※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります
※画像クリックでamazon商品サイトに飛びます
<作品概要>
・タイトル:ほのぼの学園百合小説 キタコミ!
・ 著者 :水原渉
・イラスト:tojo
・投稿時点での発行巻数:2巻(刊行中?)
<評価>
・ シナリオ :★★★★★★★★★☆
・ 構成 :★★★★★★★★★★
・ 世界観 :―
・ 雰囲気 :★★★★★★★★★☆
・キャラクター:★★★★★★★★★★
・ テキスト :★★★★★★★★★☆
・ 絵 :★★★★★★★★★★
・ 読みやすさ :★★★★★★★★★☆
・ 総合 :★★★★★★★★★★
・ オススメ度 :★★★★★★★★★☆
<百合的注意点>
・百合度:高
・男性キャラの登場頻度:低→中
・ 男性キャラの邪魔さ :低~→中~高
<感想など>
こんばんは!
最近はGameFiが熱い! という情報を散見するため、私も色々と調べてみました。色々と調べてみたのですが、ゲームがどうにも欧米系?に偏ってしまっていて、ビジュアル的に好きになれそうにないものが多い・・・。そんななかで唯一私でもやる可能性があると感じられたのが「元素騎士online」です。私は知らなかったのですが、以前同名?のMMOが存在したらしく、その新しいものらしい。制作が台湾だかどこかのようで、ゲームがアジア製のテイストなんですよね。かつてRO沼に沈み切っていた私にとっては、かなり相性が良さそうな作品です。ロードマップを確認するとクローズドαが2022年5月、クローズドβが6月で、オープンβは記載がなかったけど2023年になるのかな?
ここはそういうサイトではないので詳細は省くのですが、このプロジェクトに関わる仮想通貨はMVとRONDという二種類があるらしく、MVの方が間もなく上場のようです。ホワイトリストが公開されているので、気になる方は是非ご自身でご確認を!(私が何か言って間違っていても困るので・・・(笑)) なお現在プレゼント企画(的な何か)を実施中なので、そのリンクを貼っておきます。もし気になる方がいましたら、そこを踏んでもらえれば私が喜びますので、よろしくお願いします。
雑談が長くなりましたが作品紹介に移りましょう。本日も同人小説の紹介です。本日紹介するのは、少し前に第二巻が発売された「ほのぼの学園百合小説 キタコミ!」です。
帰宅部の1年生、野阪千紗都が、クラスメイトの涼夏と絢音、中学からの友達の奈都と4人で、仲良く過ごす青春学園物語。
ほんのりと百合の香るお話です。
第1巻は、Web上で公開している第1話から第12話までと、番外編『帰宅部活動』に加えて、千紗都の入学から帰宅部結成までを描いた書き下ろし『結成』を収録しています。
舞台となる結波高校は共学のため、時々男子が出てくることもありますが、男女の恋愛に発展することは一切ありません。
百合好きの作者が、同好の士に捧げる百合小説です。
タイトルから勝手にきらら日常系くらいの百合度を想定していたのですが、実際に読んでみたら思いの外ガッツリいってたのでびっくりしました。非常に独特な雰囲気の作品で、不思議な魅力を持っていますね。
日常系という感じもあるのですが、しっかりとしたストーリーがあるようにも感じます。メインの四人の関係性も少しずつ変わっていくし、時も流れていますね。ジャンルがちょっとわからないですが、日常系とラブコメの合間くらいでしょうか。主人公のハーレム物っぽいといえばそうだし、違うと言えば違います。最大の特徴はかなりねばねばしているところだと思います。スキンシップ(という言葉の範囲はもう超えていると思うけど)が非常に、極めて強いので。
メインキャストは紹介文にもある四人です。テキストの一人称でもある主人公・千沙都。彼女の中学からの友人で、バトン部に所属している奈都。主人公のクラスメイトで、帰宅部仲間の涼夏と絢音です。
百合度は非常に高いと思います。繰り返しになりますが、とにかく身体的接触が強い。最初は別れ際のハグぐらいだったのですが、徐々にキス(フレンチも含む)が当たり前になっていくので。ちなみにキスは基本的に主人公と他の誰かの組み合わせでします。ただ他のメンバー同士も非常に仲がいいので、二巻で主人公が言うように『グループ交際』という単語が一番丁度良いのでしょう。四人の関係性は徐々に変化しますが、友情~愛情の間というより、友情と愛情の両方というのが正しい気がします。非常に表現の難しい関係性だと思いました。
最初に記した通り、とても不思議な魅力を持った作品だと思います。基本的には全員仲がいいのですが、時折齟齬が生じることがあって、そういう時はかなり胸が苦しくなります。特に主人公の感性?考え方?がちょっと独特で、他のメンバー(特に奈都)が言うように不安に思ってしまうシーンが多々ありました(相手への依存度が極めて高いのに、最後の最後、どこかのラインに達したら諦めてしまいそうな怖さがある)。ちなみに第二巻はかなり男子の出番が多いです(評価項目参照)。紹介文で作者さんの言うようにそれが特別な関係になることはありませんが、一応留意しておくといいでしょう。
繰り返しになりますが、かなり独特な雰囲気を持った作品です。そのため百合度は高いですが、多少好みは分かれる可能性があると思います。四人の関係性が好きになるか、それと主人公をどう受け取るかが肝だと思うので、気になる方はまず一巻のみ読んでみるのがいいでしょう。なろうにてweb連載しているようなので、お金を出すか悩む方は一度そちらを確認してみてから、判断するのもいいと思います。
それではノ