※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります
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作品概要
・タイトル:終末ツーリング
・ 著者 :さいとー栄
・ 掲載誌 :電撃コミックスNEXT
・投稿時点での発行巻数:2巻(刊行中)
評価
・ シナリオ :★★★★★★★★★☆
・ 構成 :★★★★★★★★★☆
・ 世界観 :★★★★★★★★★☆
・ 雰囲気 :★★★★★★★★★★
・キャラクター:★★★★★★★★★☆
・ 絵 :★★★★★★★★★☆
・ 読みやすさ :★★★★★★★★☆☆
・ 総合 :★★★★★★★★★★
・ オススメ度 :★★★★★★★★★☆
百合的注意点
・百合度:低~
・男性キャラの登場頻度:低~(?)
・ 男性キャラの邪魔さ :―
感想など
こんばんは!
最近前書きがなかなか思いつかない水城です。前書きが思いつかなければなくていいのでは?という心理にたどり着いたので早速紹介移りたいと思います。
本日紹介する作品は電撃NEXTより「終末ツーリング」です。
<ストーリー>
ツーリングの名所を走る1台のオフロードバイク。
箱根で富士山を眺め、横浜ベイブリッジで釣りをして、有明の東京ビッグサイトへ向かう。
2人の少女がタンデムでバイク旅を楽しんでいるように見えるが周囲の景観はひどく荒れ果てていて――。
誰もいない終末世界を2人の少女がバイクでトコトコ駆け回る異色のツーリングコミックがここに開幕!
世界が終わってもバイク旅は終わらない。
ということで、いわゆる「ポストアポカリプス」作品というやつですね。滅んだ(と思われる)世界を、セローに乗った女の子二人が旅している、ほのぼの作品です。ほのぼのと言っても崩壊した世界のお話なので、ところどころに、或いは常に僅かな寂寥感を伴っています。
<キャラクター>
メインキャラクターは主役の二人のみ。バイクの操車で、どちらかというとこの子が主人公かな。姉の残した写真の世界を辿る少女・ヨーコ。明るく前向きな性格で、連れであるもう一人の少女をグイグイイと引っ張っていきます。時折不思議な夢を見るのですが、それが今後何かの鍵になるのでしょうか。
もう一人はどちらかというとヒロイン的立場のアイリ。こちらは人間ではなく、ロボット・・・なのかな? あまりにも感情が豊かなので、元人間かもしれません。ビームを撃ったり出来るので、少なくとも普通の人間ではありませんね。がんがん進んでいくヨーコのサポートをしており、独自の(或いはどこかの)データベースにアクセスすることで幅広い知識を確認できる有能な子です。
<百合度>
現時点での百合度は低めです。女の子の二人旅ではありますが、あまりそういった方向には流れませんね。同じく終末の名を関する作品に、アニメ化もしている「少女終末旅行」がありますが、あの作品の、特に序盤の時と同程度と思ってください。
<総評>
色々と謎に包まれている部分や伏線が多く、これが綺麗に回収されるならかなりの良作になると期待が持てます。逆にそこをミスると、或いは打ち切りなどで強引な展開になってしまうと、微妙な感じで終わるかも。個人的には非常に好きなタイプですが、百合度は低いのでお勧め度は下げてます。その点を考慮しないならかなり強くお勧めできる作品なので、こういう系統の作品が好きな方は是非読んでみてください。
それではノ