※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります
※画像クリックでamazon商品サイトに飛びます
<作品概要>
・タイトル:夜のとばりに向かって(ヨルノトバリシリーズ)
・ 著者 :野浦湘
・イラスト:南風麗魔
・投稿時点での発行巻数:3巻+α(完結)
<評価>
・ シナリオ :★★★★★★★★★★
・ 構成 :★★★★★★★★★★
・ 世界観 :―
・ 雰囲気 :★★★★★★★★★☆
・キャラクター:★★★★★★★★★★
・ テキスト :★★★★★★★★★★
・ 絵 :★★★★★★★★☆☆
・ 読みやすさ :★★★★★★★★★☆
・ 総合 :★★★★★★★★★★
・ オススメ度 :★★★★★★★★☆☆
<百合的注意点>
・百合度:中~激高
・男性キャラの登場頻度:低~高
・ 男性キャラの邪魔さ :高
<概要など>
おはようございます。昨日は一日中DDLC!やってレビューまでしちゃいました。久々にギャルゲーやったのですが、思いのほか抵抗感がなくてちょっと安心(?)しました。
それはさておき本日は吸血鬼デー第二回目にしようかと思います。先日はサキュバスデーにしたのに思いのほか作品が見当たらず苦心しましたが吸血鬼なら安心です。
というわけで今回紹介するのは「夜のとばりに向かって」です。厳密に言うとこれを含む「ヨルノトバリシリーズ」全般ですね。
まず初めにシリーズの全体の流れを確認しましょう。このヨルノトバリシリーズは最初に本編三冊があり、サプリメント1、外伝1、欠片1、サプリメント2で計七冊が存在します(絵師同人もあるけど省略)。そのうち欠片だけは他の作品のアレンジであり、本編大筋とは関係ないので気になる方だけ読めばいいと思います(後述)。
また本編1~3、サプリ1・2の五冊をまとめた合本版が存在するので、こちらを購入すると金額をぐっと抑えることが出来ます。その場合購入するのは、
①合本版(ヨルノトバリコレクション)
②外伝(届かない恋、止まらない想い)
(③欠片(ヨルノトバリ X FRAGMENTS))
となります。これで一応全部の内容が抑えられるはずですので、参考にしてください。
またこのシリーズは体験版か各巻に存在するのですが、その内容量がかなり多いです。ですのでお金を出すのにためらっている場合、まずそちらをDLするのも良いでしょう。
次に内容についてですが、上記下線部を見て下さい。あれが読む順番の目安になります。何が言いたいかというと、コレクションで買った場合コレクションを読んでいる途中に外伝が差し挟まれます。これはサプリの2に外伝の補足や別視点などが入るからです。尤もサプリは各話始まる前に「これは○○の○○時点での○○視点からのお話です」などの注釈が入るため、事前に気付くことが出来るので安心して下さい。
最後に欠片(X FRAGMENTS)についてですが、こちらは唯一の18禁作品となります。kindleの場合リミテッドなので表現が緩和されてるっぽい?(挿絵がないだけ?)のですが、購入時にアラートが出るので念のため。また先に触れた通りこれだけは本編のアレンジです。詳細は購入ページを見ればわかりますが、とある二人の生えてるバージョンで、本編(或いはサプリ)のお話をそれ用に加筆修正したものになります。気になる方だけ買いましょう(私はもちろん買ってますが)。
<感想など>
とまぁそんな感じで、ちょっと冊数が多く順番、或いは購入する内容に迷う場合があるので事前に触れましたが、ここからは感想です。
まずシナリオ・構成は完璧だったと思います。キャラクター含めて文句なしです。ただ改めて思ったのが、私は男女問わずNTRは苦手なんだなという事でした(笑) 一巻を読んでて、どうにも胸が痛むというか、やっぱり辛いんですよね。今回改めて最初から読んでいたのですが、やはりその部分だけは苦手なままでした。
また中盤以降男性キャラの存在感が増していく気がします。特にサプリのあれは・・・個人的にはいらなかったです。補足とはいえ百合作品でこれ要るかな・・・。本編中は若干うざい程度だったんですけどね。弟・・・
お話は超人的なスペックを持つ吸血鬼もの(ただし主人公は後天的に)なので能力的には以前紹介した「血が好き」に近い感じ。とはいえあっちほどの万能感はないですけど。最終的にハッピーエンドで終えてくれたのは嬉しかったです。
吸血鬼・百合・バトルの三本柱の作品です。これらキーワードに引っかかる方は是非読んでください。先に記したように体験版もかなりのボリュームでDLできるので、悩んでいる方はまずそちらを。
それではノ
※左から本編1巻・合本版・外伝・欠片です。
上にある通り一番左以外の三冊を購入すれば全ての内容を網羅できるはずです。
※こちらは絵師同人・・・かな?内容量がちょっと少ないです・・・