百合好きによる百合好きのためのレビュー

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口に出しても宜しいですか?

※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります

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 作品概要

・タイトル:口に出しても宜しいですか?
・ 著者 :松本ナミル
・  掲載誌 :メテオCOMICS
・投稿時点での発行巻数:1巻(刊行中)

 評価

・ シナリオ :★★★★★★★☆☆☆
・  構成  :★★★★★★★☆☆☆
・   世界観  :―
・   雰囲気  :★★★★★★★★☆☆
・キャラクター:★★★★★★★★☆☆
・    絵   :★★★★★★★☆☆☆
・  読みやすさ :★★★★★★★★☆☆

・  総合  :★★★★★★★☆☆☆
・  オススメ度 :★★★★★★★☆☆☆

 百合的注意点

・百合度:~中
・男性キャラの登場頻度:極低
・  男性キャラの邪魔さ :―

 感想など

こんばんは!

毎週土曜の恒例外食。本日はインドカリーのお店に行ってまいりました。お目当てはもちろん『ナン』です。ナンは定番の食べ放題のお店なのですが、プレーンナンのサイズが私の顔の2倍くらいあるので、大抵の方は一枚で十分でしょう。そんな中、本日はそのナンをさらにグレードアップして、『チーズナン』なるものを注文しました。ナンと同等以上の質量の超大量のチーズが中に納まっており、さらに上からはちみつか何かをかけてあるというカロリーのバケモノみたいなやつですね。とても美味しかったのですが・・・重かった(笑) ランチメニューにはライスもついているのですが、そちらは任意でカット。したのに、何をトチ狂ったかプレーンナンを上乗せ注文する暴挙に出ます。あまりのボリュームにちょっと後悔しましたが、時間をかけて何とか完食はしてまいりました。

それにしても、最近の外食ラッシュで何だかお腹が大きくなってきたような気が・・・。実家を出る前の悪い想像が現実になりつつある、ダメ人間よ。皆さんはカロリーにはしっかり気を配って生活してくださいね。特に糖質には本当に、本当に気をつけましょうね・・・

 

 

私のウエスト事情はさておき、作品紹介に移りましょう。本日紹介するのは先月末販売の新刊、「口に出しても宜しいですか?」です。

 

 <ストーリー>

「正直に生きろ」がモットーの超お嬢様・大白鳥沢金 姫百合子(おおしらとりざわかね ひめゆりこ)は、ドSヤンキー女子高生・立花 唯(たちばな ゆい)に一目惚れ! 素直な思いの丈を伝えるも、口から出るのは下品な言葉ばかり――「立花さん、私の穴という穴を制圧してください……性的に」。唯のドSはむしろご褒美!? 姫百合子の性癖&恋心がピュアに暴走する、お口に出したいラブコメディ!

表記上は『ラブコメディ』となっていますが、実際は『ギャグ・コメディ』ですね。時折気の迷いのようにいい感じの空気を作るのですが、大体1コマで終わります。紹介文からわかるように、基本的には終始下ネタのラッシュです(ただしエロくはない)。そのため苦手な方もいるであろうことは、予め押さえておきましょう。

 

 <キャラクター>

メインキャラクターは現時点では四人です。

まずは主人公であるヤンキー少女・立花さん。典型的な実は優しいヤンキー少女で、ヒロインの変態お嬢様に性的な意味でも、性的じゃない意味でも好かれています。基本的には他人に冷たく当たるのですが、根が優しいため結局押しに負けてしまう女の子です。現在一部の女子(メインキャラクター)から注目を集めており、俄かにモテ始めています。

続いてヒロインである変態お嬢様・姫百合子。家訓のせいで(?)思ったことは正直に伝えてしまう少女は、かなり変態チックな方向から主人公・立花さんにアプローチをかけています。変態ではありますが、基本的に良い子なので、時折見せる変態的でない部分はそのギャップ故か、可愛らしくも思えます。個人的には一番好きな子。

三人目は変態生徒会役員の相武さんです。むっつりと見せかけた非常にオープンな変態ですが、自分事になると恥じらって潰れます。立花さんと姫百合子の関係(性事情)に興味津々で、モラルの向上を名目にそれらを根掘り葉掘りにしようとしています。最近ちょっと立花さんが気になっている、変態だけど初心なおっぱい・ふともも少女です。

そして四人目は内弁慶陰キャ少女の大神さん。コミュ障で陰キャでこじらせているため、学校に友人がいません。いなかったのですが、最近はちょっと上の三人と交流が出来つつあります。内弁慶のこじらせ陰キャですが変態ではありません。そのためか、立花さんからは(比較的に)常識人枠として見られており、まともな対応をとられます(貧乳仲間枠でもある)。交友がなかったためにちょっと優しくしてくれた(?)立花さんが少し気になっている昨今。

あとは準レギュラーレベルで、立花さんたちの担任の女性と、体育教師(露出魔)、それに姫百合子のお付きと思われるメイド(お嬢様推しの変態)が登場します。要約すると、大体変態でした。

 

 <百合度>

百合度は・・・そこそこくらいでしょうか。基本ギャグマンガなので判断に分かれるとは思うのですが、前述のようにたまに気の迷いでいい感じのシーン(当社比)があるので。今後作者がおかしくなってしまえば、もうちょっとそういうシーンも増える・・・かも?

 

 <総評>

最初に記しましたが、人は選ぶ作品でしょうね。何というか、いわゆる王道の百合作品とは大きく乖離しており、文脈というか、作風が少年漫画系のギャグマンガだからだと思います(かつ下ネタがメインのため)。私としても、「ナシよりのアリ」といったところでしょうか・・・?

これはこれで嫌いではないのですが、百合作品として勧めるかと言われると悩ましいです。このサイトの傾向として、『人を選ぶかも』と記載した作品のお勧め度は総評より星を落とす場合が多いのですが、今回は同じにしています。その辺りに私の微妙な葛藤を思っていただければなぁと思いますね(笑) とりあえずヒロインの姫百合子が思いのほか可愛かったので、同じような感覚を得られる方であれば、ある程度楽しめると思います。作品の雰囲気は試し読みだけで十分に判断が効くので、確認の上、そこで決めちゃっても大丈夫だと思います。

それではノ