百合好きによる百合好きのためのレビュー

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勇者の孫と魔王の娘

※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります

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 作品概要

・タイトル:勇者の孫と魔王の娘
・ 著者 :不動らん
・  掲載誌 :アルファポリス
・投稿時点での発行巻数:5巻(完結)

 評価

・ シナリオ :★★★★★★★★★☆
・  構成  :★★★★★★★★☆☆
・   世界観  :★★★★★★★★☆☆
・   雰囲気  :★★★★★★★★☆☆
・キャラクター:★★★★★★★★★☆
・    絵   :★★★★★★★★★☆
・  読みやすさ :★★★★★★★★★☆

・  総合  :★★★★★★★★★☆
・  オススメ度 :★★★★★★★★☆☆

 百合的注意点

・百合度:低~中
・男性キャラの登場頻度:高~
・  男性キャラの邪魔さ :~中

 感想など

こんばんは!

さくっとお仕事して明日はお休み水城です。こういう休みと休みの間にある半日出勤って、人によっては「合間に仕事があって連休じゃなくなるのいや・・・」っていう方もいるみたいなのですが、私は結構好きです。すぐまた休みなので意欲が削がれないんですよね。

ということで、土曜なので今日は外食・・・って、先日も寿司食べに行ったばかりですが、基本的には土曜のお昼を外食デーにしようと思っているんですよね。半日出勤だし、翌日休みなので。今日行ってきたのはラーメン屋さんです。ラーメンと言っても色々あると思うのですが(私の中でラーメンはやはり家系のイメージが強いんですよね。横浜育ちのせいなのでしょうか)、今日食べてきたのは非常にあっさりしたタイプ。メインは恐らく醤油・塩で、そこに柚子をきかせているどちらかというとおしゃれな感じのラーメンでした(ちなみに味噌もあるけど、それは柚子使わないっぽい)。非常にあっさりしているだけでなく、かなりの薄味。また麺が結構独特の感じで、面白かったです。私は焦がし鴨肉のものを食べたのですが、鴨もいい感じでしたね。ただ個人的にはちょっとオシャンティすぎて合わなかったかも・・・。『美味しいけど物足りない感じ』、わかりますかね?(笑) ちなみにチャーシュー丼も一緒に頼みましたがチャーシュー、非常に美味しかったです。

これからも色々回る予定なので、またお話しできればなと思います。お楽しみに?

 

 

さて、それでは作品紹介に移りましょう。本日紹介する作品は「勇者の孫と魔王の娘」というファンタジー作品ですね。

 

 <ストーリー>

かつて世界を揺るがした魔族対人間の大戦争。敗北した魔王一族最後の生き残りである魔王の娘・ダクネは、50年にもおよぶ投獄から解放され、自身の故郷である旧魔族領を訪れていた。そこで彼女が出逢ったのはサクラコと名乗る黒髪の少女。なんと少女は、一族を倒した憎き仇敵である勇者の孫だった!!かつて世界を救った英雄の孫娘とかつて全てを失った亡国の王女――奇妙な二人の摩訶不思議な旅が今、始まる!!

ハイファンタジーに分類していいと思うのですが、少し異世界転移要素があります(件の『勇者』が魔族に召喚された人間)。ストーリーとしては、戦の既に終わっている世界で、勇者の孫娘と、かつて勇者を召還した側である魔族の、その魔王の娘が旅をするお話ですね。基本的にシリアス度が高めで、素直にファンタジー作品だな、という感じです。

 

 <キャラクター>

主要キャラクターは一緒に旅をする四人でしょうか。まずは主人公である勇者の孫娘。転生者である勇者・カズトの孫で、空腹になると肉体年齢が若返ってしまうという呪いをその身に負う少女・サクラコ。次いでヒロインである魔王の娘・ダクネリア。魔族側に召喚されながらも紆余曲折があって勇者に殺されることとなった魔王の、その娘ですね。残りの二人はジャンコロネ。大商会の八男坊と、彼に使えるメイド魔族の二人組です。

それ以外の重要人物も非常に多く、特に勇者・カズト(現在は結構年をとっている)を筆頭にその孫である現・勇者たちは非常に重要な立ち位置にいますね。なお魔族側は魔王とその一族がダクネリア以外死んでいるため、あまり重要な人物は出てきません。

 

 <百合度>

百合度は高くはないですね。お話は基本的にはタイトルにある二人の物語ではありますが、同時に勇者という血族のストーリーでもあります。またほぼほぼ四人で旅をしていることもあって、あまり二人でどうこうという感じにならないんですよね(ちなみにサクラコはかなり早い段階でダクネリアに惹かれていました)。

またダクネリアの初恋の相手がカズトであることもあって、何というか、色々と複雑な感じです。ちなみにジャンとコロネはこの二人で完全にカップル、かつジャンが紳士であるため、そこまで気になることはないと思います。

 

 <総評>

ストーリーが非常に良かったのですが、尺が足りませんでしたね・・・。最後の駆け足感からするに、作者さんの描きたい作品をかききれていない感じがします。ただ局所的に見てどのお話もよかったし、キャラクターもいいので、そこそこお勧めの作品と言えるでしょう。留意点は先に挙げていますが、ダクネリアが想いを振りきれていないことと、ジャンの存在を許容できるかどうかでしょう。その点を考慮したうえで、決めるといいかと思います。

それではノ