百合好きによる百合好きのためのレビュー

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昭和少女探偵團

※この記事における評価は直感によるものであり、相対的なものではありません
※二巻以降が発売されている場合、記事作成時点で読んだ全てを対象としています
※記事にネタバレを含む可能性があります

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 <作品概要>

・タイトル:昭和少女探偵團
・ 著者 :彩藤アザミ
・イラスト:マツオヒロミ
・投稿時点での発行巻数:2巻(完結?)

 <評価>

・ シナリオ :★★★★★★★★★★
・  構成  :★★★★★★★★★★
・   世界観  :―
・   雰囲気  :★★★★★★★★★★
・キャラクター:★★★★★★★★★☆
・ テキスト :★★★★★★★★★★
・    絵   :(表紙のみ)
・  読みやすさ :★★★★★★★★★☆

・  総合  :★★★★★★★★★★
・  オススメ度 :★★★★★★★★★☆

 <百合的注意点>

・百合度:~中
・男性キャラの登場頻度:中~
・  男性キャラの邪魔さ :低~中

 <感想など>

こんばんは!

ラブライブスーパースター、いいですね。六話の尊さが過去最高クラスで本当に最高でした・・・。やっぱりなんだかんだ言ってラブライブシリーズは外れませんね。CGのレベルもとんでもないし、本当に素晴らしい作品です。

 

さて、本日紹介する作品は「昭和少女探偵團」です。

和洋折衷文化が花開く昭和6年。女学校に通う花村茜と級友たちに怪文書が届いた。疑われた親友を庇う茜の耳に凛とした声が響く。――「やれ、アリバイがないのは僕も同じだぞ」。謎めいた才女・夏我目潮だった。鮮やかに事件を解決する彼女に惚れ込んだ茜は、天才で変人の丸川環も誘い、探偵團を結成するのだが。乙女の園で繰り広げられる昭和本格レトロ青春ミステリーここに登場!

紹介文にあるように、昭和と言っても初期。明治から短い大正を経て、まさに成長の最中にある日本のお話です。

ジャンルはミステリということになっています。ただこちら(読者)が謎を解くようなタイプの作品ではなく、あくまでストーリーを楽しむことに主眼を置いていると感じました。作品は主に主人公である茜の一人称で(一部他の人に視点が切り替わることもあります)、その茜の語り口調がこの作品の特徴の一つかと思います。

メインの登場人物として主役二人(茜と潮)は基本的に動きませんが、他は割と出たりでなかったりです、一応は探偵團結成メンバーのもう一人である環さんと、後に探偵團入りする紫さんの登場頻度が高めでしょうか(特に環さん)。また茜視点が多いため彼女のご両親と、それと刑事が一人、そこそこの頻度で登場します(彼は二巻にて一話分主役も張ります)。

百合度はまぁまぁくらいでしょうか。茜→潮は憧れからスタートしてますが徐々に変化しているような感じもありますし、潮の茜に対するそれも少しずつ変化します。また昭和初期、かつ舞台が女学校と言うことで、エスがあります。作中に登場するペアとしては、主人公の親友とそのお姉さま。一巻では触れられませんが、二巻にてお姉さまも登場します。

作中で登場を継続する男性キャストは、茜さんのお父様と、先の刑事の二人です(ちなみに刑事は茜さんの無自覚たらしにやられて彼女に惚れているっぽい)。また紫さんが初登場した際、彼女と彼女の婚約関連でドタバタがありますので、そのくらいでしょうか。

作品の雰囲気の良さもあって、個人的には非常に魅力的な作品だと思いました。ただ諸々加味してお薦め度は一応一つ下げ。とはいえ基本的には作品の雰囲気さえ合えば非常に楽しめると思います。試し読みで確認して、気に入りそうであれば是非読んでみてください。

それではノ

 

※二巻がわかりにくいので一緒に貼っておきます。