百合好きによる百合好きのためのレビュー

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少女と猫とお人好しダークエルフの魔石工房

※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります

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 作品概要

・タイトル:少女と猫とお人好しダークエルフの魔石工房
・ 著者 :江本マシメサ
・イラスト:KeG
・投稿時点での発行巻数:2巻(刊行中)

 評価

・ シナリオ :★★★★★★★★★☆
・  構成  :★★★★★★★★★☆
・   世界観  :★★★★★★★☆☆☆
・   雰囲気  :★★★★★★★★☆☆
・キャラクター:★★★★★★★★★☆
・ テキスト :★★★★★★★★★☆
・    絵   :★★★★★★★★★☆
・  読みやすさ :★★★★★★★★★☆

・  総合  :★★★★★★★★★☆
・  オススメ度 :★★★★★★★★☆☆

 百合的注意点

・百合度:低~中
・男性キャラの登場頻度:高
・  男性キャラの邪魔さ :低~

 感想など

こんばんは!

4月に入って五日目。ぼちぼち春アニメの放映が始まってますね。私は例によって生放送待ちなのでまだ視聴は開始していないのですが、色々とどういう感じなのか楽しみです。

そういえば、最近またソシャゲのブラッシュアップをして、ついに長らくプレイしていた「ギアスト」こと「フィギュアストーリー」をプレイ対象から外しました。理由は課金しすぎるから(笑) いやぁ、最近お金周りが本当に厳しいんですよ。ですが今までそれなりに課金してきたゲームって、どうしても課金をやめられないんですよね。なのでさくっとプレイ自体を打ち切りました。これで現在プレイ中のソシャゲは現在三作品となり、「偽りのアリス」、「HEAVEN BURNS RED」、「ガーディアンテイルズ」となりました。なおこの中で唯一課金しているのが「偽りのアリス」なのですが、こちらは月一の980円のみなので、まぁ許容範囲かと思いそのまま続けています。

ということで経済的余裕がなくなってきている水城ですが、電子書籍(漫画・小説)の出費は一切絞るつもりはありません。今後も気になったものは片端から買っていきますので、併せてレビューもお待ちいただければと思います。

 

 

それでは作品紹介に移りましょう。本日紹介するのは久々のなろう作品で、「少女と猫とお人好しダークエルフの魔石工房」です。

 

 <ストーリー>

生まれてからずっと森深くの家で国一番の賢者と暮らしてきた少女エル。
しかしその賢者が亡くなってしまい、さらにあらぬ誤解で近隣住民に追い立てられてしまったエルは、ずっと前に行方知れずになっていた父を捜しに、唯一の友達である猫妖精のヨヨと生まれて初めて外の世界を巡る旅へ出る。
新たな出会いや命がけのピンチを乗り越えた末に王都へ辿り着いたエルだったが、そこでも詐欺師の疑いを掛けられてしまう。
そんなエルの窮地を救ったのは、かつて人間に騙されたダークエルフの美女だった――。
運命の出会いを果たした彼女たちが向かう先は――。

ということで、異世界転生要素のないハイファンタジーですね。ただ『チート』・・・ではありませんが、師匠の影響もあり主人公はかなり常識外れのスペックを有してはいます。魔法のある世界観ですが、冒頭世界的な『黒斑病』(ペスト?)の流行について触れているので、科学技術的には、或いは思想的には中世を想定しているのだと思います。

 

 <キャラクター>

登場キャラクターは結構多いのですが、ここでは主人公の身内的なキャラクターに絞って触れておこうと思います。

主人公・エル(エルネスティーネ)は森の深くで育った少女。家族と呼べるのは父親であるフーゴと、師匠的存在であるモーリッツの二人のみで、また森に暮らしている間は近隣の村・町の人間との交流も一切ありませんでした。フーゴの失踪とモーリッツの死去により森を出る決意をし、辿り着いた先でタイトルにもあるダークエルフの女性と出会うことになります。

ということで、エルと王都で出会った女性というのが、イングリット。王都で工房を構える『魔技巧士』で、トラブルに巻き込まれていたエルを助け、そこから二人で暮らしていくようになります。非常に優秀な女性なのですが、かつて彼女を森から連れ出した男性に騙されていたためにあまりお金を持っていません(本人の経理能力の低さもあるが)。エルが現在最も信頼を寄せている相手です(次に紹介するヨヨを除く)。

三人目?はエルとともに森を出た妖精種(見た目は猫っぽい)・ヨヨ。元々はモーリッツの家に身を置いていたのですが、彼も亡くなってしまい、出立するエルを見守るために共に旅立ちました。

この三人?の他には、旅を共にするメンバーとして、かつて父親・フーゴにプレゼントされたぬいぐるみ人口精霊であるネージュ(ビジュアルはウサギっぽい)や『炎刀・フランベルジェ』in炎の勇者に、火竜・プロクス。王都までの道のりで出会った少女・シャーロットや、フォースター卿など多くの人物が登場し、彼らとかかわっていくこととなります。

 

 <百合度>

百合度は低め、かな?少なくとも高くはありません。ま単純に女性(少女)のキャラクター比率がそこまで高くないんですよね。メインではエルとイングリット、それにシャーロットくらいですから(現時点の登場として)。

 

 <総評>

シナリオは素直に良かったと思います。ただ一部無理に重くしてしまっているように感じられました。またハイファンタジーではありますが、一方でなろう作品だなと思える描写・雰囲気もあるため、その点で好みは分かれるかもしれませんね。百合度も高いわけではないので、その点よりも「ファンタジー作品を好むかどうか」や「ある種のチート的要素に対する好悪」を意識してみるといいかもしれません。個人的にはこの先も購入してよいと思える作品だったので、気になる方は読んでみて下さい。

それではノ