ 著者 :みつき和美
・  掲載誌 :コミックハイ!
・投稿時点での発行巻数:1巻(完結)

 <評価>

・ シナリオ :★★★★★★★★☆☆
・  構成  :★★★★★★★★☆☆
・   世界観  :―
・   雰囲気  :★★★★★★★★★☆
・キャラクター:★★★★★★★★★☆
・    絵   :★★★★★★★☆☆☆
・  読みやすさ :★★★★★★★★☆☆

・  総合  :★★★★★★★★☆☆
・  オススメ度 :★★★★★★★★☆☆

 <百合的注意点>

・百合度:中~
・男性キャラの登場頻度:~中
・  男性キャラの邪魔さ :低

 <感想など>

こんばんは!

最近は暑くなったり涼しくなったりしていましたが、漸く本格的に秋が訪れそうな雰囲気ですね。このままどんどん涼しくなって、そして最近の流行(?)通り一瞬で秋を通り過ぎて冬になるのでしょうね・・・。

さて、色々と新番組がスタートしていますが、その中でも私が個人的に注目している作品である「やくも」の二期。制作経緯が特殊であるにも関わらずここまで早い段階で二期が来るとは、さすがに思いませんでした。そんな「やくも」ですが、この度コミカライズの第一巻が発売されました。そもそも原作が漫画なのですが、地元のフリーペーパーなので手に入れるのが難しかったんですよね。そんな中発売された単行本なのですが、収録作品はなんと、原作ではなくアニメ版のコミカライズ版。原作漫画(フリーペーパー)→アニメ→コミカライズ(アニメ準拠)という、なんとも不思議な流れで、ですが作画は原作者(フリーペーパーに描いていた作者さん)が行っています。不可思議な展開・・・。実際に買って読んでみましたが、確かにストーリーはアニメそのままですね。細かいところは違うけど、流れは一緒でした。また、キャラクターの雰囲気がやっぱり違って感じられました。これが元々の彼女らの色なのでしょう。
個人的な印象ですが、私としてはアニメの方が好きかな?という感じです。というか、アニメの出来がフリーペーパー発とは思えないしっかりしたクオリティなんですよね。私の『原作好き』の傾向も多分に含まれているとは思いますが、ご参考までに。ちなみにアニメ二期は完全に一期の地続きなので、気になっている方は適当な動画視聴サイトで是非一期からご視聴くださいまし。

 

さてさて、前置き?が長くなりましたが作品紹介に移りましょう。今回紹介するのも少し前の作品、コミックハイから「ゆめゆめうつつ」です。

実兄が不慮の事故でこの世を去り、身寄りの無くなった実花子と一緒に暮らすことになった惟子。実花子に兄の形見である蝶の標本を見せられた惟子は、その日から恐ろしい黒い蝶の幻影に襲われるようになる。心かき乱す出来事の連続のなかで急速に惹かれあっていく実花子と惟子。謎の黒い蝶の正体は? 2人の禁断の恋の行方は? 呪われた蝶を巡るロマンチックホラー!

コミックハイ!と言えばあの偉大な「女子高生」を発刊していた(元々アクションですが)雑誌ですが、今はもうないんですよね・・・懐かしいです。

本作のジャンルですが、紹介文から引用すれば一応ホラーになるみたいです。私の印象で言うと、正直何に分類していいかわかりませんでした。ホラー・・・といえばそう言えなくもないような、サスペンス・・・ではないし、本当に何とも言えない感じです。単巻で終わってるからちょっと難しいですね。

ストーリーは女の子二人のお話。後々蝶やヒロイン・実花子の兄にまつわる話が絡んできますが、個人的にはあくまで主人公とヒロインのガールミーツガールだと思っています。キャラクターも狭く、ほぼこの二人しか出ません(あとはモブレベル)。最後にちょっと兄に纏わるキャラクターが出ますがそれも最後だけですしね。

百合度はまぁまぁ高め。特に主人公は最初からヒロインへの好意が強いし、ヒロインの方も普通に主人公を好いています。なので二人の関係性についての波乱は基本的にありませんでした(主人公がわーっとなったりはしますが)。一緒にお風呂に入ったり、寝たりして。主人公が一々赤くなるのが可愛らしいですね。

総評としてはそこまで素晴らしい作品!という感じではありません。ただ百合度がまぁまぁなので、読むものがなくて困っている時などにはいいんじゃないかと思います。単価もそこまででもないですからね。個人的には作画がもう少しよければなぁ、という感じでしょうか。強くは勧めませんが、暇なときのお供にはなります。気になった方は読んでみてください。

それではノ

 

※例によってamazonでは新刊の取り扱いがありませんでした