百合好きによる百合好きのためのレビュー

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ろりぽっぷ もーど!

※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります

※画像クリックでamazon商品サイトに飛びます

 作品概要

・タイトル:ろりぽっぷ もーど!
・ 著者 :藤咲ひなこ
・  掲載誌 :みんなのコミック
・投稿時点での発行巻数:1巻(完結)

 評価

・ シナリオ :★★★★★★★☆☆☆
・  構成  :★★★★★★★☆☆☆
・   世界観  :―
・   雰囲気  :★★★★★★★★★☆
・キャラクター:★★★★★★★★★☆
・    絵   :★★★★★★★★☆☆
・  読みやすさ :★★★★★★★★☆☆

・  総合  :★★★★★★★☆☆☆
・  オススメ度 :★★★★★☆☆☆☆☆

 百合的注意点

・百合度:中~
・男性キャラの登場頻度:~中
・  男性キャラの邪魔さ :中

 感想など

こんばんは!

ということで、今日は新規派遣先への初出勤でした。久々の併設店かつ面薬局、何より久々の大手企業というのが一番大きい変化でしたね。やはり大企業はシステム面(ソフト面)の縛りがガチガチで、このかっちりした感覚がものすごく久々で懐かしいです。長らくゆる~く過ごしてきたので、最適化にちょっと時間がかかりそうです(笑)

 

 

さて、それでは本日も作品紹介です。本日紹介するのはみんなのコミックより「ろりぽっぷ もーど!」。

 

 <ストーリー>

私立杏咲(あずさ)女学園に入学したさくらは、なぞの上級生によって生徒会室に拉致される。待っていたのはメイド服と撮影機材!? 生徒会室を自由に使えるその上級生が、いたいけな新入生に要求したこととは?

ということで、女子高が舞台の日常系コメディ作品ですね。テーマは『コスプレ』・・・かな。校内で『ドールハウス』と呼ばれる手芸部の先輩に、主人公がスカウトされる(拉致られる)ことから始まるドタバタコメディです。

 

 <キャラクター>

主要キャラクターは件の『ドールハウス』のメンバーで、主人公を含めて四人。

主人公・さくら(椎名しいなさくら)は入学したばかりの新入生。『ドールハウス』の部長である桃先輩(鈴木すずきもも)に目を付けられ、強引にコスプレ撮影を強要されます。さくらは強く拒んだものの、同部活に所属する姉・椎名しいなすみれに絆されて身体を許してしまいます。以降は紆余曲折ありつつも、結局部活に入って活動していくことに。重度のシスコン。

桃先輩は手芸部の部長で、ジト目系マイペース少女。可愛い女の子が大好きで、可愛い女の子を見つけると『ドールハウス』に連れ込んで、自作の衣装でコスプレをさせてその姿を写真に収めます。唯我独尊タイプですが、『ドールハウス』そのものは校内において人気が高く、また『ドール』に選ばれることは一定の名誉のようです。現在はたった一人で衣装を作っているので、かなり有能な人だと思われます。

残りの二人は先に挙げた主人公のお姉さまであるすみれさんと、手芸部写真担当(レイヤーも兼ねる)の楓さん(佐藤さとうかえで)。お姉さまはお胸の大きいおっとり系美人で、コスプレには「可愛い服が着られて楽しい」と思っているので、前向き。楓さんは写真が好きで、何より『ドールハウス』と、現在それを支えている桃先輩を誇りに思っているようですね。個人的には四人の中で一番中立的な立ち位置に見えました。

この四人以外では謎の化け猫・リゼルと、彼女に餌を与えていた椎名家のお隣さんである少年・大沢おおさわあおい。それに生徒会長・撫子なでしこさんがちょっとだけ登場します。ちなみにリゼルは餌をくれる葵を助けるために化け猫になり、その葵の願い(つまりリゼルが叶えようとしていること)はすみれさんに告白することらしいです。撫子さんは非常に重要なキャラクターかつ大和撫子系美少女で個人的には超絶好みなのですが、最後に一瞬登場しただけで終わりましたね・・・。

 

 <百合度>

百合度はそこそこです。舞台が女学園で、女の子たちのわちゃわちゃコメディですからね。ただしキャラクターの項目に記したように、何故か(!)一人男子を混ぜ込んでいます。加えて桃先輩が彼に女装をさせて撮影に混ぜ込んでくるので、この点は強く注意した方がいいかと。

 

 <総評>

ということで、一巻で切られていることもあり、全体の構成が非常に何とも言えない感じでした。キャラクターやその関係性は悪くないのですが、唐突な妖の導入や主人公姉妹の幼馴染男子の投入など、ちょっとどこを目指しているのかがわかりにくい部分がありました。そのため日常系コメディ作品として一定楽しめなくはないのですが、お勧めするかと言われるとちょっと「うーん・・・」という感じの作品でしたね。みんコミなので単価は安いですが、個人的にはよほど興味がわかない限りは何かのセールまで待って買うのがいいかと思いました。ご参考までにということで。

それではノ