百合好きによる百合好きのためのレビュー

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かけあうつきひ

※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります

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 作品概要

・タイトル:かけあうつきひ
・ 著者 :福井セイ
・  掲載誌 :少年サンデー
・投稿時点での発行巻数:3巻(刊行中)

 評価

・ シナリオ :★★★★★★★★★☆
・  構成  :★★★★★★★★☆☆
・   世界観  :―
・   雰囲気  :★★★★★★★★★☆
・キャラクター:★★★★★★★★★☆
・    絵   :★★★★★★★★☆☆
・  読みやすさ :★★★★★★★★☆☆

・  総合  :★★★★★★★★★☆
・  オススメ度 :★★★★★★★★★☆

 百合的注意点

・百合度:低~中
・男性キャラの登場頻度:中
・  男性キャラの邪魔さ :極低

 感想など

こんばんは!

イベントの発生しないバレンタインデーも終わりましたが、まだまだ寒い日が続きますね。再就職(派遣)してから半月経ちましたが、早くもこのライフスタイルにも慣れてしまった感があります。レオパレスも割と過ごしやすいし、それなりに快適な生活を送れていますね。自由時間が減ってしまったのは悲しいですが、まぁこればかりはね。お仕事しないとお金がごりごりと削れていくので、仕方ないです。

 

 

さて、本日紹介する作品は珍しく小学館は少年サンデーから。先月最新3巻が刊行されたばかりの「かけあうつきひ」です。

 

 <ストーリー>

漫才師を目指す親友2人の同居コメディー!

東京、夢を追う多くの若者が暮らす街。
高校卒業後、親元を離れ上京してきた陽と月は漫才師を目指して、二人だけの下積み生活を送っている。
六畳一間の共同生活も、残り300円の食費も、親友同士の二人だから笑いに変えられる…はず!
大きな夢を追う二人の、ささやかな日常譚、開幕です!

『漫才』がテーマの女性二人の同居コメディ―ということで、なかなかに珍しいテーマですね。漫才というと少し前にアニメも放映した「まえせつ」を思い出しますが、カラーは大分異なりましたね。

ワンルームの風呂なし格安アパートで極貧生活を送りながら、スクールまで二時間以上も歩いて通う日々。高校で出会った二人の女の子が漫才師になるために頑張るさまを描いた青春ストーリーといった感じの作品です。

 

 <キャラクター>

メインキャラクターは現時点では四人でしょうか。

まずは言うまでもない主役の二人。「400倍」というコンビ名でスクールに通いながらデビューを目指しているですね。表紙のおかっぱでちっこい方が月(ボケ担当)で、美人の方が陽(ツッコミ担当)です。

続いては二人の通う養成所の、そのすぐ隣にある大手の養成所、その中でも非常に将来を有望視されているコンビ、「スミリク」の二人ですね。いかにもお嬢様然とした雰囲気で、常に理想を目指す完璧主義者な(ツッコミ担当)と、ツートンカラーヘアーの明るい女の子、主役の二人同様相方とは高校の同級生である凛久(ボケ担当)です(この二人は二巻で登場します)。この二人はほかのキャラクターと比較すると、多少多めに登場しているイメージですね。

 

 <百合度>

百合度はまぁまぁくらいでしょうか。あまり期待していなかったのですが、思ったよりは高かったです。月と陽は、陽が月の才能に惚れ込んで芸人を目指していくわけですが、単純な好きの大きさは月→陽の方が大きい感じがして、そこが非常に尊いですね。また作者さんが「(月・陽の)恋愛関係の話は書かない」と断言してくれている点も、安心して読める材料かと思います。

 

 <総評>

結構警戒していたのですが、思いのほか素直に楽しめました。ストーリーは漫才がテーマなのでもちろん基本的には笑わせに来るのですが、比較的シリアス度高めな面もある非常に素直な少年漫画系の、青春ものの構成です。お笑いがテーマという点はありますが、本筋が素直なので比較的人を選ばない作品だと思います。少年誌なので単価も安いですし、もし気になったならまずは一巻をぜひ読んでみてください。

それではノ