※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります
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作品概要
・タイトル:ポンポコタヌキとへっぽこ王子
・ 著者 :桜Qり
・ 掲載誌 :まんがタイムきらら
・投稿時点での発行巻数:1巻(刊行中)
評価
・ シナリオ :★★★★★★★★★☆
・ 構成 :★★★★★★★★☆☆
・ 世界観 :―
・ 雰囲気 :★★★★★★★★★☆
・キャラクター:★★★★★★★★★☆
・ 絵 :★★★★★★★★★★
・ 読みやすさ :★★★★★★★★★☆
・ 総合 :★★★★★★★★★★
・ オススメ度 :★★★★★★★★★★
百合的注意点
・百合度:中~
・男性キャラの登場頻度:無
・ 男性キャラの邪魔さ :―
感想など
こんばんは!
今週も土曜日がやってきました。つまり外食日ですね。本日は台湾まぜそばを食べに行く・・・つもりだったのですが、結果的には博多とんこつを食べてきました。ご存じのとおり細麺が特徴的な豚骨出汁の濃い結構こってりなラーメンですね。しかも今回頼んだのは濃厚豚骨。スープの粘度が恐ろしいほどで、太麺でも絡みに絡むであろう濃厚さでした。またまぜそばも売りの一つなので、ご飯と漬物類・キムチなどが全て食べ放題(追加注文不要)。調子に乗ってライスだの漬物だのを食べすぎた結果、記事を書いている現在(20:00)においてもなお胃にモノが入っている感覚があります(笑)
味は普通に美味しかったです。博多豚骨は元々好きなのでちょいちょい食べるのですが、ここも良かったですね。次回はもう一つの売りである台湾まぜそば(台湾は関係ない)も食べに行きたいですね。
さて、本日紹介する作品は、久々にきらら作品ですね。先月末に刊行されましたきらら本誌の新作、「ポンポコタヌキとへっぽこ王子」です。
<ストーリー>
演劇部の王子様として女生徒たちに大人気の玲音。その実態は演じているとき以外は気弱で人見知りの女の子。そんな彼女の元に弟子入りしたいとやってきたのは自称「タヌキ」の少女・豆子で!?野性と癒しに溢れたぽんぽこ演劇ストーリー、第1巻!
ということで、『演劇』、『演技』がテーマのハートフル日常ストーリーです。きらら本誌なので4コマなのですが、ワイドタイプなので比較的読みやすいですね。結構しっかり部活に打ち込むので、ストーリーも結構しっかりとあるというのが特徴ですね。
<キャラクター>
主要キャラクターは現時点では演劇部の五人です。
主役は二人ですが、主人公は私の印象では『へっぽこ王子』の方ですね。演劇部のエースで、学園内に多くのファンがいる演劇部の王子様・玲音です。演劇モードに入ることで『王子様』になりきるわけですが、普段は非常に物静かでコミュ障ぎみな少女。本名のまま舞台に立っているにも関わらず、クラスメイトにすら同一人物だと思われていません。ちなみに学園は明言はされていなかったと思うのですが、女子高っぽい感じですね。
続いてもう一人の主役、私の印象ではヒロインの立ち位置である『ポンポコタヌキ』の方。舞台に立つ玲音の、その演技のすばらしさに触れて彼女を師として仰ぐタヌキ少女・豆子ちゃん。タヌキであることは人間にはばれてはいけないらしいのですが、玲音の演技の素晴らしさから、「演技がすごい→タヌキに違いない」という超短絡ロジックにより自身が化け狸だとばらしてしまいます。次いでそのどじっぷりにより玲音の幼馴染にも正体がばれて、その後紆余曲折・・・は特にありませんが、演劇部に入ることになります。ちなみに元々は公園で生活をしていたらしいのですが、それを知った主人公が「ヤバイ」と思い自分の家に連れて帰り、以降は一緒に暮らすこととなります。
かなり長くなったので残りの三人は一気に行きましょう。まずは主人公・玲音の幼馴染である少女・鳴ちゃん。ちょっとお茶目な性格ですが、非常に親切で優しい、世話焼き少女です。二人目は演劇部の部長・咲耶さん。非常にスタイルの良い、可愛い女の子が大好きなちょっと残念お姉さんです。そして最後は演劇部副部長・珠緒さん。常に目を閉じている(ように見える)色素の薄い少女で、部長の相方的存在。演劇部の脚本担当で、賞をとったこともあるらしいです。
現時点ではこの五人以外にレギュラーはいませんが、一巻ラストに意味ありげに登場した女の子がいるので、二巻以降ではこの子もレギュラー入りするのだと思います。
<百合度>
百合度は高めとしていいでしょう。単純に玲音と豆子の二人が、まずいいですね。その上で玲音は学園の『王子様』ですし、部長は女の子大好き。部長と副部長は名コンビと、要因が非常に多いです。何より主役二人が一緒に暮らしているというのが、最強ですよね。ちなみに玲音の家ですが、母親と二人暮らしとのこと。今は母親が家を空けることが多いらしく母親未登場なのですが、今後連載が続けばきっと活躍し始める予感がしますね。
<総評>
弱みらしいもののない、非常にお勧めの作品です。日常系・・・と言えるかがちょっと微妙ですが、いわゆるきらら作品が好きな方であれば、気に入ることは間違いないでしょう。雰囲気も良く、シナリオもいい感じ。キャラクターもみんな可愛いですし、絵も上手い。そのうえ百合度も高いときて、何も言うことない作品ですね。文句なしです。是非読んでみてください。
それではノ