※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります
※画像クリックでamazon商品サイトに飛びます
<作品概要>
・タイトル:魔導書工房の特注品~落ちこぼれ貴族の魔導書を作ろう~
・ 著者 :いつきみずほ
・イラスト:にもし
・投稿時点での発行巻数:1巻(刊行中)
<評価>
・ シナリオ :★★★★★★★★★☆
・ 構成 :★★★★★★★★☆☆
・ 世界観 :★★★★★★★★★☆
・ 雰囲気 :★★★★★★★★★★
・キャラクター:★★★★★★★★★★
・ テキスト :★★★★★★★★★☆
・ 絵 :★★★★★★★★★★
・ 読みやすさ :★★★★★★★★★★
・ 総合 :★★★★★★★★★★
・ オススメ度 :★★★★★★★★★★
<百合的注意点>
・百合度:中
・男性キャラの登場頻度:中~
・ 男性キャラの邪魔さ :~中
<感想など>
相も変わらずソシャゲに大量の金額をつぎ込んでいる水城です。ごきげんよう。
働いていないんだからいい加減こういうの止めないといけないんですが、止められない。ソシャゲは恐ろしいですね。
それはさておき、ブログ書き始めたら急に地震が来ましたね。千葉県北西部が震源でM6.1ということで、そこそこ大きめでしたね。私は現在神奈川(横浜市)に住んでいるので、震度4-5弱。久々に大きい地震を経験しました。今回は大災害クラスではないと思いますが、避難経路や危険な場所(自室においても)などしっかり確認しておきたいですね。日々の備えととっさの判断のシミュレートをしておきましょう!
さて、本日の紹介作品は「魔導書工房の特注品」。あとがきを読んでいて気づいたのですが、以前紹介した「新米錬金術師の店舗経営」の作者さんだったんですね。道理で安心して読めるわけです。
魔法オタクの少女・ティスカは、魔法学校時代の後輩・エルネや同学年のライバルだったリセと一緒に魔導書工房を開く。今どき珍しい、お客さんの悩みにあわせた特注の魔導書作りで、目指すは王国一の人気工房!?
若干のシリアスもある準日常系な感じのファンタジー作品です。上記別作品同様、主人公がお仕事を頑張っていく系の作品ですね。
まだ一巻が出たばかりですが、恐らくは一巻区切りで一つのストーリーになる、オーソドックスなタイプの作品かと思います。一巻のストーリーとしては、サブタイトルにもなっている、落ちこぼれ貴族(魔法使い的な意味です)に魔導書を作るというのがメインの一つです(一巻なので主役キャラクターの紹介や触れ合いのパートも多め)。
メインキャラクターは現時点では四人。紹介文にもある三人の魔法学校卒業生と、謎の長命種一人で、全員女の子(?)です。ちなみに今回のゲストキャラクターとなる貴族は少年で、かつ主人公に完全に惚れていましたが、多分この先は殆ど出てこない気がします。「新米錬金術師」の先生だけあって主人公の性格が非常に安定して私的に好みなのですが、それ以上に好きなのが主人公の自称ライバルであるリセさんです。『優等生』、『主人公のライバル(自称)』というとテンプレートな高飛車ツンデレタイプが浮かぶのですが、リセさんは非常に落ち着いた女性です。妹的立ち位置であるエルネ同様ティスカの才能や姿勢を尊敬しつつも、その少し暴走気味なところには呆れつつも手を差し伸べ続ける感じ。メインキャラクターが全員大人だと本当に安心して読めますね。
百合度はまぁまぁ。この三人(四人)で恋愛的な発展はないと思いますが、エルネもリセさんもティスカが大好きですからね。今後に関しては未知数ですが、「新米錬金術師」を読んでいる感じからして、メインキャラクターに恋愛要素は絡めないと思っています(リセさんだけはお家の関係があるのでちょっとわからないけど)。
そんなわけで、個人的にはかなり好みなタイプの作品です。やっぱり何だかんだ言って私は、大人の、精神的に落ち着いている女性がメインの作品が好きなのでしょう。いわゆるなろう的な表現・要素もないので、広く勧めやすい作品でもあると思います。非常にお薦めの作品なので、是非読んでみてください。読んで気に入って頂けたら、同日に五巻が発売された「新米錬金術師の店舗経営」も是非。
それではノ
※新米錬金術師の方はコミカライズの一巻も販売されたので、そちらも貼っておきます。リンク先に気を付けてください(一番右がコミカライズ版)。