※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります
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<作品概要>
・タイトル:乙女哲学
・ 著者 :凌
・ 掲載誌 :GANMA!
・投稿時点での発行巻数:5巻(刊行中?)
<評価>
・ シナリオ :★★★★★★★★★★
・ 構成 :★★★★★★★★★☆
・ 世界観 :―
・ 雰囲気 :★★★★★★★★☆☆
・キャラクター:★★★★★★★★★☆
・ 絵 :★★★★★★★★★☆
・ 読みやすさ :★★★★★★★★★☆
・ 総合 :★★★★★★★★★★
・ オススメ度 :★★★★★★★★☆☆
<百合的注意点>
・百合度:低~→高
・男性キャラの登場頻度:激高→低
・ 男性キャラの邪魔さ :高→低
<感想など>
こんばんは! 最近漸く「ゆゆゆい」が一気に進められて、第一部?の終わりまでたどり着けました。「ゆゆゆい」ほんっとにボリュームがすごいです、イベントほぼ無視(シナリオ回収のみでアイテムは諦めてる)でメインストーリー進めてるのに、ここまで最新に追いつけないとは・・・もっと続いてる作品でも普通これだけやったら余裕で追いつくってくらいやってるのに、未だ終わりが見えません。ただ流石にあと一か月はかからないと思うので、メインが追いつき次第こちらで紹介したいと思います。
それでは本日の紹介作品ですが、本日紹介するのは「乙女哲学」。知る人ぞ知る(?)GANMA!の名作です。
ナルシストな美少女、腐女子、ビッチがおくる、女子高生4コマ漫画。愛すべき残念な乙女たちによる、ぶっちゃけ乙女トークが炸裂!
紙の単行本から電子化までに非常に時間がかかった作品で、媒体的にもそこまで有名ではないと思われます。また紹介文を読んだ段階である程度警戒心を持つ方もいるかと思うのですが・・・その警戒はそこまで間違っていないと言えるでしょう。
こちらの作品ですがじゃんるとしては日常系のギャグ・コメディ作品に分類されると思います。4コマはワイドタイプなので見づらさはないですし、非常にテンポがよくキャラクターもいいため私的評価も高いです。ただ注意点はお察しの通り・・・なんですが、一つ。1巻から3-5巻あたりに掛けて内容、というか登場人物がガラっと変わります。ある程度のネタバレになってしまいますが、以下に登場人物の構成の変化をざっくりと示してみます。
①主役三人の女の子登場
②明らかに三人にあてがうように他校の男性キャラ3人の登場
③しばらくこの六人での絡みメイン
④―――かと思いきや男性陣は一人残してフェードアウト。以降二人はほぼ出番なし
⑤代わって後輩ちゃんが二人、ほぼレギュラー入り
⑥しばらくはこの五人で回る(たまに最後の男性陣一人が出る
⑦唐突にライバルキャラ(?)が現れる
⑧普通に仲良くなる←いまここ
こんな感じです(数字は巻数ではなく、ただの流れの順です)。
・・・男性キャラのバッシングがひどかったのでしょうか。本当に何だったのかというくらいぱったりと消え去ります。また以降は一気にいちゃいちゃ度が上がり、百合度が急上昇します。後輩ちゃんも登場時はものすごくとがった出方をするのですが、少し経つと丸くなります。そんなわけで総じて言うと、序盤はものすごく人を選ぶ上にここの読者さんにはとてもお勧めし難いが、そこを乗り越えると一気にテンションが上がってくる、という感じです。その為もし興味がある、読んでみようかと思う方には、『一巻で諦めないで』と言いたいです。その先に楽園は待っています。
キャラクターも全体的に中盤以降作者も慣れてきたのか、非常に愛らしさが増します。なお気になる人の多いであろう(主観)主役の一人、紹介文中でビッチと呼ばれるキャラですが、直接的な描写はありません(自他の言動内であらわされる)ので、そこまでは気にならない・・・かも?しれません。基本的にこの子・美野里は、腐女子・恵令奈への→がとんでもなく強いので、概ねそちらでかき消されます。
そんなわけで特に序盤で人を選ぶ(ここの読者層的な意味で)作品ですが、その先はとてもお薦め度も高い作品です。序盤何とか頑張ってやるぜ!という方は是非読んでみてください。
それではノ