※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
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作品概要
・タイトル:姉の親友、私の恋人。
・ 著者 :藤松盟
・ 掲載誌 :電撃コミックスNEXT
・投稿時点での発行巻数:1巻(刊行中)
評価
・ シナリオ :★★★★★★★★★★
・ 構成 :★★★★★★★★★★
・ 世界観 :―
・ 雰囲気 :★★★★★★★★★★
・キャラクター:★★★★★★★★★★
・ 絵 :★★★★★★★★★★
・ 読みやすさ :★★★★★★★★★★
・ 総合 :★★★★★★★★★★
・ オススメ度 :★★★★★★★★★★
百合的注意点
・百合度:中
・男性キャラの登場頻度:無
・ 男性キャラの邪魔さ :―
感想など
こんばんは!
漸く新生活のビジョンが見え始めた今日この頃ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。私は現派遣先の出勤もラスト一回ということで、今日は引っ越しの準備などを行いました。とはいえ移動は簡単にできるように、実家にいる間にしっかりと荷物のシェイプアップは行いましたからね。今までの転職→引っ越しの時のように、ドタバタと時間をかけて準備する必要はありません。一時間程度で最低限の準備は出来ました。あとは諸々手続きを終わらせて、移動するだけ。GWをのんびり過ごしたら、またしっかりと頑張りたいと思います。
さて、それでは本日も作品紹介を行いましょう。本日紹介するのは、前回お話したように「姉の親友、私の恋人。」です。
<ストーリー>
小説家である聖奈は、実の姉である優奈に恋愛感情のようなものを抱いていた。
姉が離れたことによる「喪失感」に耐え切れなくなり、小説が書けなくなった聖奈は、姉からのメッセージにも返事ができずにいた。
まともな生活すらままならない聖奈を、姉の親友であり、『姉の元恋人』の菊がしつこく世話を焼きに訪ねてくる。
聖奈は、菊のことを苦手だと思いながらも、つい流されてしまう。
そんな菊にも、聖奈に対して抱える感情があった――。
二人の成人女性が抱える恋のお話。
はい、ということで非常に素直な恋愛物の作品ですね。コメディ的なノリも薄く、本当にどストレートな感じです。全体的にしっとりとした雰囲気で、かつ少し重めの空気感で。作画もキャラクターもシナリオも、しっかりと調和したかなり完成度の高い作品だと思います。
<キャラクター>
主要キャラクターは現時点では三人・・・なのだと思いますが、今のところは二人です。
まずは主人公・聖奈(咲河聖奈)。小説で生計を立てている作家で、現在一人暮らし中。姉が海外に行ってしまい、喪失感から以降まともな生活が出来なくなり、また小説も書けなくなってしまったため、今は筆を休めています。現在は無気力に日々を消化しているのですが、そんな彼女の元を、もう一人の主人公である菊(馬宮菊)が度々訪れて、様子を確認しているという状態です。
菊は恐らく雑誌編集社のカメラマンかライター、編集者。その辺りの仕事をしている女性で、聖奈の姉である優奈(咲河優奈)の親友で、元恋人。聖奈との関わりはしばらく断たれていたのですが(優奈は恋人でなくなってからも親友だったため繋がっていた)、ある日海外にいる優奈から「突然聖奈と連絡が取れなくなった」という連絡があり、彼女に代わって聖奈の下を尋ねることから、再び交わるようになります。
そして最も重要な存在である優奈なのですが、一巻時点ではほとんど謎に包まれたままでいます。ただ一つわかっていることは、結婚するためにもうすぐ日本に戻ってくること。そのためこれからは非常に重要なポジションで登場するキャラクターと思われます。
この三人以外では、現時点で登場しているのは菊さんの会社の方や、交友のある方くらいです。今のところは準レギュラー的な感じですが、今後は不明です。また優奈の結婚相手というのも、現時点では謎の存在です。今のところ一切の描写がないのですが、普通に考えれば今後彼(彼女)も重要な立ち位置となることでしょう。
<百合度>
百合度はそこそこくらいでしょうか。ジャンルとしては『恋愛物』、『社会人百合』としていいと思いますが、作品の雰囲気・方向性的に「百合!」という感じではありませんね。
<総評>
前述しましたが、非常に完成度の高い作品だと思います。ストーリーやキャラクター、雰囲気・作画と、どれも非常に素敵で、私的にもかなり好み。タイプ的には百合姫に連載されていそうな作品ですね(尤も最近は百合姫も結構幅広いですが)。文句なしにお勧めの作品なので、万が一未読であれば是非読んでみてください。
それではノ
はい、それでは本日もDMMセールからいくつかの作品をピックアップ!
本日紹介するのも三作品です。一つ目は、嵩乃朔さんの描くにゃんこと元ヤンOLのふれあいコメディ、「OLさんと猫のはなし」。二つ目は特殊な舞台における少女を描いた「籠の少女は恋をする 」。そして三つ目は、特別な女学園が舞台の、どことなく『エス』の雰囲気の漂う「繭、纏う」です。いずれも完結済みの作品で、かつ全巻が50%OFFかつ30%ポイント還元の重複セール対象商品。未読のものがあればぜひこの機会に。
(しかし「繭、纏う」以外記事になっていなかったとは・・・。意外と記事にしていない作品がまだまだあるものですね)