※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
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<作品概要>
・タイトル:そいねドリーマー
・ 著者 :宮澤伊織
・イラスト:丸紅茜
・投稿時点での発行巻数:1巻(完結?)
<評価>
・ シナリオ :★★★★★★★★★☆
・ 構成 :★★★★★★★★★★
・ 世界観 :―
・ 雰囲気 :★★★★★★★★★★
・キャラクター:★★★★★★★★★☆
・ テキスト :★★★★★★★★★★
・ 絵 :★★★★★★★☆☆☆
・ 読みやすさ :★★★★★★★★★★
・ 総合 :★★★★★★★★★★
・ オススメ度 :★★★★★★★★★☆
<百合的注意点>
・百合度:中~
・男性キャラの登場頻度:無
・ 男性キャラの邪魔さ :―
<感想など>
こんばんは!今日は「裏世界ピクニック」の宮澤伊織さんの作品の紹介です。
人間の眠りの世界〈ナイトランド〉で人の精神に寄生しようとする睡獣と、夢に侵入して自由に動けるスリープウォーカーという特殊能力者たちの戦いが続く現代日本。不眠症の女子高生・帆影沙耶はスリープウォーカーの金春ひつじと夢の中で恋人として出逢う――。
あちらと比べると百合度が高めの作品。原因不明の不眠で何日も眠れていなかった主人公・沙耶が保健室で出会った少女・ひつじ。いきなり現れた彼女は横になっている沙耶の上に倒れこんできて、それを受け止めた直後、彼女は久しぶりの"眠り"へと落ちていく―――
"明晰夢"をテーマにオカルトちっくに仕上げた作品。タイプ的にはオカルト~ホラー系でしょうか。ホラーといっても所謂霊やお化けといったものではなく、現実と別世界(夢)の境が曖昧になっていく浸食系のやつです。終わり方もあえてぼかした描き方をしているようでした。とはいえ個人的には沙耶とひつじがいちゃいちゃしているのを楽しめたのでよしという所ですかね。
主要キャストはこの二人を含む五人で全員女の子。一つの布団に五人で横になって一緒に眠りの世界へ行くというのがまた良いですね・・・。テキストは三人称交じりの一人称。流石に文章のレベルも高く非常に読みやすいですし、割と誰にでも勧めやすい作品ではあるかと思います(強いて言うならちょっと値段が高め?)。気になる方は是非買ってみてください。
それではノ