百合好きによる百合好きのためのレビュー

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BLのオタクと百合のオタク~こじらせ女子の「好き」は一筋縄ではいきません!?

※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります

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 作品概要

・タイトル:BLのオタクと百合のオタク~こじらせ女子の「好き」は一筋縄ではいきません!?
・ 著者 :何々田
・  掲載誌 :ウーコミ!
・投稿時点での発行巻数:3話(完結?)

 評価

・ シナリオ :★★★★★★★★★☆
・  構成  :★★★★★★★★☆☆
・   世界観  :―
・   雰囲気  :★★★★★★★★☆☆
・キャラクター:★★★★★★★★☆☆
・    絵   :★★★★★★★☆☆☆
・  読みやすさ :★★★★★★★★★☆

・  総合  :★★★★★★★★☆☆
・  オススメ度 :★★★★★★★★☆☆

 百合的注意点

・百合度:中
・男性キャラの登場頻度:ほぼ無
・  男性キャラの邪魔さ :―

 感想など

こんばんは!

そういえば言及するのを忘れていたのですが、「プラオレ」のアプリが3/15に予定通りリリースされました。私も翌16日にダウンロードしてプレイしてみたのですが―――

・・・うん、ないな。

はい。ということで、残念ながらお勧めはしません。

プレイして一時間未満で私の求めていたものではないためアンインストールしてしまいました。逆に言えば「ゲーム性に対する理解が浅い段階で切った」ので、プレイしたら楽しめた、という人も普通にいるかもしれません。一応私が切った理由を箇条書きしておくと、

①プレイヤーの分身が普通にシナリオ上に出てきてキャラクターと交流する

②フルボイスじゃない

③作画がしょっぱい

④3Dモデルもしょぼい(SDだからとかでなく)

⑤ゲームシステムに楽しみを見出せる気がしなかった

こんなところでしょうか。個人的には赤文字の二つ、特に①が致命的ですね。そのためかなり序盤でやる気を削がれました。

繰り返しになりますが、本当に最初の最初しかプレイしていません。なので続けていればゲームとしての楽しみを見出せる可能性は十分にあります。なので、あくまで一意見として参考にしてもらえればと思います。ちなみにですが、先行で世に出たアニメ版は、普通にお勧めです。もしどの媒体のものにも触れたことがないのであれば、まずはアニメを楽しんで、その上でアプリを考えるのがよいでしょう。

 

 

は、ということでかなり辛口な前置きから始まりましたが、作品紹介に移りましょう。本日紹介する作品は女性向けコミックサイト・ウーコミ!より「BLのオタクと百合のオタク」です。

 

 <ストーリー>

「私の“好き”はこうやって傷つけるやり方しかできない、ごめん…」――。BLオタクの詩織と百合オタクのヤブミは、SNSを通じて仲良くなったオタク友達。同人イベントに行ったり映画の応援上映に行ったり、オタク活動を共に楽しみつつ…詩織はヤブミへの恋心を募らせていた。友達のフリをしていたものの、こじれにこじれた巨大感情はある日突如あふれ出してしまい…。「どうしていつも、自分が嫌なこと好きな人にしちゃうんだろう」。読めばきっと大切な人に会いたくなる、こじらせ女子の厄介で複雑な恋のお話。

ジャンル的には社会人百合・・・かな? 巨大感情をこじらせた結果ややこしいことになってしまった女性のお話です。百合好き女子とBL好き女子のカップリングも最近は王道になってますよね。

 

 <キャラクター>

主要キャラクターは三人ですね。

主役二人はどちらが主人公という感じではないですが、強いて言うなら『BL腐女子』の方かな? 自身も作品を生み出す漫画家・詩織さんです。もう一人の主役であるヤブミさんに恋愛感情を抱いた結果、彼女を傷つけることになってしまいました。ストーカー気質があり、自分でもそれを自覚している厄介系女子です。

もう一人の主役はヤブミさん(美沙さん)。百合好き女子で、彼女は読み専です。BLと比べると市場規模が小さい百合市場をよく嘆いています。詩織さんの作品をwebで見かけたことをきっかけに、彼女と知り合い、イベントなどで実際に会うようになりました。

最後は二人の共通の知り合いであるりくさん(凛玖さん)。どうやって知り合ったかはわかりませんが、ヤブミさんよりも先に詩織さんと知り合っていたっぽいですね。なお彼女自身はBLも読むのでしょうが、基本は夢女子です。

ちなみに詩織さんだけ本名をそのまま紹介しているのは、彼女のハンドルネームが『☞』ということで、かつ読み方が不明(本人も決めていない)ためです。

 

 <百合度>

二人の女性の関係性にフィーチャーした話ということで、百合度はそこそこ高めです。ちなみに基本的にこの二人のみの話であり、りくさんに関しては友人ポジ以上の出方はしませんでした(3話完結ですからね)。

 

 <総評>

ということで、今回は単話作品の紹介でした。全三話(多分完結)ですが、各話40P弱程度のボリュームがあるので、単行本一冊分くらいはありますね。作品としてはストーリーが素直にいいので、基本的にどなたにでもお勧めしやすい作品と言えるでしょう。人は選ばない作品だと思うので、社会人百合作品やちょっとこじらせた女性が好きな方は、是非読んでみてください。

それではノ