※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります
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作品概要
・タイトル:ガンナー・ガールズ・イグニッション
・ 著者 :山口隼
・イラスト:一色
・投稿時点での発行巻数:1巻(完結?)
評価
・ シナリオ :★★★★★★★★★★
・ 構成 :★★★★★★★★★★
・ 世界観 :★★★★★★★★★☆
・ 雰囲気 :★★★★★★★★★★
・キャラクター:★★★★★★★★★☆
・ テキスト :★★★★★★★★☆☆
・ 絵 :★★★★★★★★★★
・ 読みやすさ :★★★★★★★★☆☆
・ 総合 :★★★★★★★★★★
・ オススメ度 :★★★★★★★★★☆
百合的注意点
・百合度:中
・男性キャラの登場頻度:中
・ 男性キャラの邪魔さ :低
感想など
こんばんは!
先日味付き海苔の話をしたと思います。その中でも「バリバリ職人」シリーズを強く推したのですが、今回その中でもまだ食べたことのなかった「ペヤング」コラボのものを買ってみたのですが・・・
めっちゃくちゃ辛い
びっくりしました。私はそもそも辛さには強くないですが、にしても辛いです。以前お勧めしていた「男梅」コラボや「くらこん」コラボなどは、美味しすぎて一回で全部食べちゃうこともままあるのですが(というか大体食べちゃう)、これは辛すぎて無理でした(笑) いや、美味しいんですよ。美味しいのだけど、辛すぎて多く食べる前に口の中がギブアップしちゃうんですね。口の中に海苔がある状態で呼吸するとむせるんです。久々にこんな辛い物食べましたね・・・。「ペヤング」コラボではなく「ペヤング激辛味」コラボだということに気付いていさえすれば―――
もし興味がありましたら、リンクを貼っておくので注文してみてください。なお辛い物の耐性がない方は先に挙げた「男梅」や「くらこん」のもの、若しくはベーシックなものがお勧めです。どれもかなり美味しくて非常にお勧めのシリーズです。カロリーもあってないようなものなので、おやつ代わりに是非(ただし塩分は注意!!)
ということで、さりげなくアフィリエイトしつつ作品紹介へシフトします。しばらく漫画作品が続いたので、ここからは小説のターン。本日紹介する作品は、オーバーラップ文庫より「ガンナー・ガールズ・イグニッション」です。
<ストーリー>
トウキョウの東、環境建築都市(アーコロジー)/チバ・シティのとある路地裏。
ダウンタウンに住む青龍寺天(せいりゅうじてん)は違法な機関義肢(エクス・リム)の運び屋をしていたが、隠していたESP能力をきっかけに事件へ巻き込まれ、機関義肢犯罪(エクスクライム)を扱う諜報機関SIAに入局。同じくESP能力者の七世涼、岬今日子らと『チーム・イグニス』を結成する。対峙するは地下組織「フェイスレス」。しかし、その背後にはさらに強大な敵の影が蠢いていた。
絡み合う陰謀と罠、轟く銃声。虚実と死線を越えた先、天たちに待ち受ける結末は――。
ジャンルは『サイバーパンク』、作品全体の流れや雰囲気としては、アクションものの洋画のような感じでしょうか(サブタイトルなどでパロディがあります)。AIや肉体の機械への置換だけでなく、ESP能力というものも研究されている、そんな世界観のストーリーですね。なのでESPというのも、いわゆるオカルト的なものではなく、科学的なアプローチのタイプだと思ってください。
テキストは基本的には一人称です。描写の仕方が少し独特なので、この辺りは多少好みが分かれるかもしれませんね。
<キャラクター>
登場人物はかなり多いのですが、ひとまずメインとして紹介文にもある、主人公サイド三人の女性メンバーを紹介しようと思います。ちなみにその三人は全員がESP、超能力持ちです。
主人公は青龍寺天。荒廃しきったダウンタウンで運び屋をしていたのですが、ある日謎の集団に追われることになり、その窮地を特務情報局に救われ、否応なく彼女自身もSIAの局員として働き始めます。所有ESP能力は『念力』で、頑張ればかなり重い物も動かすことが出来るようです。
そんな天の唇を出合い頭に奪い、ついでに心まで奪った女性がSIAで天の上司となる七世涼。かなり手の早い女性で、天や次に紹介する今日子、それに局の内外問わず、非常に多くの女性に手を付けています。ESP能力は『読心』。ただし使う上での制約はあるようですね。
最後の一人は岬今日子。恐らくメンバーの最年少で、彼女にとって唯一信頼できる相手である七世さんを強く愛しています。逆に七世以外には興味がなく、むしろ七世の周囲にいる人間(特に女性)は全員敵だと考えているくらいかもしれません。特に七世が最近強く興味を持っている主人公・天にはかなり強い敵対心を抱いている様子。ESP能力は『発火能力』で、人間を数秒で炭に変えられるほど強い力を持っています。
この三人以外にもSIAでチームイグニス(七世の率いる、天の所属するチーム)の直属の上司である狩野さんや、諜報担当の『ネコ』、天のダウンタウンでの知り合いである『エイト』など、登場人物はそこそこいます。
<百合度>
百合度はそこそこ高めでしょうか。その点に期待して買ったわけではないのですが、思いのほか高かったですね。特にテキストが天の一人称で、かつ彼女の心情描写がモロに反映されているためにそう感じやすいのだと思います(天は七世さんにかなり惹かれているので)。ただ個人的な好みで言えば、天と岬のペアが一番好きですかね(笑)
<総評>
単純にストーリー・展開が良かったです。キャラクターも悪くないし、総じてクオリティの高い作品だと思いました。懸念点は前述したテキストの件くらいでしょうか。その辺りはもし気になる場合試し読みで確認してみてください。基本的には広く勧めやすい作品だと思うので、特に世界観が好きな方などは是非読んでみてください。
それではノ