※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります
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＜作品概要＞
・タイトル：ネイルちゃんと深爪さん。 マジでリアコな私たち編
・ 著者 ：（アンソロジー）
・ 掲載誌 ：ミッシィコミックス/コスモコミックス
・投稿時点での発行巻数：1巻（完結）
＜評価＞
・ シナリオ ：★★★★★★★★★★
・ 構成 ：★★★★★★★★★☆
・ 世界観 ：―
・ 雰囲気 ：★★★★★★★★★★
・キャラクター：★★★★★★★★★★
・ 絵 ：★★★★★★★★★★
・ 読みやすさ ：★★★★★★★★★☆
・ 総合 ：★★★★★★★★★★
・ オススメ度 ：★★★★★★★★★★
＜百合的注意点＞
・百合度：高
・男性キャラの登場頻度：無
・ 男性キャラの邪魔さ ：―
＜感想など＞
こんばんは！ 最近「崩壊3rd」が結構面白くてそこそこやりこんでしまっている水城です。
そういえば今期には「ストパン」三期という最高な作品があるのですが、同時にウィッチーズといえば先日から新規ソシャゲ、「ユナフロ」がスタートしたということに以前少しだけ触れたと思います。この作品についてあまり話していなかったので感想を述べようと思うのですが・・・
結論から言うと、個人的には正直微妙な作品でした。というのも、まずフルボイスでないという点、そして何よりモデルの完成度が低いという点。最後にゲーム性自体が微妙という点。この三つで個人的にはあまり続ける気にはなれませんでした（特にキャラゲーでモデルの完成度が低いのは致命的）。オートモードかつスタミナまとめ消費が出来るので手はかからないといえばかからないのですが、それ以上に出来があまり・・・と。これなら「アリスギア」復帰してあっちでお姉ちゃんと戯れた方が・・・という気がしてなりません（FAガールとかもいるし）。なおシナリオについての言及は避けます（私自身が7章までしか進んでいないので）。記事にはしないと思うのでここで大雑把に導入だけ説明すると、何らかの理由で元の世界とよく似た異世界にウィッチたちが（微妙に時間軸ずれて）召喚され、一緒に戦っていく感じです。なので少佐も普通に戦えます（ちなみにプレイヤーはその異世界における司令官です。ここもいらなかった・・・何故普通にウィッチだけでキャラクターを完結させないのか・・・）。加えてとにかくガチャが渋いのに（確率が低い上にキャラとメモカで二種類別枠で引く必要がある）、何故か配布の石（戦時国債）が少ない。一応一万円弱程度は課金してみたものの、残念ながら続けるには至りませんでした。
そんなわけで私の結論は、『かなり愛がないと厳しい。あっても結構厳しい』です。プレイヤーの分身はともかく、せめてゲーム性とモデリングがアリスギアレベルに至ってくれれば続けられたかもしれないのだけど・・・無念。シナリオはこれからも続いていくので、イベントも含めて期待は出来るかもしれません。そもそも本来あり得ないキャラクター達の邂逅を楽しむのが本筋（のはず）ですから。特にテキストなんていくらでもいじれるというか、対応がしやすい部分です（ボイスもないし）。なのでその点には先において期待はもってもいいかもしれません。触れ合い要素も同様にいじれるでしょう。私のように『プレイヤーの分身とかホントやめてくれ』と思う人間ばかりでもないと思うので、その辺りはまだ改善の余地があるでしょう。ただしゲームシステム。これはもう無理です。よほど大幅な改修が入っても、高評価に至れるレベルになることはまずないと思われます。石（戦時国債）に関しても・・・恐らく望みは薄いでしょう。ガチャを多少なり回し、キャラもそれなりに育てたいならそこそこの課金、最低でも月に2-3万程度は覚悟した方がいいかもしれません。多分―――いえ、確実に三期のBD買った方がいいです。もし作品、シリーズを買い支えたい思いがあるなら、是非円盤、ないし書籍作品を買いましょう！以上！あ、三期最高に面白いです！
―――はい、恐ろしく長い前書きでしたね。既にいつもの記事一個分くらいのボリュームがあるので普通に記事にできたのでは？という疑問はさておき、作品紹介に入りたいと思います。
本日紹介する作品は「ネイルちゃんと深爪さん」。出版？がコスモコミックスということで、これも私は初めて見るレーベル？ですね。併記のミッシィは最近百合作品と思しきものをいくつか出しているような気がしますが、新しいところか、最近電子に手を出し始めたところなのかな。
オール描き下ろし！
ギャルとお嬢様が紡ぐキラキラでドキドキな6つの恋物語。
・お嬢さまJKは思い出のあの娘を探すためギャルとデートすることに!?
・違反を注意されたギャルは段々と風紀委員のあの娘が気になって……!?
・喫煙を見られたギャルは黒髪お嬢さまに時間限定の人形として従うことに!?
・雨宿りで黒髪JKの家に上がることになったけど、着替えの中にTバックが!?
・黒髪生徒会長は好きな人を聞かれ答えるが何故か耳を真っ赤にするギャルが!?
・サボリ方を教えてと黒髪JKはギャルJKに持ち掛け、ナイショの上京デートするが――。
クラスの皆は知らない、ふたりだけの気持ち。
紹介文からもわかると思いますが、アンソロジーですね。しかも描き下ろしという事なので、先のあれも雑誌名ではないのかな？
内容は真面目キャラ×ギャル（orちょい不良系）の王道な組み合わせによる短編集で、この手の一つのコンセプトに沿った百合短編集、アンソロジーって最近多いですよね。ただこの作品、私が今まで読んできた百合系のアンソロジーの中で一番良かったかもしれません。や、私の記憶は往々にしてあてにならないのですけども。
とにかく全作品良かったんですよね。この手のアンソロジーって全部が全部当たりになる可能性ってどうしても低いのですが（ハズレとはいわないけども、そこまでもないものが普通は混じるので）、全部良かった。本当に。パターンというか、シナリオや関係性もしっかりばらけているし、キャラクターもどの作品のものも魅力的、強いて言うなら多少作画レベルに差があるくらいでしょうか。本当に全部良かったのです。
アンソロジーってどうしても「すっごいいいよ！」って言い難い事が多いのですが、これは本当に文句なし。即買いでOKです。ちなみにサブタイトルに「マジでリアコな私たち"編"」とあるので、売れ行きが良ければ続くのかもしれません。本当に皆さん是非買っていただいて、是非続けてほしいと思います（なお既に中年と呼ぶにふさわしい年齢に差し掛かっている私は「リアコ」がどういう意味なのか全く知りませんでした）。もしここで作品を知ったという方がいましたら、即各々利用している書籍サイトに飛んでぽちってきましょう。間違いありませんので。
それではノ
