※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります
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<作品概要>
・タイトル:アステリズムに花束を 百合SFアンソロジー
・ 著者 :(アンソロジー)
・イラスト:シライシユウコ
・投稿時点での発行巻数:1冊
<評価>
・ シナリオ :★★★★★★★★☆☆~★★★★★★★★★★
・ 構成 :★★★★★★★☆☆☆~★★★★★★★★★★
・ 世界観 :★★★★★★★★★☆~★★★★★★★★★★
・ 雰囲気 :★★★★★★★★☆☆~★★★★★★★★★★
・キャラクター:★★★★★★★☆☆☆~★★★★★★★★★★
・ テキスト :★★★★★★★★☆☆~★★★★★★★★★★
・ 絵 :(表紙のみ)
・ 読みやすさ :★★★★★★☆☆☆☆~★★★★★★★★★★
・ 総合 :★★★★★★★★★★
・ オススメ度 :★★★★★★★☆☆☆
<百合的注意点>
・百合度:低(―~中)
・男性キャラの登場頻度:無~低
・ 男性キャラの邪魔さ :―
<感想など>
こんばんは!本日は小説の紹介です。これまで色々紹介してて思ったのですが、ラノベを除くとここのレビューに挙がる小説ってハヤカワ系が多い気がします。私と波長が合っているのか、比較的百合に優しいとこなんですかね?
百合――女性間の関係性を扱った創作ジャンル。創刊以来初の三刷となったSFマガジン百合特集の宮澤伊織・森田季節・草野原々・伴名練・今井哲也による掲載作に加え、『元年春之祭』の陸秋槎が挑む言語SF、『天冥の標』を完結させた小川一水が描く宇宙SFほか全9作を収める、世界初の百合SFアンソロジー。
さて、本日紹介する「アステリズムに花束を」は"百合SFアンソロジー"です。表紙イラストの部分に著者が列挙されてますが、宮澤伊織さん、草野原々さん、森田季節さんの三人はそれぞれ別作品で紹介したことがある方々ですね。ちなみに一番右、今井哲也さんの作品のみ小説ではなく漫画作品です。
内容に関してですが、まず作品としての完成度は相当高いです。好みは分かれるかとは思いますがどの作品も本当に良かった。ただ・・・百合度は極めて低かったですね。なので百合作品集!と思って読むと少しガッカリするかもしれません。ただ最後の作品は百合的に見て最高でしたね・・・書き下ろしらしいのですが、これだけは(百合的に)すごく良かったです。あとは真ん中らへんにある吸血鬼の話もいい感じでしたね。少し古風な文体も含めて百合というよりはエスを思わせる感じでした。
そういうわけで普通にSF小説(ないしファンタジー)として見ればかなりお薦めの作品なのですが、百合が見たいという方に対するものとしてはお勧め度は低くなりました。その辺り考慮して購入を判断してみてください。
それではノ