※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります
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＜作品概要＞
・タイトル：ポジティブぼっちハルミちゃん
・ 著者 ：亜乃アメ助
・ 掲載誌 ：バンチコミックス
・投稿時点での発行巻数：1巻（刊行中）
＜評価＞
・ シナリオ ：★★★★★★★★☆☆
・ 構成 ：★★★★★★★★★☆
・ 世界観 ：―
・ 雰囲気 ：★★★★★★★☆☆☆
・キャラクター：★★★★★★★★☆☆
・ 絵 ：★★★★★★★★☆☆
・ 読みやすさ ：★★★★★★★★★☆
・ 総合 ：★★★★★★★★☆☆
・ オススメ度 ：★★★★★★★☆☆☆
＜百合的注意点＞
・百合度：低
・男性キャラの登場頻度：ほぼ無
・ 男性キャラの邪魔さ ：―
＜感想など＞
こんばんは！
昨日よりkindleにて50%ポイント還元セールが実施されているようです。さっと確認してみたのですが、かなり多くの百合姫作品が対象になっていましたので、もし未購入の物があれば是非この機会に買っておくことをお勧めします。普通に最新のものもありましたので、確認しておきましょう！
ということで作品紹介ですが、本日は比較的新しい作品の紹介ですね。バンチコミックスより「ポジティブぼっちハルミちゃん」です。
ぼっちになることに異常な恐怖心を抱く、キョロ充女子高生・永井フユ。笑顔を張り付け、グループの輪に入ろうと奮闘するもうまくいかない毎日――。そこで、クラスの高嶺の花的存在・喜多ハルミから人気者の秘訣を探ろうと後をつける、フユ。しかし、そこには驚愕の光景が!! 彼女の真の姿はおひとりJKライフを楽しむことに全力を費やす“ぼっち充”だったのだ!!!!
基本的にはギャグ・コメディ作品と思っていいのですが、主人公の性格・過去のこともあって全体的に雰囲気が非常に暗めです。特に一巻後半は、主人公の過去の話が出てその辺り顕著になります。この点は理解しておいたほうがいいでしょう。
メインの登場人物は二人。紹介文からわかるように、主人公であるフユと、学校で憧れの的のような存在であるハルミさん。なおハルミさんは基本的にいつも一人でいるのに対し、主人公はクラスメイト数人と行動を共にしていることが多いです。ただトラウマにより異様な劣等感などを持つ彼女の所作が、正直かなり痛々しいですね・・・見ていて辛くなってきます。
百合度は今のところ殆どなし。ハルミさんは、他の女生徒たちに憧れられている描写こそありますが、絡みはありません。唯一絡みのある主人公も、暗くなったところ・落ち込んだところをハルミさんの奔放さに救われる、という関わり方が主です。何なら彼女のシュールな行動を遠めに見て心の中で突っ込んで終わるだけの場合もある（序盤）ので、この二人の交わりすらも薄めです。そのため今後含めて百合的な要素には期待しない方がいいでしょう。
そんなわけで、百合的にはあまりお勧めとは言い難い作品です。先に記したように読んでいて楽しくなるタイプの作品ではないので（序盤のシュールギャグ的な部分はともかく）、ちょっと人を選ぶ作品だと思います。まずは試し読みをして、確実に主人公の性格を把握。またその部分が後々深堀りされることを念頭に置いて、どうするか判断するのがいいでしょう。
それではノ
