百合好きによる百合好きのためのレビュー

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モダン†ロマネスコ

※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります

※画像クリックでamazon商品サイトに飛びます

 作品概要

・タイトル:モダン†ロマネスコ
・ 著者 :きくらげ
・  掲載誌 :MFCアライブ
・投稿時点での発行巻数:1巻(刊行中)

 評価

・ シナリオ :★★★★★★★★★★
・  構成  :★★★★★★★★★☆
・   世界観  :―
・   雰囲気  :★★★★★★★★★☆
・キャラクター:★★★★★★★★★★
・    絵   :★★★★★★★★★☆
・  読みやすさ :★★★★★★★★☆☆

・  総合  :★★★★★★★★★★
・  オススメ度 :★★★★★★★★★★

 百合的注意点

・百合度:中~高
・男性キャラの登場頻度:無
・  男性キャラの邪魔さ :―

 感想など

こんばんは!

先日お話したように今回のDMMセールについてざっと流し見てみたのですが、やはり今回はちょっと見送りが正しいような気がしますね。私同様「普段はkindleを使って」、「一部購入を迷う商品はDMMセールを待つ」スタイルの場合、今年いっぱいは様子見でもいいのではないかと思います。ただ仮にこの戦略をとっていたとしても、その『比率』はかなり差があると思うので、うまい具合に調整してもらえるといいかな、というのが今回のセールを見ての私の感想ですね。

 

 

ということで、今回も作品紹介です。本日紹介するのはアライブの新作で、「モダン†ロマネスコ」です。

 

 <ストーリー>

学内で数々の怪事件が起きる『幽霊学園』。学園の新たな支配人となった帰国子女の令嬢・万世院菜々子、そして四重人格の鬼狩り・八十神流々がバディを組み、魑魅魍魎退治に命を懸ける! 不止ホラーアクション!!

世界観(および設定)もいいですが、何よりキャラクターが素晴らしい作品ですね。特に主人公がいい。その点だけでも作品の価値が飛躍的に高まっていると思います(ところで、作中でちょいちょい女学生たちの口にする『モガ』って何だろう?と思って先ほど確認したのですが、『モダンガール』の略語なんですね・・・なるほど(笑))

ジャンルとしては『伝奇』が一番しっくりくるかな。紹介文には『ホラーアクション』とあるのですが、アクションはともかくホラーっぽさは個人的には感じませんでした。

 

 <キャラクター>

主要キャラクターは、現時点では表紙にいる二人ですね。

主人子は碧眼美少女の方で、万世院ばんせいいん菜々子ななこ。この度舞台となる女学校を買い取った万世院家の令嬢で、バナナで財を成した『バナナ姫』などという呼称があるようです。高飛車っぽい雰囲気・言動をしていますが、基本的には素直に学生たちと触れ合っており、いわゆるツンデレ系ではありません。此度は「科学の時代に怪異など馬鹿げている」として学校の怪事件の解決に乗り出したのですが、一度怪異に出会うとそれを素直に受け入れるという柔軟性も持っています。非常に情に篤く、また極めて優秀な女性といった感じですね。

そしてヒロイン的立場の少女が、表紙黒髪美少女・八十神やそがみ流々るる。非常にミステリアスな美少女・・・と見せかけて、同室となった菜々子を押し倒す(バイオレンス的な意味で)粗暴さも見せるなど、言動の一致がしない女性です。その実態は裡に四つの人格を持つ『四姫』と称される少女で、『霧切』と呼ばれる一族に従って鬼を払うことを生業としています。菜々子が見せた謎の力(本人もよくわかってない)に興味を持ち、また彼女の目的が事件の解決であることから、共に行動するようになります。

主役としてはこの二人として、レギュラーとしては・・・難しいところですね。事件と言っても大きな何かの中に小さな事件が散発しているような感じで、それぞれにメインとなるキャラクターが存在しています。そのため話のレギュラーはいても、作品のレギュラーとなると、という感じ。ただ、今後はそういった個別いくつかの事件において、関わったキャラクターのうち幾人かがメインになるのだろうと思います。

 

 <百合度>

百合度は結構高いです。舞台が近代の女学校、しかも全寮制ということで、登場人物はほぼ女性(女学生)に限られます。その上で菜々子は流々さんに強く惹かれているようですし、何より主人公以外のキャラクターでそれぞれに想い合ったりしている様子が描かれるというのが、最高に素晴らしいですね。

 

 <総評>

個人的にはかなり好みの作品ですね。ジャンル的にも世界観(設定)的にもですし、何より主人公・菜々子が好きすぎる。『怖い』という方向性も強くないですし、恐らく好まない人を作らない、人を選ばないタイプの作品だと思います(反面そういうホラー的な方向性は期待しない方がいいとも言えるかもしれませんね)。『和風』、『伝奇』、『大正ロマン』、『エス』など、そういった方向性が好きな人はノータイムで、そうでない方にも強くお勧めできる作品なので、是非読んでみてください。

それではノ

 

 

 

女ともだちと結婚してみた。 (2)【イラスト特典付】踊り場にスカートが鳴る (2)【イラスト特典付】転生王女と天才令嬢の魔法革命 3

※今日からしばらく、現在のDMMのポイント還元セールにて、お得な商品をピックアップして紹介しようと思います。前回で反省したので小出しです(笑)

今回紹介するのは百合姫作品三つで、「女ともだちと結婚してみた。」、「踊り場にスカートが鳴る」、「転生王女と天才令嬢の魔法革命(コミカライズ版)」の三つです。いずれもポイント還元率は30%なのですが、第一巻(「転生王女~~」は第二巻も)が値引き対象商品であるため、重複セール対象商品です。百合姫作品は皆様チェック済みかとは思いますが、万が一未購入であればこの機会に是非。

追記)ところで、「女ともだちと結婚してみた。」なんですが、素晴らしすぎませんか。個人的には歴代百合姫作品の中でもトップクラスに尊みの高い、最高の作品だと思っています。瑠璃子さん好きすぎる・・・幸せになって・・・。