百合好きによる百合好きのためのレビュー

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先輩、美味しいですか?

※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります

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 作品概要

・タイトル:先輩、美味しいですか?
・ 著者 :みかん氏
・  掲載誌 :角川コミックス・エース
・投稿時点での発行巻数:1巻(刊行中)

 評価

・ シナリオ :★★★★★★★★★☆
・  構成  :★★★★★★★★★☆
・   世界観  :―
・   雰囲気  :★★★★★★★★★☆
・キャラクター:★★★★★★★★★☆
・    絵   :★★★★★★★★☆☆
・  読みやすさ :★★★★★★★★★☆

・  総合  :★★★★★★★★★☆
・  オススメ度 :★★★★★★★★★☆

 百合的注意点

・百合度:高
・男性キャラの登場頻度:低
・  男性キャラの邪魔さ :―

 感想など

こんばんは!

最近Youtubeの倍速視聴を覚えた水城です。今まではあらゆる動画を等速で視聴していたのですが、最近は視聴動画が多すぎて、かつ仕事を再開したこともあり時間が足りなくなり、どうしようか・・・と悩んだ結果、倍速に辿り着きました。厳密には1.5倍速をベースにしているのですが、それでも3時間の視聴が2時間になるわけで、そこそこ時短になりますよね。エンタメ(というかアニメ)などに関してはもちろん等速視聴したいわけですが、そもそも私の場合Youtubeで視聴するのは『投資』『経済』を筆頭に世界の動向やニュースを伝えてくれる動画だけですしね。皆さんももし使用したことがなければ、試しに使ってみてください。結構便利です。

 

 

さて、それでは作品紹介。本日は「不揃いの連理」などで有名なみかん氏の新作、「先輩、美味しいですか?」です。

(・・・ところで、著者のみかん氏には敬称を付けるのが正しいんですかね・・・? さかなクンさんくらいどうしていいかわからないので、誰か教えてください)

 

 <ストーリー>

ご飯にまつわるトラウマを抱える女子大生・美穂。そんな彼女に突如、偽の恋人ができることに。しかも恋人役は大学イチの美女・森先輩だった!?「不揃いの連理」の著者が贈る食を介して交流するガールズストーリー!

ということで、女子大生!の百合作品です。著者がみかん氏ということで、コメディ調だけどそれなりにシリアスな雰囲気。特にヒロインである森先輩の闇?の部分が今後どうなるかが、注目ポイントですね。ちなみに料理(食事)もテーマなので、レシピなどの表記はありませんが、調理描写は比較的しっかり目に描かれていました。

 

 <キャラクター>

主要キャラクターは現時点では三人。

主人公・宮田さん(宮田みやた美穂みほ)は食べることが大好きな女子大生。昔食事のことでからかわれた?ような経験があり、以降食事は一人で摂るようになりました。大学で出来た友人の合コンの誘いを断るため弟に偽彼氏役を頼んだのですが、その弟に恋人ができたことで「彼女に悪いから」と役を断られ、その弟が代理にと頼んだ相手が学内で有名な美女である森先輩で―――

ということで、ヒロインはその先輩です。上記のように恋人役として宮田さんと知り合ったのですが、その交換条件として彼女に料理を教えてもらうことになります。常に余裕のある雰囲気の女性で、宮田さんにはちょくちょくスキンシップをして、彼女のことをからかっています。立場上は『恋人役』ですが、宮田さんにはかなり好意的なように見えます。

三人目は宮田さんの友人・田所さんですね。今後も活躍すると思うのですが、一巻では主役二人に終始したため出番はそこまで多かったわけではありません。恋愛に対する興味の強い典型的な(という表現が正しいかはわかりませんが)友人ポジションの女性です。現在は有名人である森さんと付き合っているという友人に興味津々の様子。

今後は他にもレギュラーが増えるとは思いますが、今のところはこれくらい・・・というか、ほぼ主役二人のみですね。個人的には巻末書き下ろしに登場した森先輩のことが好きな後輩ちゃんが可愛かったので、どこかで登場してほしいです。

 

 <百合度>

百合度は高めですね。少なくとも一巻時点での描写はほぼ宮田さんと森さんで、基本的に森さんが攻めて宮田さんが真っ赤になるという流れで構成されています。『女性同士である』という点はテーマにしていないようなので、今後もその点で懸念することはないでしょうし、安心して読めるかと思います。

 

 <総評>

恐らくはコンパクトにまとまった作品になるのではないでしょうか。ストーリーやキャラクターは安定してよかったですし、人を選ぶタイプの作品でもないので非常にお勧めもしやすいですね。著者さんのネームから既に購入済みの方も多いとは思いますが、もし未読でしたら是非この機会に。

それではノ