百合好きによる百合好きのためのレビュー

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くノ一ツバキの胸の内

※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります

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 作品概要

・タイトル:くノ一ツバキの胸の内
・ 著者 :山本崇一朗
・  掲載誌 :ゲッサン少年サンデーコミックス
・投稿時点での発行巻数:6巻(刊行中)

 評価

・ シナリオ :★★★★★★★★★☆
・  構成  :★★★★★★★★★☆
・   世界観  :―
・   雰囲気  :★★★★★★★★★☆
・キャラクター:★★★★★★★★★★
・    絵   :★★★★★★★★★☆
・  読みやすさ :★★★★★★★★★☆

・  総合  :★★★★★★★★★★
・  オススメ度 :★★★★★★★★☆☆

 百合的注意点

・百合度:~中
・男性キャラの登場頻度:?
・  男性キャラの邪魔さ :?

 感想など

こんばんは!

最近はまたちょくちょく新しいソシャゲにちょっかいを出している水城です。ただ最近は色々と手を出した結果、最初ちょっとプレイすればそれが自分にマッチするかどうかがある程度わかるようになってきた(少なくとも合わないものはすぐわかる)ので、無駄に時間を費やすことはなくなりましたね。

その中で最近プレイを開始して、それなりに楽しめている作品が「ガデテル」こと「ガーディアンテイルズ」です。昨今珍しいドットキャラクターを操作する、2DのアクションRPGです。私が知る中で一番近いのは、昔の「ゼルダ」ですね。神々のトライフォースとか、そのあたりの時代です。百合度は期待できないのですが、どうにものめりこんでしまうタイプの作品なんですよね。なのでここ数日はかなりの時間をこの「ガデテル」に費やしてしまっています。ストーリーもそれなりに楽しめますしね。
2DのアクションRPGが好きな方は試してみてくださいな。

 

 

さて、それでは本日の作品紹介です。前回お話ししたように、今回の紹介作品は4月アニメ作品の一つ、「くノ一ツバキの胸の内」です。

 

 <ストーリー>

私たち、男の人を知りません…///

「からかい上手の高木さん」山本崇一朗最新作!

純情忍者たちのガールズコメディー!
男禁止・だけど興味津々のくのいち達はいったいどんな妄想を…?

豪華絢爛ニューヒロイン集結!
推しのヒロインは誰…!?

どうでしょう。この紹介文を読んでどのような期待と不安を持つでしょうか(笑) 私が記事を作るか葛藤を続けるうちに時間が流れてしまったことも理解していただけるのではないかと思います。

ということで実際に読んでみての感想です。まず初めにですが、紹介文のように"男に興味を持っているくノ一"というのは基本的に主人公のみです。作品全体の雰囲気で言えば、くノ一たちの(少女たちの)日常系作品のようなものだと思っていいでしょう。里も性別で完全に分かれているようなので。現時点で第六巻まで発行されているわけですが、今のところ男性は(ほぼ)出てきていません。ただし何となく常にその影があるような、そんな感じの作品。どこかのタイミングで登場する可能性は極めて高いと思っています。

 

 <キャラクター>

登場するキャラクターは非常に多いです。なのでここでは、主人公と、彼女の班員についての紹介をいたしましょう。

主人公はタイトルにもあるツバキです。この物語は忍びの学校的なものが舞台なのですが、その中でもトップクラスに優秀な生徒のようです。最近はまだ見たことのない『男』という存在に興味津々で、ワードが出るたびに強く反応してしまいます。基本的には優しく面倒見のいい優等生な女の子ですね。

二人目はサザンカ。まだ年齢が低く、非常に小さい女の子。基本的にツンツンしているのですが、ツバキのことを強く慕っているため彼女に対してだけは態度が変わります。表紙の右の子ですね。

三人目はアサガオ。サザンカと同じくらいの年齢だと思うのですが(少なくともクラスは彼女と同様年少組)、非常に発育がいい女の子。とにかく食べることが大好きで、食べ物に対する執着が強いです。サザンカの相方的存在ですね。表紙左の子。

四人目はリンドウ。元々男の忍びの里で暮らしていたのですが、男の中で暮らす(育てる)ことに限界を感じられ、ツバキのいる女の里に移り住むことになりました。そのため里の中で唯一『男』を見たことのある少女です(教師陣を除く)。非常に人見知りで恥ずかしがり屋で、常にお面をつけています。この子は二巻からの参加です。

ということで、この四人がツバキの班・戌班のメンバーですね。班は他にもたくさんあるので、非常に多くのくノ一候補生たちが登場します。対する教師陣は今のところ人数が少なめで、メインで登場するのはほぼ一人だけ。サポートがもう一人で今のところその二人のみですね。

 

 <百合度>

百合度はまぁまぁくらいでしょうか。基本的には女の子がわちゃわちゃしている作品なので、すごく低いということにはなりませんね。ただし主軸というか、コンセプトが主人公の『男』に対する興味を描いている作品なので、諸々理解しておく必要があるでしょう。

 

 <総評>

まず、作品としての完成度は高いと思います。キャラクターや全体の雰囲気、ストーリー(一話レベルでの話です)もいい感じだと思います。ただ繰り返しになりますが、コンセプト的にここで強く勧めるかと言われると、それはちょっと悩ましい感じですね。今回はちょうどアニメの放映直前での紹介ですから、判断に悩む方は先にアニメを視聴してみて、それで決めるというのもアリだと思います。また、単価自体は安めなので、とりあえず一冊だけ買ってみるのもいいでしょう。少なくともお勧めしないとは言わない作品なので、気になる方は一度触れてみてください。

それではノ