百合好きによる百合好きのためのレビュー

このサイトは百合好きによる百合好きのためのレビューサイトです。もし購入をためらっている商品などレビューしてほしい作品がある場合コメントにお願いします。所持している場合は再読して優先的にレビューを行います(未所持の場合は作品次第となります)。また百合作品の情報提供も随時お待ちしております。

見習い聖女の憂鬱

※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります

f:id:you_mizushiro:20190910200035j:plain

※画像クリックでamazon商品サイトに飛びます

 <作品概要>

・タイトル:見習い聖女の憂鬱
・ 著者 :澪亜
・イラスト:yu-ri
・投稿時点での発行巻数:1巻(完結?)

 <評価>

・ シナリオ :★★★★★★★★☆☆
・  構成  :★★★★★★★☆☆☆
・   世界観  :★★★★★★★★☆☆
・   雰囲気  :★★★★★★☆☆☆☆
・キャラクター:★★★★★★★☆☆☆
・ テキスト :★★★★★★★★★☆
・    絵   :★★★★★★★★☆☆
・  読みやすさ :★★★★★★★★★☆

・  総合  :★★★★★★★★☆☆
・  オススメ度 :★★★★★★☆☆☆☆

 <百合的注意点>

・百合度:低
・男性キャラの登場頻度:低
・  男性キャラの邪魔さ :低

 <感想など>

こんばんは!今日はまた随分と暑い日でしたね。帰宅後もすぐ汗ばんできてしまって止む無くいつものドライいれちゃいました。まぁまだ9月頭だから残暑と言えるのかな。10月ごろには一気に寒くなってそうですけど。

 

さて、本日紹介するのはなろう作品、「見習い聖女の憂鬱」です。転生異世界ファンタジーですね。

由緒ある神社の神主を務める家系に生まれた少女、鹿林花梨。作法やしきたりに囚われる息苦しい生活を強いられてきた花梨は、ある日ついにその不満を両親にぶつけてしまう。花梨はその行為に罪悪感を抱くも、謝罪の言葉を口にする前に両親と共に交通事故で命を落としてしまうのだった。
だが、目を覚ました花梨は、異世界で『クレア・ソール』として新たな生を受ける。
今度の人生こそ家族を大切にして、かけがえのない時間を共に過ごしていこうと決意するクレア。だが、その大切な家族を守るため無意識に発動した『力』が、クレアの運命を大きく変えてしまうのだった。
それが望まぬ未来だとしても、いつまでも憂鬱のままではいられない。クレアは、今度こそ絶対に後悔しない生き方をすると決めたのだから――。

シナリオは個人的に悪くないと思うのですが、主人公がちょい微妙でした。何というか、とても不安定な感じで(情緒ではなく、キャラが不安定という意味です。情緒もちょっと不安定ですが)。

主人公は十五歳で亡くなり、二度目の生でも十五歳。二度目は赤ん坊の頃から意識がはっきりしていて転生前の記憶も照らせていたので意識的な活動時間は三十年になります。その為か、最初の方で『年の割には考えがしっかりしている』という描写を少し見せていくのですが、その後は基本的に感情的になる事が多いです。家族関係の話になると異様にトゲトゲするというか、トラウマになっているのでわかるけども・・・みたいに受け取ってしまう事が少々。

設定上神の力を行使できるのが女性だけなので学園描写が殆どの今作では男性はほぼ出てきませんが、百合的なものもありません。そういった意味でもここではちょっとお勧めはしがたいかも。個人的に嫌いではないので2巻が出ても様子見で買ってみようかな?と思っていたのですが、web更新が止まっているので続きはなさそう。例によってちょっとお高めなので、お財布と相談して決めるといいかと思います。

それではノ