百合好きによる百合好きのためのレビュー

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彼なんかより、私のほうがいいでしょ?

※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります

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 <作品概要>

・タイトル:彼なんかより、私のほうがいいでしょ?
・ 著者 :アサクラ ネル
・イラスト:さわやか鮫肌
・投稿時点での発行巻数:1巻(完結)

 <評価>

・ シナリオ :★★★★★★★★★★
・  構成  :★★★★★★★★★☆
・   世界観  :―
・   雰囲気  :★★★★★★★★★☆
・キャラクター:★★★★★★★★★★
・ テキスト :★★★★★★★★★☆
・    絵   :★★★★★★★★☆☆
・  読みやすさ :★★★★★★★★★☆

・  総合  :★★★★★★★★★★
・  オススメ度 :★★★★★★★★★★

 <百合的注意点>

・百合度:高
・男性キャラの登場頻度:低~中
・  男性キャラの邪魔さ :低~

 <感想など>

こんばんは!

オートファジーを取り入れて二か月程たった水城です。体重を一切計っていないので効果のほどはわかっていないのですが(ぇ)、両親は引っ越してきてすぐから比べるとお腹がへこんできたと言ってくれています。間食をやめた影響の方が大きい気もしますが、しばらくはこのまま様子を見てみようかな?と考えている今日この頃です。

 

さて、本日も続けて小説作品の紹介です。本日も前回同様ファンタジー作品ではありません。「彼なんかより、私のほうがいいでしょ?」ということで、そういう(?)作品ですね。

「好きな人ができたみたい……」
えっ。その言葉に水沢鹿乃の魂は、一瞬すぽーんと旅立ちかけた。
幼馴染の少女・堀宮音々。ゆるふわなセミロングが魅力、運動以外は成績優秀、家庭的で気もよく利く彼女が、好きな男ができたと言ってきたのだ。
 ――鹿乃は、音々が好きだ。
女の子同士なのに。いつの間にか彼女が、親友以上の存在になっていた。それなのに……。どうしようどうしよう音々を渡すもんか、と思い悩んだ挙げ句、鹿乃の思考は、世にも奇妙な着地を遂げる。
それは。
「心は無理でも、体なら……!」(!?)
かくして、鹿乃の無茶でちょっと過激な【音々攻略作戦】が始まる!

発行は電撃文庫ですが、かなり攻めてきたと思います(えっち度的な意味で)。

紹介文からわかるようにタイトルにある『彼』というのは、彼氏ではなくヒロイン・音々が好きだと発言した男性ですね。それを聞いた主人公・鹿乃が、日々嗜んでいた百合ものの作品を総洗いし、選んだ作戦が『NTR』でした(百合姫あたりでたまにありますね)。そんなわけで、身体的接触のかなり強い作品となっています。

さて、『NTR』というとご存知(?)、正直私はあまり得意なジャンルではありません。なのでタイトルを読んだ段階ではかなーり買うかどうかは悩みました。同種の嗜好を持っている方がいるかもしれないので先に結論をお伝えしましょう。

大丈夫。悩まなくて大丈夫です。

多分1/4も読めば概ね私の言っていることはわかっていただけるかと思います。安心して下さい。

まずメインの登場人物ですが、ほぼほぼこの二人で完結しています。渦中の『彼』に関しては、間接的な登場(言葉・脳裏など)が殆どで、実際にはあまり登場しません。あくまで『NTR』がメインなので、主人公がその彼を出汁にしてヒロインといちゃいちゃするのがメインなのですね。サブレベルの登場人物としては、その『彼』と、あとは主人公を慕う後輩ちゃんが後半に少し、といったところ。繰り返しになりますが、ほぼ主人公とヒロインしか出てきません。

百合度は非常に高いです。何せヒロインを身体で寝取ろうと画策しているわけですから、身体的接触の頻度が極めて高く、また強く深いです。メインテーマが百合寝取りですからね。低いわけがありません。

そんなわけで、極めて強くお勧めできる作品と言えるでしょう。キャラクターに関してですが、少し読み進めた段階で「あ、このヒロイン私の好きなタイプだ」と何となく察せられましたし。ここの読者さんであれば基本的に広く勧められる作品かと思います。ただ一点、先にも述べた様にえっち度がとても高いです。なのでそういう作品がどうしても苦手、という方だけ避けて頂ければいいかと思います。そうでない限りは買わない理由はないので、未読でしたら是非、この後すぐに購入して読んでいただければと思います。

それではノ