※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
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作品概要
・タイトル：ワケあって社長令嬢に拾われました
・ 著者 ：灯
・ 掲載誌 ：コミックDAYS
・投稿時点での発行巻数：1巻（刊行中）
評価
・ シナリオ ：★★★★★★★★★☆
・ 構成 ：★★★★★★★★★☆
・ 世界観 ：―
・ 雰囲気 ：★★★★★★★★☆☆
・キャラクター：★★★★★★★★☆☆
・ 絵 ：★★★★★★★★☆☆
・ 読みやすさ ：★★★★★★★★★☆
・ 総合 ：★★★★★★★★★☆
・ オススメ度 ：★★★★★★★★☆☆
百合的注意点
・百合度：低～中
・男性キャラの登場頻度：ほぼ常時
・ 男性キャラの邪魔さ ：低
感想など
こんばんは！
もう4月も2/3が終わりましたね。私は今月いっぱいで今の派遣先への就業が終わるので、そろそろ引っ越しの準備です。いうてもレオパレスですからね。そこまで大変ではないので適当にやっていこうと思います。なお次の就業はGWが終わってからなので、一週間ほどあくことになりました。特にやることもないので実家でだらだらするかな・・・
さて、それでは作品紹介です。本日紹介するのは「Still sick」の灯さんの新作で、「ワケあって社長令嬢に拾われました」です。
＜ストーリー＞
「せめて真面目に生きなさい」から、「落ちるところまで落ちたら、案外楽しいかもよ」へ！
熱意以外に取り柄のないアラサーOL、永島遥（ながしまはるか）。結婚詐欺に遭い貯金ゼロ円、そのタイミングで仕事でも致命的大失敗。会社員人生、もう詰んだ――と思いきや、社長の娘、一条万葉（いちじょうかずは）がこんな自分を養ってくれるって？ なるか人生大逆転。それとも底なしの転落か。すれ違いと秘密を抱えながら、激動の同居生活が始まってしまう――。
ということで年の差百合・・・ですかね。基本的にはシリアス高めのストーリーで、かつラブコメではないのでそういう方向の期待はあまりしない方がいいかもしれません。百合度云々より素直にストーリーを楽しむ作品ですね。
＜キャラクター＞
主要キャラクターは頻出モブを除くと、現時点では四人でしょうか。
主人公は紹介文にもあるアラサーOL・永島遥。会社で大ポカをした結果、上長より特殊な仕事（任務）を与えられ―――。非常に真面目なタイプ？の女性で、破天荒気味なヒロイン・万葉に振り回されがちです。監視のモブからは敵視されているし、なかなか大変な立場ですね。ただ、個人的にはあんまり好きになれないタイプのキャラクターなんですよね。もし私に近しい感性を持つ方がいるなら、同様の感情を抱くかもしれません。
ヒロインは主人公・遥の勤める会社の社長令嬢・一条万葉。二人のSP（上記頻出モブ）を一緒に暮らしており、かなり自由のない生活を送っているようです。主人公・遥に強い興味を持っているようで、拾って飼っているような感じです。遥を振り回していますが、基本的には非常にまともな感性を持った、ちょっと大人びた少女です。年齢的には女子高生なのですが、今のところ学校関係の描写はありません。
三人目はヒロイン・万葉の父親で、主人公の勤める会社の社長である一条和馬。非常に厳格に見える男性ですが、今のところその本心は見えません。万葉に異様に強い保護（監視）体制を敷いていますが・・・
そして四人目はヒロイン・万葉の叔母（母親の妹）である、一条紅葉。主人公に（その上長を通して）万葉を探らせる任務を与えた張本人です。言うまでもないことですが、彼女にとって（一条家にとって）"モブ"にすぎない主人公に何か期待をしていたわけではありませんでした。しかし予想外に複雑な結果が表れたため、主人公を本格的に利用するようになります。本作ストーリー的には悪役的立ち位置の女性です。
あとはちょっと触れていますが、万葉と一緒に暮らしている家政婦兼SPの男性二人組ですね。ビジュアル的には黒スーツのサングラスモブ。ただ常に万葉に付き添っているため、登場頻度は非常に高いです。万葉に尽くしているため、『悪い虫』である主人公にはかなり敵対的に接しています。万葉に振り回される苦労人的ポジションですね。
＜百合度＞
百合度はそこまで高いというほどではありませんね。個人的には主人公×ヒロインよりも、むしろ紅葉様と万葉の方が見ていてテンションが上がるくらいです。なお男性キャストは多いですが（かつ増えそう）、色恋とは離れたところにいるので、そういう意味での心配は持つ必要はないでしょう。また今後に関しては多少百合度が上がる可能性はあるかも？とも思っています。
＜総評＞
単純にストーリー・構成はまぁまぁ悪くないかな、というのが私の印象です。前述したように、百合度云々というよりも素直にお話で楽しむ作品なので、そういうタイプが好きな人に向いていると思います（前作「Still Sick」が好きな方にも向いていると思います）。ただこれも先に記していますが、どうしても主人公が好きになれなかったんですよね・・・。私が作品の好悪を決める中で、『主人公のキャラクター』というのは極めて重要なポイントです。そのため本作のお勧め度に関しては一つ下げている、という感じです。この辺りは個人の好みだと思うので、留意していただいた上で各々判断していただければと思います。
それではノ
