【番外編】鍋に弾丸を受けながら - 百合好きによる百合好きのためのレビュー

※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります

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　作品概要

・タイトル：鍋に弾丸を受けながら
・　著者　：森山慎　　・原作：青木潤太朗
・掲載誌：コミックNewtypeなど
・投稿時点での発行巻数：1巻（刊行中）

　評価

・　シナリオ　：★★★★★★★★★☆
・　　構成　　：★★★★★★★★★★
・　世界観　：―
・　雰囲気　：★★★★★★★★★☆
・キャラクター：★★★★★★★★★★
・　　絵　　：★★★★★★★★★★
・読みやすさ：★★★★★★★★☆☆

・　　総合　　：★★★★★★★★★★
・オススメ度：★★★★★★★★★★

　※今回のお薦め度は百合作品としてではありません※

　百合的注意点

・百合度：無
・男性キャラの登場頻度：無（全員）
・男性キャラの邪魔さ：―

　感想など

こんばんは！

さてさて、今回はいきなりですが作品のお話をしましょうか。タイトルで違和感に気付かれた方も多いでしょうが、今回は『番外編』で、具体的に言うと百合作品ではありません。うちのサイトで百合作品ではない作品を扱う場合は、基本的には以下の二つで、

①百合作品っぽい雰囲気だったが、百合作品ではなかった

②百合要素はあるが、むしろ罠だった

要するに、"注意喚起"としての側面が強いです。ですが、今回はそういった主旨ではなく、完全に、ただ紹介したい作品だっただけです。まぁたまにはこういうものもあっていいだろう、という感じの気分的なものですね。今後も息抜き的にそういった記事を上げるかもしれないので、留意いただければと思います。

　＜ストーリー＞

さて、ということで早速紹介いたしましょう。本作は原作者ありの（ほぼ）ノンフィクションストーリー、つまりはルポ漫画のようなものです。原作者さんは「シタミさん」や「マルキ・ド・サド」の方ですね。特に「シタミさん」は結構お勧めの作品なので、読んでみてほしいです（「サド」の方はお勧めはしません。ただ個人的には続きが読みたかった・・・）。

50000点の美味を求めて世界各地の危険地帯に赴くのは…二次元の過剰摂取により自分はおろか周囲すべての人間が美少女に見えてしまう人だった！？現地の怪しくも魅惑的な料理の数々を堪能しまくるノンフィクション＆カオス＆ハードグルメリポートコミック！

ということで、本作は実際に原作者である青木さんが訪れた場所での体験記です。基本的に（恐らくは今後も全て？）海外でのお話で、テーマはグルメ。各話完結ですが、ノンフィクションですし、日常系のようなテイストではありません。

　＜キャラクター＞

メインキャラクターというか、共通して登場するのは原作者である青木さんのみで、それ以外はそれぞれ現地でのお知り合いや、知り合いでなかったりする方々です。ただ稀に共通の登場人物がいる場合もありますね。

さて、ここで一点。

私の上記評価項目を先に見ていればお気づきかと思いますが、本作に登場するキャラクターは、今のところほぼ全員が男性です。ですが原作者さん曰く。彼の脳（精神）は長年における二次元の過剰摂取で壊れており、彼の世界に映る人間は全て美少女となっております。そのため本作品における登場人物は（ビジュアル上は）全員が美女（美少女）のみとなっているわけですね。

　＜百合度＞

ありません。

・・・が、ビジュアルがビジュアルなので、人によってはそこに見出す方もいるのかも・・・しれません？

　＜総評＞

純粋に作品として、非常にお薦めの一作です。素敵・素晴らしいではなく、単純に興味しろい。内容も面白いですし、作中グルメや原作者さんの各話コラムも非常に魅力的です。人を選ぶ可能性はありますが、個人的にはそこまでではないと感じております。念のため第一話だけ何かしらの手段（webnewtypeやニコ静など）で読んだ上で、もし気に入ったのであれば是非購入した上で読んでいただきたい作品です。

それではノ

※個人的に「シタミさん」は記事にしたつもりになっていた程度にはお勧めです