※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります
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作品概要
・タイトル:トラとハチドリ
・ 著者 :ヨドカワ ・企画監修:MB
・ 掲載誌 :コミックNewtype
・投稿時点での発行巻数:4巻(完結)
評価
・ シナリオ :★★★★★★★★★☆
・ 構成 :★★★★★★★★★☆
・ 世界観 :―
・ 雰囲気 :★★★★★★★★☆☆
・キャラクター:★★★★★★★★★☆
・ 絵 :★★★★★★★★★☆
・ 読みやすさ :★★★★★★★★★☆
・ 総合 :★★★★★★★★★★
・ オススメ度 :★★★★★★★★★★
百合的注意点
・百合度:低~中→中~高
・男性キャラの登場頻度:高
・ 男性キャラの邪魔さ :低~
感想など
こんばんは!
そういえばもうすぐゴールデンウィークですね。今年は世間的には何連休なんでしょうか。私はちょうど今の派遣先と次の派遣先の間の期間なので、お休み・・・と言えなくもないですね。
ところでGWということは、例年通りであればDMMブックスで恒例の50%還元キャンペーンが始まりそうですね。超絶お得企画ですので、始まったらまたリンクをべたべたと貼り付けようと思います。活用していきましょう!
さて、本日の作品紹介ですが、今回紹介するのは現在新作である「毎月庭つき大家つき」を連載中のヨドカワさんの過去作品で、「トラとハチドリ」です。順番が逆になっちゃいましたが、許してください(笑)
<ストーリー>
トラ柄Tシャツに身を包む彼女が働くことになったのはアパレルショップ。アパレル業界の裏を知り尽くすファッションブロガー・MBが完全監修で、新たなファッションコミックが登場!
ということで、『ファッション』がテーマのアパレルお仕事系作品ですね。序盤は百合度はそこまででもないのですが(ケンカップル的に好きな人はいましょうが)、後半にかけてどんどん上がっていくのも非常にお勧めポイントです。
ストーリーは根は真面目なヤンキー系主人公が、ヒロインの女性との口論?の結果意地をはってしまい、かつペテン師的男性の口車に載せられてアパレルショップで働くことから始まります。基本的には主役の二人が人間的に成長しながら頑張っていくお話ですね。
<キャラクター>
メインキャラクターは同アパレルショップで働く主人公を含めた五人と、ショップへの来店をきっかけに知り合った女子高生(と、その幼馴染)、それに近隣ショップの女性店員さんですね。
主人公は鬼頭マツリ。ちょっとヤンキーの入った女性で、登場時の年齢が19歳なので、恐らくは高校卒のフリーターだったのだと思います(居酒屋でバイトをしていた)。実家がクリーニング屋を営んでいるらしく、そのこともきっかけで今回舞台となるアパレルショップのオーナーに目を付けられました。思ったことを全て口にする上に口が悪いので、基本的に人受け(特に初対面)は悪いですが、根は真面目で義理は通すタイプです。
もう一人の主役は、そのショップの副店長の女性・早川ハジメさん。背が小さく、顔も童顔のようで主人公マツリとは対比をなしたビジュアルですね(年齢は恐らく逆ですが)。非常に真面目なタイプで、ビジュアル個性の強い上に真面目には見えないマツリとは当初反目します(ただし真面目なので教育はしっかりする)。個人的には店長に次いで好きなタイプのキャラクターです。
主役以外のメンバーとしては、ショップ内では店長の高浜さんに、在庫管理の山寺さんと、大学生バイトのケイタくん(藤代ケイタ)ですね。なおマツリを上手いこと転がして入社させたオーナー(春見就行)はそんなに登場しませんね。女子高生コンビのユリィとニーナはマツリの友人的ポジションで、近隣ショップの榊田さんはハジメさん煽り的な感じで登場します(普通に気のいいお姉さんです)。
<百合度>
百合度はそこそこ高めです。前述したように序盤はそこまででもないのですが、後半にかけて徐々に上げていきますね。特に主役二人の関係性の変化は非常に尊みが深くて素晴らしいと思います。また女子高生コンビや、ラストの方で登場するデザイナーさんとその営業を担当している女性のペアもいいですね・・・。
<総評>
作品が素直に面白いと思います。そういう意味で非常にお勧めしやすい作品だと言えるでしょう。百合度がそれなりに高めなのもいいですよね。好みが分かれる点は主人公への(特に序盤の)好感度じゃないかと思います。私の個人的印象で言えば、最初の印象としてはヒロイン的立場であるハジメさんに近しいものがあるので、その点だけ予め確認しておくといいかもです。
それではノ