※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります
※画像クリックでamazon商品サイトに飛びます
＜作品概要＞
・タイトル：最後にして最初のアイドル
・ 著者 ：草野原々
・イラスト：TNSK
・投稿時点での発行巻数：1巻（完結）
＜評価＞
・ シナリオ ：★★★★★★★★★★
・ 構成 ：★★★★★★★★★★
・ 世界観 ：★★★★★★★★★★
・ 雰囲気 ：★★★★★★★★☆☆
・キャラクター：★★★★★★★★★★
・ テキスト ：★★★★★★★★☆☆
・ 絵 ：（表紙のみ）
・ 読みやすさ ：★★★★★★★☆☆☆
・ 総合 ：★★★★★★★★★★
・ オススメ度 ：★★★★★★★☆☆☆
＜百合的注意点＞
・百合度：極低～中
・男性キャラの登場頻度：極低
・ 男性キャラの邪魔さ ：―
＜感想など＞
こんばんは！ごちうさ一挙見てて更新してませんでした！
久々・・・久々？の一挙でしたからね。まぁ一挙が久々でも私自身は幾度となく繰り返し見てますし、今年入ってからも普通に周回してはいるのですが・・・やはり一挙の雰囲気は少し独特ですからね。ごちうさに限らず、また見に行ってしまうんですよねー。
まぁそれはさておき、本日紹介する「最後にして最初のアイドル」ですが、ずっと気になっていた作品なんですよね。気になっていたといっても言うまでもなく出てすぐに購入はしていたのですが、何となくこれまで読んでませんでした。そうこうしているうちに表題作含む三作品をまとめたものが文庫として登場し（上のリンクはそちら）、そちらもするっと購入したもののまだ読んでませんでした。そして先日ついに何となく開いて読んでみたのですが・・・想像の斜め上を飛んだ鳥が急降下して地面に突き刺さったような衝撃でしたね。すごい作品でした・・・
まず予め言っておきますが、とりあえずこの記事のタグを確認してください。この作品は私にしてみれば本当に最高傑作と言わしめるに足る作品ですが、間違いなく人を選びます。しかも相当に。
私レベルではちょっと内容を上手く伝えるのが難しいのですが、簡単に三つの作品を説明すると、
１．最初にして最後のアイドル
ラブライブ！とアイドルと意思のお話。グロ多め。元々がラブライブ！二次創作ですが、ラブライブ！からこの作品に行きつく発想がすでにおかしい。おかしいのだけど往年にニコマス作品を思い出して、「ああ、でもラブライブの二次創作なのか」と不可思議に納得してしまったりもしました。百合度は控えめ。・・・控えめです。無じゃないです（重要）。
２．エヴォリューションがーるず
けもフレとソシャゲと生命と進化。グロ控えめ。ソシャゲの正体を暴く作品。短編集の巻末論評の言葉「全てのソシャゲを、生まれる前に消し去りたい。全ての宇宙、過去と未来の全てのソシャゲを！」という言葉がこの作品の全てだと思います。百合度は少し高め・・・高めです。高めです。
３．暗黒声優
声優とエーテルとスペースオペラ。あと百合営業。グロ控えめ。発声管という対外器官（臓器）を持つ"声優"が地球を飛び出して大宇宙を旅するお話・・・です？
三つ全てに共通して言えるのが「SF」「グロ」「百合」特にSF要素が重要で、はっきり言ってかなり読み進めるのに時間がかかりました。日頃SFを読み慣れていないと理解を追いつけるのに時間がかかると思われます。幸い文章力がある為活字慣れしている方であれば予備知識がなくても読み進めることは出来るはずです。逆に言うとSFに親しみがなく、活字慣れしていない人にはちょっと辛いと思われます。ただ話の広げ方とまとめ方は一級品だと思います。しっかりと全ての事柄に意味づけして綺麗に畳み上げられているのは素晴らしいの一言。賛否ある事も理解できますが、私の評価は最上級です。小説が好きな方には是非読んでほしい作品。ただ何度も言いますが人を選びますので、その点だけはホントに注意を・・・。
それではノ
※←が紹介した短編集。→は表題作単品です。両方読みましたが内容は変わらなかったので単品買いもありだと思います。なお3作目である暗黒声優だけは描き下ろしなので単品買い出来ない事に留意を。
