百合好きによる百合好きのためのレビュー

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私たち殺し屋です、本当です、嘘じゃありません、信じてください。

※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります

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 <作品概要>

・タイトル:私たち殺し屋です、本当です、嘘じゃありません、信じてください。
・ 著者 :兎月竜之介
・イラスト:ハル犬
・投稿時点での発行巻数:1巻(完結?)

 <評価>

・ シナリオ :★★★★★★★★☆☆
・  構成  :★★★★★★★★☆☆
・   世界観  :―
・   雰囲気  :★★★★★★★★☆☆
・キャラクター:★★★★★★★★★★
・ テキスト :★★★★★★★★★☆
・    絵   :★★★★★★★★★☆
・  読みやすさ :★★★★★★★★★★

・  総合  :★★★★★★★★☆☆
・  オススメ度 :★★★★★★★☆☆☆

 <百合的注意点>

・百合度:中
・男性キャラの登場頻度:中~高?
・  男性キャラの邪魔さ :低~中

 <感想など>

ゆっくりプレイしていくと、そう言ったその日に早速完徹した水城です。ごきげんよう。
ゲームってやり始めると無限にやってしまうんですよね。今回も気が付けば15時間もプレイしていました・・・。ちなみに今回コンシューマー系を再開するにあたって、ソシャゲはプレイ数をついに二つまで減らしました(しかも片方は無課金で毎日デイリーこなしている程度)。このまま金食い虫さんは減らしていきたい・・・ですね・・・(遠い目

 

さて、本日も小説作品の、既刊の紹介ですね。

「わた、わ、わたた、私はプロの殺し屋だぞ!」 殺し屋少女・ヴィクトリアとシャルロッテは今日も無人鉄道で世界を巡(めぐ)る。 可愛い容姿に不釣り合いな重い拳銃を携(たずさ)えて――。 行く先々で殺しの仕事を請け負う二人だが、なぜかここぞという場で敵(変態紳士)に捕まるドジっ子ヴィクトリア。殺し屋を名乗って敵を脅(おど)すも、その可愛さじゃ信じてもらえず絶対絶命! でも、ピンチの時はシャルロッテが助けてくれると信じてる……! 謎の組織『黒薔薇会(くろばらかい)』の美少女刺客に執拗(しつよう)に粘着質(ねんちゃくしつ)に狙われたりもするけれど、私たち殺し屋少女はプロですから、どんな時でも元気です! 残念カワイイ二人の危険なのにどこかゆる~い旅物語が発車します!!

何だかソーニャちゃんみたいな殺し屋ですね・・・。それはさておき。

主人公二人が殺し屋の、コメディ寄りの作品です。基本的に単話読み切り形式になっているため、サクサクと勧めます。シリアス度も高くなりすぎず、あくまで二人の旅路を見守るというのが話のベースになっていますね。

メインキャストは主役の殺し屋二人に加え、旅路を共にする列車の搭乗員(ロボ)が一人。それと紹介文にある黒薔薇会のメンバーが二人ほど登場します。先に述べたように単話で区切った構成になっているため、お話お話で敵対する相手に関しては毎回別になりますね(依頼のターゲットになることが多いでしょうか)。なおテキストは基本的にヴィクトリアの一人称です。

百合度は・・・そこそこくらいでしょうか。主人公二人はある(元)殺し屋の女性に拾われて育てられたため、非常に強い絆で結ばれています。ヴィクトリアの方は若干ツンデレちっくにシャルロットに好意を示し、シャルロッテは素直にヴィクトリアにくっついていく感じ。ただ紹介文でも触れられていますが、ストーリー上毎回のように、主人公の片割れ・ヴィクトリアがターゲットに捕らわれるなどして辱められるという流れがお決まりであるんですよね。コメディ調で描かれるためそこまで沈んだ感じにはなりませんが、まぁテンションは下がるので留意しておくのがいいでしょう。

そんなわけで、『殺し屋』というテーマはあるものの、コメディタッチで非常に読みやすい作品かと思います。逆に言うとシリアスなものを求めている方には向かないと言えるでしょう。表紙でわかるでしょうが・・・(ちなみに表紙のようなシーンはありません。特にシャルロッテはいつもきゃっきゃしている感じなので、なおありませんね)。百合度はまぁまぁとはいえ、高頻度に出てくる『変態紳士』共もいますし、あまり強くお勧めとは言い難い感じの作品でした。見せ場はヴィクトリアが(場合によってはシャルロッテも)捕らわれて辱められるシーンですので、女の子のお色気コメディー系作品が好きな方が考慮してみるといいでしょう。

それではノ