※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります
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作品概要
・タイトル:ヲトメは義母に恋してる
・ 著者 :桐原小鳥
・ 掲載誌 :まんがタイムコミックス
・投稿時点での発行巻数:1巻(刊行中)
評価
・ シナリオ :★★★★★★★★★☆
・ 構成 :★★★★★★★★★☆
・ 世界観 :―
・ 雰囲気 :★★★★★★★★★☆
・キャラクター:★★★★★★★★★★
・ 絵 :★★★★★★★★★☆
・ 読みやすさ :★★★★★★★★☆☆
・ 総合 :★★★★★★★★★☆
・ オススメ度 :★★★★★★★★☆☆
百合的注意点
・百合度:~中
・男性キャラの登場頻度:高
・ 男性キャラの邪魔さ :―
感想など
こんばんは!
今日で世間的にもGWは終わりですね。ここからは祝日のない虚無期間がしばらく続くことになるようです。私も新規派遣先での就業が始まるので、心機一転して頑張っていきます。
それでは本日もサクサクと作品紹介へシフトしましょう。本日紹介する作品はまんがタイムということで、結構珍しいですよね。一年ほど前に発売されました、「ヲトメは義母に恋してる」です。
<ストーリー>
見た目だけオトナのJCが新しいママ候補に初恋…!? 中学生には決して見えない大人っぽい見た目の涼風鈴は、幼い頃に母を亡くしてからずっと父と二人で暮らしてきた。けれどある日、父が再婚相手として、見た目がとても幼い可愛らしい女性を連れてきて…。鈴には、戸惑いと共に新しい感情が生まれて…!?
どうでしょうか。タイトル、それに紹介文を読んだ上でどんな感想を抱くか・・・。ちなみに私は「不安しかない」でした。
結論から言うと、その不安は概ね当たって、少し外れた感じでしょうか。キャラクターの関係性などほとんどはタイトルからわかるような感じですが、ストーリーや展開がちょっと想像とは違った感じですね。
ジャンルは・・・一応『ラブコメ』になるのかな。まんがタイムの4コマなので、『日常系』っぽさもかなり強いです。ストーリーは大雑把に説明すると、「母親を亡くしている主人公の家に、父親と再婚したいという女性が現れ、同居するようになる。主人公は急な展開と見た目のインパクトで混乱しつつも受け入れるが、少しずつ彼女に対する特別な感情が芽生えてきて―――」という感じです。本作品の重要なポイントは、父親ではなく女性の方が結婚を申し入れているところですね。
<キャラクター>
主要キャラクターはその中心となっている三人ですね。
主人公はタイトルからもわかるように、子供の方です。背も胸も大きく、顔もかなり美人で大人の女性にしか見えない少女・鈴ちゃん(涼風鈴)です。女子大生か精々女子高生にしか見えませんが、まだ女子中学生で、12歳です。数字で見るとインパクトがすごい。父親が忙しいため家事も一通りこなせるしっかり者ですが、内面が年相応に幼いのが非常に可愛らしいです。私的には超絶好きなタイプ。ヒロイン?である寿々さん(宮内寿々)は所見では『理想的な姿の少女(少女趣味なので)』で『可愛い妹』のような印象を抱くのですが、触れ合ううちに少しずつ感情が変化していきました。
そんな鈴ちゃんの義母候補である寿々さん。タイトルでは『義母に』と表記されていますが、少なくとも一巻時点においてはあくまで候補です。見た目はロリータですが、内面はもちろん真っ当な大人の女性で、年齢も28歳と鈴ちゃんとはかなり離れています。ずっと見た目がコンプレックスだったのですが、そういうことを気にかけない鈴ちゃんの父親に惹かれるようになり、「娘に認めてもらうために」前段階として同居するようになりました。ちなみに鈴ちゃんへの感情は極めて好意的で、一緒に暮らすようになってからずっと仲良くしており、男親では気づけない、配慮できないようなことを積極的に対処していきます。
そして主人公の父親である虎太郎さん(涼風虎太郎)。病院の内科に勤める医師であるため、非常にハードワークのようです。基本的には朴訥としていて、淡々と仕事を進めるタイプっぽい。年齢は記載がなかったと思うのですが、鈴ちゃんのことやビジュアルから想像するに、40歳くらいでしょうか? 普通に「人のいいオジサン」といった感じの男性ですね。
今のところ主要キャラクターはこの三人くらいです、あとちょっとだけ出てきたのが鈴ちゃんのクラスメイト二人で、この少女二人が鈴ちゃんの感情に『恋』という名前を付けました。なお本人たちは鈴ちゃんの相手のことを「寝顔が見れる間柄で」、「でも付き合ってはいなくて」、「28歳で」、「だけど子供みたいで」、「恋をしちゃいけない相手」だと聞いているため、多分すごい想像になっています。幸いまだ通報はされていないようです(笑)
<百合度>
百合度はまぁまぁくらいでしょうか。やはり本質的には鈴ちゃん視点のラブコメだと思うので。また作品の描写的にも、虎太郎さんの登場頻度はそこまで多くなく、基本的には鈴ちゃんと寿々さんの触れ合いについて描かれているため、そう感じたのだと思います。ただ今後どうなるかはちょっとわからないので、あくまで一巻時点でと考えてください。
<総評>
作品の雰囲気は非常にまんがタイムの作品らしいな、と感じました。個人的にはこのまままんがタイムっぽいストーリー構成になると、私の望むようなものにならない気がして・・・ちょっと複雑な気持ちです。お話やキャラクターはいいので作品的には良いものだと思うのですが、ここで勧めるかと言われると、やはり想定していた通りちょっと悩ましいですね。ここまでの書いたことを参考に、判断していただければ幸いです。
それではノ